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不誠実

2015-07-30 07:17:14 | 日記

きのうは参議院で、小池晃氏が「戦争法案」を追及した。
このままでは必ず死者が出ると追及しても、「戦闘行為がないと見込まれる場所を」と相変わらず同じ答弁。すかさず「法律に書いてあるのか」と聞くと、中谷防衛大臣は、しぶしぶ「どこにも書いてない」と答える状況であった。

当たり前だ。旧条文から削除したからである。
周辺事態法→重要影響事態法に変えて、削除した項目は第三条「後方地域 我が国領域並びに現に戦闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる」
これが全文削除されている。

安倍首相の「安全」という答弁が、いかに不誠実か、よくわかる。

アメリカの引き起こした9・11に対するアフガニスタンへの報復戦争がいかに世界を危険にさらしているか。

小池質問で、テロがいっきに増大している。

家族が、友人が殺され、憎しみと報復。
憎悪の連鎖をどう断ち切るか、が問われている。

アメリカ軍への武器弾薬、食料や水を戦闘現場まで運べば、間違いなく、戦闘になる。そして日本も憎悪の連鎖に巻き込まれていく。

これが「戦争法案」でもっとも現実的な危険だ。
日本が攻撃されたらどうするのか、などという抽象的な問題ではない。

「総理は、自身の地元中の地元からの厳しい声をどう受け止めているのか」。小池氏は、安倍晋三首相の祖父、安倍寛氏の出身地であるである故郷の浄土真宗本願寺派の組長(そちょう)が手紙を送ったことを紹介した。
「貴殿の祖父、安倍寛氏は、・・・反戦の立場より翼賛体制に染まることなく批判し、無所属で見事当選されました。ご尊父、普太郎氏は『俺は安倍寛の息子だ』と父を誇りとされていたとのことです。なぜ貴殿が安倍家の誇りを大切にされず受け継がず、日本を危険な方向へ導かれるのでしょうか」。
これに対して、安倍首相は、「地元にもさまざまなご意見がある」、「今回の法案は間違いなく、国民の命を守り平和な暮らしを守り抜くもためのものだ」と強弁しました。(30日付赤旗)

まさに聞く耳を持たないとはこのこと。

一日も早く安倍首相を退陣させないと国民の命が危ない。