社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

言葉と現実の乖離

2016-09-30 07:46:02 | 日記

乖離(かいり)とは、離れること。
安倍首相の代表質問への答弁を聞いて、
黒を白としたり、美辞麗句の修飾が多く
これほど現実と向かい合えない人もめず
らしいのではないか。

アベノミクスにとって都合の良い数字を
羅列し、批判をかわす。日銀も、株価操
作も限界に達しているのに認めようとし
ない。
経済の重要な側面である国民の生活がま
ったく見えていない。

TPPしかり、戦争法しかり、「もんじ
ゅ」も、沖縄米軍基地も。

政治家は抽象的な言葉、美辞麗句を使い
たがる。私も含めて「自戒」が必要だと
思っている。

私自身は、「唯物論者」たろうとしてい
る一人だ。

「唯物論」は哲学上の概念であり、客観
的実在を認め、意識はその反映であるこ
と。これ以上の意味はない。
この立場にたとうとすると、現実との格
闘が求められる。現実をつかみとろうと
する大きな努力が必要だ。

そして我々は、「解釈」だけでなく、「
変革者」である。有名な「フォイエルバ
ッハ論」にある一節だ。

豊かな日本で、格差と貧困はさらに深刻
化している。

現実がみえなくなっている安倍首相の演
説は、さしずめ哲学的には「観念論」に
陥っている。

それを打ち破るのは「実践」である。


感謝のつどい

2016-09-29 08:00:33 | 日記

40年前、医療過疎であった道東地域に民医
連の旗がたち、道東勤労者医療協会が設立
されて、「くしろ医院」が開院しました。

その先頭にたってきた時沢先生の「感謝の
集い」が28日開かれ、多くの方々が集まり
ました。

地域のなかで、地域とともに、命と健康を
守ってきた先生であり、私が議員として地
域を歩けばあるくほど、先生の医療が地域
のなかに、しっかり結びついていると感じ
ていました。

数年前、「すい臓がんで手術することにな
りました」という方がいましたが、そのと
き、初期の発見率4%という記憶があり、
これは大変なことだと思いました。
その後、この方は今でも元気に過ごされて
います。

よく発見したものだと思いました。
現在でも、発見した時はステージ4が4割
といわれているほど、発見が難しいすい臓
がんです。しかし初期で発見されれば完治
するようです。

また高齢者から、先生の前にたつと元気に
なってしまう、病気が治ってしまう、と聞
かされたときは、すごいなと思っていまし
た。

どれほど多くの人が助けられてきたか。
感謝の意は言葉であらわせません。

今、くしろ医院は閉院しましたが、その精
神は「協立病院」へと引き継がれています。

自公政治のもと、医療が、病院が、「生き
残りをかけて」と競争を煽られています。

北海道の「地域医療構想」の案がパブコメ
にかけられています。「医療費削減」先に
ありの計画がどんどん進行しています。
上からの「統計的手法」など、現場からか
け離れた方法で「削減」が進められようと
しています。。

本来の「医療」からかけ離れていきつつあ
るなか、その逆の流れもしっかり定着し、
進み、せめぎ合いになっています。

長い間、ほんとうにありがとうございまし
た。


青空まつり

2016-09-28 07:38:23 | 日記


日本共産党後援会主催の青空まつり

25日に開かれた青空まつりにあいさつを
行った。

「明日の会」からの要請を受諾し、市政
の流れを転換する決意を述べさせていた
だきました。

地域経済の主役である中小企業。とりわ
け小規模事業者、個人・家族経営者に寄
りそう支援を行っていく。
国基準にまとめられてしまった福祉を、
困った人にこそ手を差しのべる釧路市独
自の福祉の充実を呼びかけました。

そして図書館問題に典型的にあらわれた
市民の声を聞かない市政の転換を、強調し
ともに力を合わせて実現しようと訴えまし
た。

久しぶりに広がる青空と強い日差し。
食べて、笑って、元気をもらいました。


都市間バス

2016-09-27 07:42:57 | 日記

JRが不通となっているため、札幌への出張
はバスを利用した。私にとっては初めての都
市間バスの利用であった。

自然災害とはいえ、対災害にたいして、国鉄
民営化は対応能力がどうなのかの検証が求め
られているのではないか。

国鉄分割民営化後、首都圏を中心に人口の多
いところは、新線や新駅のニュースが流れて
くるが、過疎の北海道は「廃線」の話ばかり
だ。

どんなに住民にとって必要であろうが、「儲
け」がなければ手を出さない。これが民営化
の原理だ。

だからこそ、経済には「第1セクター」が求
められている。

国土全体をトータルで考えることができなく
なってしまったのが「国鉄分割民営化」の結
果であった。

株式会社万能論、民営化こそが市民の利便に
応えることができる。そして「新自由主義」
の原理がひろまっていった。

行政も指定管理者制度で、続々と行政サービ
スが民営化されていった。
その結果が「官製ワーキングプア」が広範に
ひろがっていった。

ダウンサイジングが行われると、もとに戻す
のが大変である。不可逆現象ともいえる困難
性をおびる。

消費が伸びない。
ほとんどが政治の責任だ。
「民営化万能論」の見直しが必要な時期では
ないか。

釧路・札幌間のJR復旧が急がれる。
しかし、自公政府は「リニア新幹線」の前倒
しのため巨額な予算を計上しようとしている。

そんな金があるならば、公共鉄道の復旧が先
であろう。JRは民間になってしまったが、
公共輸送にかわりはないのだから。


公開講座

2016-09-26 07:53:07 | 日記

昨日は「ドナーのつどい」に参加した。
「ひとつになった腎臓を大切にする食事」
について、にれの杜クリニックの管理栄
養士:奥田絵美氏の講演であった。

管理栄養士のお話を聞いたのは初めてで
ある。 内容は、
・生活習慣病と慢性腎臓病の関係
・肥満について
・生活習慣病と栄養素の働きの関係
・脂質異常症について
・高血圧について
・外食・コンビニ食品について

お話を聞いて、40代、50代の人は必ず
受けた方がよいと思った。
忙しいとついつい何でも食べて終わらせる
ことが多い。それが生活習慣病をまねいて
しまうこと。反省しきりであった。

最後の外食・コンビニ食品については、氏
がみずから買い集め、調査した結果から、
解き明かしていた。

外食の特徴をはっきりさせ、組み合わせが
大事なこと。どうしたらバランスのよい食
事にしていくか。
「目からうろこ」であった。

ドナーになることの利点はいくつもあるが、
そのうちのひとつに、健康的な生活をおく
ることに意識がたかまることだと思う。

この講座はドナーだけでなく、もっとひろ
く行うべきものではないか。

こうした機会をもうけていただいた移植推
進協議会、ドナーの会、そして講師の奥田
氏に感謝したい。
ありがとうございました。


人は文殊になれない

2016-09-24 07:20:12 | 日記

1兆円もの税金をつかった「もんじゅ」が
ようやく「廃止」にむけて動き始めた。

核燃料サイクルの一角が崩れた。

もともとナトリウムは水や水蒸気と爆発的
反応をおこす。学校時代、先生が金属ナト
リウムの一片を水に入れる実験をおこなっ
た。爆発的燃焼でビックリしたことを今で
も覚えている。

そのナトリウムが高温高圧で、さらに放射
性も帯びている。現在の材料では長期間閉
じ込めておくのは困難といわれている。

ヨーロッパやアメリカでは、早々と撤退し
た高速増殖炉だ。日本がこの技術を手にい
れたい気持ちはわかるが、無理なものは無
理であった。

核燃料サイクルという原子力発電に固執し
た自公の政治的責任は大きい。

「もんじゅ」は仏教の文殊菩薩(もんじゅ
ぼさつ)にあやかって命名したといわれる。
人間が「菩薩」になろうとしたこと自体が
「驕り」であろう。
人間の「智恵」への驕りは幾多の悲劇を招
いている。

災害列島である日本は、原発からの撤退の
決断が求められている。


挑戦

2016-09-23 07:30:38 | 日記

この度、明日の釧路をつくる会から市長
候補としての要請があり、受諾しました。
投票日は1ヶ月後の10月23日。

22日に「明日の会」の記者会見が行わ
れました。

市長候補としてあいさつする石川明美。

2期8年の現市政をどう評価するか。

財政危機を御旗の錦にしてさまざまな
福祉や市民サービスを切り捨ててきた。
その結果が、60億円も貯金する結果
となった。不名誉の黒字といえる。

図書館が典型的な例となっている。
市民の声を聞かずにトップダウンで決
めてしまった賃貸借契約。ここには、
市内の建設会社への公平な入札もない。

市民の中に不満や批判が生まれている。
この声をくみ取っていきたい。

そのうえで、2点について。
中小企業は地域経済に主力となってい
る。そのなかでも小規模・家族経営な
どへの支援。
ひとつの例をあげると、小売業は9人
以下が8割を占めている。
ここに市職員が悩みや問題を一緒に考
え、よりそう市政にしたい。

福祉は、すべて国基準になってしまっ
ている。市単独のさまざまな取り組み
がどんどん少なくなってしまった。
市民一人ひとりが困っていることへ手
をさしのべるあたたかい市政にしたい。
そうすることこそ、住んでよかった、
子育てしやすい街となるのではないか。

市政の流れを変えよう。
車のハンドルを少しだけ、市民の方向に
むけよう、と訴えました。

まだ細かい政策など「市民の会」とすり
合わせていきたい。

一ヶ月間の短い選挙となります。
みなさんの声をどんどんお寄せください。


秋桜

2016-09-22 06:39:24 | 日記


満開の桜(釧路市興津地域9月21日)

「秋桜」と書けば「コスモス」と読み
ますが、釧路は本当の意味での「あき
ざくら」となっている。これでは「花
見で一杯」が行われそうだ。

柳町公園では、秋に実が赤くなるナナ
カマドと一緒に桜が咲いている。

台風の影響で、秋と春が同居している
が、朝の気温は7度であった。
釧路の秋は「つるべおとし」のごとく、
いっきに冬にむかう。

これからは、晴れが多く爽やかな季節
を迎える。


政務活動費の使い切り

2016-09-21 07:44:07 | 日記

富山市議会は、釧路市議会の10年前の出
来事だ。領収書の偽造による詐欺という
点では、悪質であり犯罪でもある。

富山市議会では、共産党議員団は残った
お金を返していた。しかし他会派から共
産党に「すべて使い切ってくれないか」
という要請があったと報道された。

釧路市議会も10年前は同じであった。

(石川通信442号2008年6月29日より

当時は「政務調査費」という名であっ
たが、名の通り「調査」が先にある。
何を調べるか。そのために視察や資料、
さらには市民の意見を聞く。その結果
を市民に知らせる、などであろう。

旺盛な調査などで足りない時もあると
思うが、何年も使い切っていると「?」
としか言えないのではないか。
私の経験からは、他会派が旺盛な調査
を行っていたとは思えない。

なんのために議員になったのか。
議員になるために議員になる、そんな
感じを覚えるのは私だけであろうか。

改めて当時のHTBニュースを見た。


戦争法1年

2016-09-20 06:50:30 | 日記


9月19日釧路駅前、戦争法廃止を!

1年前の9月19日、国会で採決されたか
どうかもわからないまま「成立」させら
れた「戦争法」=安保法制。

あれから1年。100人ほど集まった。
みんな意気盛んだ。

憲法にもとづく「法治国家」が壊された
ままの無法状態が続いている。

日本も、世界も、「軍拡」が進んでいる。
日本の軍事費の伸びが異常になっている。
それも「テロ対策」の名のもとに。

アメリカの強大な軍事力が行使されるた
びに、テロが拡散していく。世界は平和
から遠ざかっていく。

憎しみの連鎖を断ち切らなければ。
やはり軍事力で平和は築けない。

シールズの若者たちが訴えていた。
自分の頭で考えよう・・・と。

国民の過半数が反対しているものを、国会
で実現するには、「野党共闘」しかない。
戦争法廃止の1点で。


彼岸

2016-09-19 07:32:16 | 日記

彼岸とはなんとはるかなる言葉であろうか。

今日は彼岸の入り。同時に「戦争法」強行か
ら1年となった。

釧路市は、午後1時から抗議集会が開かれる。
標茶、別海、根室(17日)でも開かれる。

アフリカの南スーダンでの「集団的自衛権」
の行使=駆けつけ警護などが目前に迫ってい
る。マスコミにとって、まさに「Xデー」が
迫っている。

先の大戦でどれほどの国民を「彼岸」に送り
込んだのか。中国大陸やアジア各地に攻め込
み、アメリカとの戦争に踏み込んだ。
その結果が、日本国民230万人、アジア2000
万人ともいわれる途方もない人命が失われた。

二度と戦争はしない。この決意のもと、戦後が
はじまったはずではないか。

今再び、日本が攻撃されてもいないのに、遠い
外国で若き自衛隊員が「戦死」しかねない。

安倍首相と自公政権が強行した若き自衛隊員の
「彼岸への道」から「此岸(しがん)」に引き
戻すために、引き続き大きな運動が発展してい
る。

彼岸の入りで思う。
「戦争法」廃止。この1点で。


君を乗せる舟

2016-09-18 08:39:58 | 日記

「髪結い伊三次捕物余話」の文庫本第6
巻の最後のお話し。青春のほろにがさと
ともに、スピード感のある展開であった。
5巻の暗さと比べたら様変わりとなって
いる。

宇江佐真理さんは、昨年の11月に亡くな
られたが、ライフワークともいわれる代
表作が「髪結い伊三次捕物余話」だ。
亡くなられてから、少しずつ読み始めた。

これがなかなかおもしろい。
江戸時代の髪結いと芸者の恋と結婚、そ
のなかでの捕り物が展開されていく。
貧乏な髪結いと芸者のとりあわせは普通
では考えられないところがおもしろい。
伊三次は十手をもたない「小者」として
活躍していくが、上司の同心をはじめ、
みんな欠陥人間ではないかと思われるほ
ど人物描写がすばらしい。スーパーマン
は誰もでてこない。
いわゆる江戸の「市井」ものだ。

時代小説の醍醐味は、市井の人情ものの
なかにあるのではないだろうか。


9月の雨

2016-09-17 07:09:27 | 日記

ようやくお日様がでたと思ったら、昨日の
夕方は雨。時雨にはまだ早いが、篠突く雨
であった。

9月になるとラジオから流れる曲がある。
「9月の雨」
女性の失恋の心情と新しい一歩を後押しす
る名曲だと思う。

辺野古訴訟の判決が福岡高裁であった。
国の主張をなぞったような不当判決といえ
る。国防や外交に地方は口を出すな、とも
いえる判決であった。

政府や自公は、どれだけ沖縄県民の心情を
踏みにじってきたのか。
しかし翁長知事の発言は、まったくぶれな
い。

曲には「冷たい雨」から「やさしい雨」へ
のフレーズがある。

沖縄県民のたたかいはつづく。
私たちも連帯を。


議員の堕落

2016-09-16 07:08:41 | 日記

富山市議会で辞任が相次ぎ、欠員7に達し
て補欠選挙が行われる。

政務活動費をめぐる偽造、詐欺事件だ。

報道をみて、なんと「せこい」ことか。
それどころか、やってもいない飲み屋での
市政懇談会、領収書の偽造など、公文書偽
造による詐欺罪ではないか。刑事事件とし
て立件すべきだ。

自民など保守系議員の「堕落」は底知れな
い。

そういえば、稲田防衛大臣の520万円もの
「から領収書」も報道されたばかりだ。こ
ちらは「みんなやっている」と平然として
いる。

国会議員も罪に問われないのだから、親分
がやっているのだから、と地方議員も「右
へならえ」である。

釧路市議会も、政務活動費(当時は政務調
査費)をめぐって大問題が起きた。
このときの私のニュースは→

この結果、私たち共産党議員団の主張のほ
とんどが通ることになった。
当時は、最も厳しい政務調査費の内規をつ
くって自己規制しており、そのことを各会
派に採用することを求めた。

政務調査費の内規の一部は、
・領収書は品目名を明確に記入する
・旅費は実費払いとし、すべて領収書を添
 付すること。
・飲食費は原則として支出しない
・議員個人への支給と疑われる下記ものは
 政務調査費を使わない
というものである。(2002年に作成)

これは当たり前のことだと思った方もいる
と思いますが、他会派の現状をみていると、
ここまで書かなければならないほど情けな
いものとなっていた。

その結果が、2007年8月のテレビ報道につ
ながり、釧路市議会に激震が走った。
この時の映像がHTBセレクションズとし
て、youtube に残っている、こちら→

現在の釧路市議会はかなり厳しい規定となっ
た。

釧路市議会や全国の地方議会の経験が、富山
市議会の保守系議員にはまったく伝わらなか
った。
いや、国会議員もやっているからと、たかを
くくっていたのであろうか。

誰が、どの政党が、市民の声を、そして想い
を政治に届けるのか。ぜひ考えてほしいと思
った。


法治主義

2016-09-15 07:49:14 | 日記

大臣をはじめ、行政は法律にもとづいて
行わなければならない。これは大原則だ。
同時に「立憲主義」の原則でもある。

自衛隊を出動させるときは自衛隊法。
ところが、この自衛隊法をどう解釈して
も、今回の沖縄の米軍オスプレイの着陸
帯建設工事に、自衛隊のヘリコプターを
使えない。

そこで出してきたのが「防衛省設置法」
の4条19号だった。

昨日も書いたが、どう見ても無理。
法律の目的も違うし、これでは自衛隊法
がなくてもOKという恐ろしいことにな
る。

稲田防衛大臣は、法律に基づかない命令
を実力部隊の自衛隊に出したことになる。

公務員なら懲戒免職ものだ。
稲田氏は法を守る弁護士でもある。弁護
士としても懲戒処分ものではないか。

暴走政治によって、法治主義(ほうちしゅ
ぎ)が壊されていく。
それも安倍首相の「法にもとづく支配」と
いう言葉のもとで強行されている。

まもなく「戦争法」=安保法制の強行から
1年になる。廃止をめざす声をあげようと、
釧路市は、19日午後1時から。
標茶町や別海町でも行われる。
根室市は17日。