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多数決で民主主義が破壊されていく!

2015-07-16 07:22:08 | 日記

数々の不明な点、未解明な問題、とりわけ憲法違反という明確な問題が明らかになっており、国民の8割が「審議が不十分」と言っているのに。
安倍首相まで国民の理解がすすんでいないと漏らしたように、昨日の強行採決はどんでもない暴挙だ。
それを審議時間の問題にすり替えている。

まさに数のおごり!

なぜここまでアメリカに忠実なのか。

アメリカでは財政削減から米軍の4万人削減が報道されている。その肩代わりなのか。自衛隊の戦死者まで出す海外派兵の「戦争法案」。
沖縄の辺野古では1~2兆円ともいわれる当方もない建設費を日本の税金ですすめようとしている。
アメリカにとって笑いがとまらない。

議会制民主主義とは、選挙で多数を得た政党が、何でも数で議決することは想定していない。有権者は全権委任したわけではない。
少数会派の政党でも国民の意思を反映するために、議会での議論、審議がある。
学校で習わなかったのか?

多数決で民主主義が葬られた歴史がある。
ドイツのヒットラー時代だ。
選挙で多数をとり、「全権委任法」ともいわれている法律を通して、時では、世界でもっとも民主的な憲法が「法律」で停止させられた。
憲法の下にある法律が、憲法を覆すことになった。その結果が、第二次世界大戦であり、世界で6千万から8千万人ともいわれる途方もない人命が殺され、街は破壊されつくした。
日独伊三国同盟の進んだ道だ。

安倍首相は、戦前の日本が「美しい日本」であり、「武器の使用」はあっても「武力行使ではない」と世界で通用しない論理を公言している。
また、核兵器を保有しても憲法違反ではない、と平然と言い放つ政治家でもある(2002年の官房副長官であった安倍晋三)。
世界からは「極右」と評価されている。

自民・公明の歴史的責任が問われることになる。
今日は本会議、次は参議院。

止まれ!
反対の声が「燎原の火」のごとく広がっている。

歴史は同じように繰り返しはしない。