社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

国会12万、釧路からも!

2015-08-31 06:50:13 | 日記

8月も最後。
戦争法案は絶対に廃案を!
大きな声が国会をとりまき、そして釧路からも!

   青空のもと、釧路駅前でもたくさん集まりました。(250人)

参加者から口々に「戦争法案」は絶対に廃案させる、と強い決意
が述べられた。
2人の娘さんをもつお母さんの訴え。
神父さんからは、札幌でキリスト教、仏教、神道などが集まり、
戦争法案に反対する「宗教者の会」がつくられ、声をあげている
ことが報告された。

参加者からは、たくさんの平和への思いが語られ、その都度大き
な拍手があがった。

国会の12万人包囲の映像はすごい、のひとこと。

安倍首相や自民・公明の与党は、あいかわらず「戦争」法案では
ない、レッテル貼りはやめろ、そして「ていねいな説明」を、と
同じことを繰り返している。
「平和のための法案」ならば、なぜこんなに反対の声が広がって
いるのか?

いったい何をみているのか。
衆議院では、議論は出つくしたので採決したと自民党は述べてい
たが、参議院では質問に答えられず審議中断(77回)ばかりが続
く。まさに欠陥法案であることがあきらかになっている。

「ていねいな説明」を行えば行うほど国民の理解は進むどころか、
ますます反対が増えてきている。これは国民の理解がすすんでき
たことの表れ。その結果、安倍首相や自民・公明は「はだかの王
様」になってきている。

選挙で国民の2割台しか支持されていない自民党が、国会での数
の力で強行採決することは許されない。

いったん廃案にして「出直せ」と言いたい。


計画なき訓練

2015-08-30 06:54:20 | 日記

ノーザンレスキュー2015が始まった。
昨日が大きな山場で、今日終了する。

  約100mの川幅の釧路川での架橋訓練(29日)
  画像を右クリックして「名前をつけて画像を保存」を左クリック
  その後、保存した画像を開くと大きく見ることができます。

南海レスキュー、みちのくアラートなどに続く自衛隊が主役の
災害救援の訓練であるが、やはり疑問はつきない。

そもそも北海道や各自治体の防災計画に、外国軍は入っていな
い。さらに大規模災害に対処する基本は自治体である。
釧路市が「対策本部」を立ち上げ、それにさまざまな機関が協
力するという計画があたりまえではないか。

しかし、今回のノーザンレスキューは、釧路市がお手伝いとな
り、自衛隊の「北部方面隊」が中心である。

何かおかしい。

くれぐれも大規模災害における自衛隊の役割を否定しているわ
けではない。大規模災害に対しては、あらゆる持てる力を総動
員することは当然だ。

その上でも、今回の訓練はおかしい。

9月1日は「防災の日」である。関東大震災の日であり、9月に
は全国の自治体で防災訓練を行っている。
釧路市も今まで9月に行い、私も参加してきた。

ところがノーザンレスキューは、防災計画から外れている。
釧路市に問い合わせても、詳細はわからない状況であった。
とりわけアメリカ軍の参加は、まったく計画にない。

時あたかも「戦争法案」の審議が真っ盛りである。
審議すればするほどボロボロになっている。
その中心はアメリカ軍への協力であり、いままで出来なかった
ことを行うためである。

防災計画にもない米軍、豪軍の参加で防災訓練を行うといって
も「?」と思うのは私だけではない。

党市議団は、緊急に市への申し入れを行った。その中心は「市
民に情報公開」をしっかり行わせることである。
市民がわからないまま「防災訓練」が行われ、市も詳細はわか
らない、では誰のための訓練なのか。本末転倒である。
相変わらず自衛隊員は迷彩服で見えにくい。せめて消防隊員の
ように目立つ服装にすべきである。

秘密保護法、「戦争法案」と自衛隊が「軍隊」として脱皮しな
いためにも徹底的な情報公開とシビリアンコントロールが求め
られている。とりわけ大規模災害訓練こそ、秘密にするべき訓
練はありえない。
対策本部は「市役所」であり、中心は「消防」である。


立法事実の崩壊

2015-08-29 07:09:58 | 日記

新しい法律が必要な社会的事実がなくなってしまうこと。

安倍首相は、集団的自衛権の必要性をパネルを使って説明し
ていた。
➀母親が赤ちゃんを抱いて米韓で避難中に攻撃されたとき、
何もしなくて良いのか?
②ホルムズ海峡が機雷封鎖されれば石油の輸入が止まり、日
本の「存立危機事態」になる。だから自衛隊を?

この二つの「立法事実」が参議院でウソであったことが、明
らかになってしまった。

このようにウソが明らかになるとともに、答弁できずに紛糾
し、審議中断が数限りなく発生している。
委員長による「速記を止めて」が日常茶飯事。すでに参議院
では77回を数えるに至っている。

これだけ止まるということは、立法事実を深くふまえていな
いからであり、「・・事態」という概念も、その事実がはっ
きりせず、コロコロ変わるからだ。

こんな法案は、もう廃案にするしかない。

いよいよ明日の日曜日は、8・30大行動だ。
釧路市は、午後3時に駅前で!!


ウソとごまかし

2015-08-27 08:36:16 | 日記

民主党の議員の質問に対して、中谷防衛省は集団的自衛権行使の判断基準として「邦人が米艦船に乗っているかどうかは絶対的な条件ではない」というとんでもない答弁を行った。

安倍首相は、米艦船に日本人母娘が避難している場合に防護ができないのか、と感情に訴えていた。

これも集団的自衛権を行使するための「方便」だったということである。

「戦争法案」の答弁は、あまりにも抽象的で、すこし具体的になると、すぐにウソとごまかしが明らかになってしまう。
これでよく衆議院で可決したものだとつくづく思う。
自民・公明の衆議員が「イエスマン」ではなかったのか?

参議院の辰巳孝太郎議員の質問は、2004年からの自衛隊のイラク派遣では、「輸送総力の99%を民間輸送力に依存」と書かれていた問題をとりあげた。

ということは、「戦争法案」では自衛隊員だけではなく、多くの民間事業者、民間人が兵たん活動に参加することを意味し、法案で「非戦闘地域」をなくして、「戦闘地域」にも行けることになる。

実際、日本航空も一度だけ参加したことが明らかになっている。

「戦争法案」では、アメリカ軍への武器弾薬を「戦闘地域」まで輸送し、さらに負傷者救出に「戦闘現場」まで行けるとなると、自衛隊員だけではなく、多くの民間人も犠牲になってしまう。そこでの労働者の「安全確保」はまったくない。

厚労省は「海外であるため労働安全衛生法は適用されない」と答弁した。

今年の11月には米海兵隊の実弾射撃訓練が矢臼別演習場で行われる。これにも民間輸送業者が多く関わっている。とりわけ兵士は民間航空機で輸送される。一部は民間の定期便に同乗している。
軍人が乗ると国際条約の保護から外れる。
国際民間航空条約
第3条(b)軍、税関及び警察の業務に用いる航空機は、国の航空機とみなす。

「戦争法案」は、自衛隊員だけではなく、民間人の「戦死者」をつくりだしてしまう。


学テ報道=ジャーナリズム精神ゼロ!

2015-08-26 06:49:14 | 日記

中3理科 平均超え
 道内学テ5科目 小6は最下位

小中理科 正答率底上げ
 「勉強わかる」中3で低下

道内、平均以上達成できず
 改善傾向も厳しい状況

わが家で購読している3紙の記事である。

単なる結果報道で、平均点競争を煽るものとなっている。

こうした報道を見るたびに、我が子を平均以上にと頑張
る親も増えていく。学校も平均点以下となれば、PDCA
サイクルの見直しを余儀なくされ、いっそう点数に目が
向く。平均点以上の学校は、次は下がるかもしれないと
いっそう点数を上げるため・・・

過去問や対策ドリルなど、現場がテスト対策に変貌して
いく。
子どものなかに広がる格差や勉強嫌いにどう対応するの
か。また、子ども達の豊かな人間関係をどうつくりあげ
ていくかの視点はまったくない。
マスコミ報道が、学校・地域間の平均点競争を煽る役割
をはたしているのではないか。

このままでは、学テからはじかれた子どもたちの肩身が
狭くなり、行き場がなくなる。
そして学校現場が「塾」化していく。

現場で何がおきているのか。現場からのしっかりした報
道こそ求められているのではないか。


晴れあがり

2015-08-25 06:16:47 | 日記

今朝の釧路の天気は、雲ひとつない真っ青な空。
気温は10.9度(釧路気象台)。半そででは寒い。

この「晴れあがり」は、釧路地方特有なものだと思う。
いよいよ釧路も秋。


 早朝5時の公園、寒い!!

気候だけでなく、国会も晴れあがってほしいものだ。

昨日の山下書記局長の質問は「70年談話」。主語がない問題を
追及。安倍首相は、その核心をいっさい語らなかった。
①歴代内閣はきちんと認識した植民地支配・・・認めない。
②日露戦争は朝鮮半島植民地化・・・史実にある通り
                 (安倍首相の史実とは?)
③中国等への戦争は「侵略」か・・・歴史家の議論にゆだねる

安倍首相はみずからの言葉としていっさい語らず!

答弁をはぐらかし、最期まで「侵略」を認めない。

自民党の歴代首相と比べても「特異」な立場が鮮明になった。
ウルトラ・ライト(極右)そのものだ。

こうした姿勢は、安倍首相がたびたび語っている、
「自ら反みて縮くんば、千万人と雖も、吾往かん」
(みずからをかえりみてなおくんば、せんまんにんといえども、
 われゆかん)
ではないか。
年頭のあいさつや、地元での講演で使っている。

使い方によっては「国民の声は聞かない」、そして「独裁」宣
言でもある。

これを止めるには、国民的な大運動。
8月30日の日曜日は、全国で100万人行動。
釧路市でも、午後3時から駅前行動を予定!!!


齟齬(そご)

2015-08-23 19:34:41 | 日記

齟齬(そご)の漢字は歯が二つあり、噛み合わせがあわないの
だろうというイメージが浮かぶ。意味は「食い違うこと」、
「ゆきちがい」。

安保法制=「戦争法案」をめぐって、安倍首相や中谷防衛省の
答弁は、条文に照らして「齟齬」がありすぎる。

戦闘地域でも「自衛隊員のリスクはあがらない」
戦闘現場にも「救出」なら行ける。
しかし、後方支援は安全な地域で行う。
危険になったら、退避する。
法案上は、核兵器の運搬も可能。しかし絶対やらない。
そしてPKO活動の「駆けつけ警護」。

この法案で、安倍首相がどう判断するかということと、条文上
の解釈をごっちゃにしている。

首相や内閣が変わったら、条文通りにやります、ということに
なりうる。

答弁があまりにもウソが多く、安倍首相の「判断」と条文上の
「齟齬」(そご)がひどい。
最後には抽象的な決まり文句をペラペラとしゃべって終わる。
あまりにもひどい。

このように問題点があまりにも多いが、ひとつだけ。
「安全な地域で後方支援」というなら、なぜ条文上の「現に戦
闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間
を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる」が削除
されているのか?

これがあるとアメリカ軍への「兵たん」=後方支援が出来なく
なるからではないか?
だから、条文上「戦闘現場」という言葉を使い、戦闘中の負傷
兵を助けに行けるようにしたのか?

条文通り実行すると、間違いなく「戦死者」が出る。

無責任な答弁を続ける「法案」は、廃案にすべきである。


マイナンバーはただちに中止を!

2015-08-22 21:10:34 | 日記

125万件もの年金情報の流出事件をおこし
た年金機構が、第三者委の「報告」を出し
た。要約16ページ、報告書は35ページ
にわたっている。

5月8日からはじまった標的型メールに対
応できなかったことを、いくつかの「ポ
イント」として整理している。
そして、さまざまな分析を行っているが、
内容はあくまでも「セキュリティのノウ
ハウ」に終始しているとしか思えない。

一番大事な、「社保庁の解体」、大規模
な「民間委託」には、まったくふれてい
ない。

第一次安倍内閣の時代に、民間委託と経
費節減の大号令によって、経常費の3割
が業務委託費となり、職員の半数以上が
「非正規雇用」という組織になってしま
った。
基幹業務すら民間委託の非正規に置き替
わっているという。

人件費の削減により、ベテランの排除、
セキュリティの専門家も一人しか置かな
い、基幹も非正規が増えていく。
組織的に「人を育てる」発想が無くなっ
ている。
委託が増えていくと、組織的には「ブラ
ックボックス」だらけになっていき、管
理者も全体がつかめなくなっていく。

このような「機構」に国民の大切な情報
を預ける事そのものが不安である。

標的メールは、ベテランでも難しい。
なおのこと、非正規で頻繁に交替する職
員で大丈夫なのか、そうした問題にはま
ったく触れない。

ネットのセキュリティといえば、すぐ専
門用語の羅列になってしまう。フォレン
ジックといっても、すべて記録している
わけではない。
セキュリティは、インターネット・テク
ノロジーに囚わ
れると、肝心な人間の問題がみえなくなっ
てしまう。

国の基幹業務ともいえる年金で、こんな
状態である。
ましてや、マイナンバーは、民間の中小
零細企業まで扱う、幅広いものである。
年金どころではない。

名だたるIT企業や大企業からの情報漏れ
がつづいている。

にもかかわらず、マイナンバーは大丈夫
とばかり、どんどん進んでいる。

そして、300億円もの税金に群がる企業、
さらに「セキュリティ」の名のもとに巨
額な利権が動いている。

国民のプライバシーを守る立場から、た
だちに「止まる」勇気が必要だ。


平均点競争の泥沼に!

2015-08-21 06:55:03 | 日記

昨日、釧路市の独自の学力テストの結果が
報道された。
私は、もうやめてほしい、と思った。

なぜ「平均点」ばかりが強調されるのか。
結果的に「平均点」しか目が行かなくなる
人がどんどん増えていく。

統計の数字は「平均」以外、たくさんある。
「平均」にも種類がある。人類はさまざま
な集団、大量の物をとらえるために工夫を
してきた。統計学もそのひとつ。
「母集団」をどうとらえるか。
私は「平均」だけでなく、「分散」も重要
な概念ではないか
と、問うたこともある。そしてこちらはほ
とんど問題にされない。

さらに、「正規分布」も習ったと思う。こ
ちらは測定誤差や大量の工業製品の製造に
おける誤差などが問題にされるときよく使
われる。
「正規分布」に対して、平均や分散による
母集団への認識が深まる。
しかし「正規分布」は、ごく一部のものし
か反映していない。
一番の例が、所得や貯金額は「算術平均」
を使わない。

ところが、発想が逆転している。
人間そのものを、「正規分布」に押しこも
うとしているとしか思えない。それも「平
均点」ばかりである。
一昔前の「偏差値」。(これは「分散」に
近いものだが)
悪名高きものとなり、言われなくなってい
る。

「平均点」競争は、子どもたち一人ひとり
を見えなくさせる。必要なのは、一人ひと
りに寄りそった教育ではないか。

また「平均点」競争は、ゴールのない競争
に陥っていく。
平均点を超えれば、他もがんばっているた
め、次は「以下」に落ちるかもしれない。
「平均点」だけが独り歩きしていく。
そして「平均点」を下げるものへの風当た
りが強くなる。

わたしは「平均点=学力」だけでなく、
もっと遊ぶ力をつけることが必要だ、と
主張したことがあるが、「だから学力が
低いのだ」と批判されたことがある。
さらに就職しても「九九が出来ない子がい
る。それは学力が低いからだ。だから「平
均点」を上げろ」となった。
個別の具体例と「平均」を連動させるトリ
ックであった。
その子は、学習障害ではなかったか、何ら
かの原因でつまずき、落ちこぼれてしまっ
たのか。まったくわからないまま、「学力
=平均点」に目をむけさせてしまう。

最たるものは釧路市の「学力条例」である。
点数に目をむけさせるものになっている。
当時、私は議会で批判してきた。その一部
をニュースなどにとり上げた。
        参考に→→こちら
わずか数時間の議論で、多数決で可決する
ものではないはず。

ところで、遊ぶことは人間としての総合力
を身につけていくことになる。いわゆる
「人間力」だ。
これはテスト点数の平均点には、直接に反
映されない。

教育は一人ひとりに寄りそって、ていねい
にしてほしい。
豊かな子どもに育ってほしい。多くの親の
願いではないか。

個々の子どものつまずきや問題は、教室の
先生がよくわかる。
だからこそ先生に信頼を、そしてもっとゆ
とりを、少人数学級をさらに推進していく
こと。

これが重要ではないか。

平均点が報道されるたびに、悲しい思いを
抱いている人は私だけではない。


日本が攻撃されたら・・・ではない「戦争法案」

2015-08-20 06:15:57 | 日記

 昨日、参議院の審議が再開された。
「自衛隊の暴走」が、次から次へと明らかに。

「内部文書」は、もうご覧になったでしょうか。

専門用語も多く分かりにくいものもありますが、はっきりして
いることは、今年の4月に決定した「ガイドライン」=日米防衛
協力指針がベースになっているということ。
この「ガイドライン」を実行するために「戦争法案」があるとい
うことが明確になっている。

2ページ目の二つ目の〇、
「ガイドラインの記載内容については、・・・既存の現行法制で
実施可能なものと、画面赤線部分➁のとおり、平和安全法制関連
法案の成立を待つ必要があるものがあり、ガイドラインの中では、
これらが区別されることなく記載」

ようするに、「平和安全法制」が決まれば、「ガイドライン」に
沿って、アメリカ軍と一緒に行動できること。

なんと、日本の法律も、憲法も、この4月に決定した「ガイドラ
イン」の下に位置づけられているではないか?

そして、4ページ目には「軍軍間の調整所への要員派遣」となっ
ている。
自衛隊を「軍」と呼び、事実上米軍指揮下に置くことになる。
これは、驚きだ!

6ページ目は、自衛隊の南スーダン派遣(アフリカ)の任務=
UNMISS派遣について、「駆けつけ警護」が可能と書かれている。
8月「法案成立」→来年3月に実施。

「駆けつけ警護」とは、まさに「武力行使」そのもの!

南スーダンには350名の自衛隊員が派遣されている。
防衛省のホームページを参照。

今日の朝日新聞の一面には、サマワで群衆が自衛隊を包囲し、一
触即発だったことが記事になっている。「戦争法案」が通れば、
積極的に自衛隊が攻撃できることになる。

「戦争法案」は日本が攻撃されたらどうするのか、などというも
のではなく、外国でアメリカ軍と一緒に、さらには単独ででも
「武力行使」ができるというもの。

これがアメリカが日本に望んでいる具体的なケースである。

こんな法案は、絶対に通してはならない!!!


駆けつけ警護

2015-08-19 06:14:47 | 日記

「自衛隊の暴走」で大揺れの国会。
中谷防衛省は当初「知らない」。そして今では「5月に私が指示し
た」となった。
「白を切る」そのものであった。

「戦争法案」が国会に提出された5月には、自衛隊内で法案を受け
て具体的準備をしていた。すぐ行うものとしてPKO活動の「駆けつ
け警護」に入ることであった。

「駆けつけ警護」は、銃撃戦に入る「武力行使」を前提としている。

これでどうして「安全」と言えるのか。
敵との銃撃戦で、間違いなく自衛隊員の死者が出る。

安倍首相の「新・武力行使三原則」、公明党の「武力行使の歯止め」
こうしたものがいかに抽象的・観念的かよくわかる文書だ。
これでも憲法の禁止する「武力行使」ではなく、「武器の使用」と
いいはるのか。
現実と言葉がこれほど乖離(かいり)していることはない。

今日からこの問題での集中審議がはじまる。
いかに衆議院での採決が無責任であったか、あらためて自民・公明
の責任が問われている。というより自民・公明の国会議員の「イエ
スマン」ぶりにはあきれる。

若き自衛隊員の命がかかっている。
戦後70年、日本が「戦前」に突入する歴史の岐路にたっている。

赤旗の記事はこちら→

内部文書はこちら→


草を食む

2015-08-17 06:58:04 | 日記

のんびり、のどか・・・牛が草を食む(はむ)

 (夢風車から見た風舎、遠くで牛が・・・)

お盆のお墓参りの帰りに、夢風舎で昼食とコーヒー。
しばし、景色にみとれていました。
気持ちまで牛になりそう・・・


今月初めに、2年目検診が終わりました。
夫婦ともども、数値、体調とも異状なし。
手術から、あっという間に2年が経過しました。
早いものですね。
まわりからは、「大丈夫?」と聞かれますが、「元気です」
としか答えようがありません。いまだに気を使っていただい
て、ありがたいと思っています。

当時の体験をあらためて読むとはずかしい限りです。
こちら→

さまざまな事情でチャレンジできない多くの方がいるなかで、
私たち夫婦が、楽をしてしまったのでは、との思いもあります。
それにしても医学の進歩はすごいと思っています。
ひきつづきがんばっていきます。牛が草を食むように。

昨日はのんびり”私事”でした。


釧路からJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)!

2015-08-16 07:10:54 | 日記

30年前近くに書かれた「子どもたちに語り継ごう戦争体験」を読んだ。
32名の方々の体験記である。

二人の方が、
玉音放送では天皇のお言葉の意味がわかりませんでした。何故・・・、「日本
は神国であり、戦争は正義の聖戦であって、最後には神風が吹いて勝利する
と信じていたからです」(今ではおとぎばなし)

用事で農家の家に行きますと、いつもなら畑では仕事をしているご主人は、ゆ
かた姿でおりました。私を見るなり、「今日は天皇陛下の玉音放送があります
が奥さんはどう思いますか。きっと国民一致団結して戦ってくれと言うんです
よ。」と言いました。このにはまだ伝わっていないのかしらと驚いてしまい
ました。私が「戦争は終わったんですよ」と言いますと、「そんな事はないです
よ。本土決戦をするから、女も子どもも一丸となって戦ってくれと陛下は言うの
ですよ。それでなければ、戦死した兵隊がかわいそうだ。」というので、

と書いていた。ともに8月15日を迎えた歴史の一断面であった。
多くの方は、「もう空襲もなければ、死ぬこともない、とホッとした」と書かれ
ている。これが国民の本当の気持ちではなかったか。そして二度と戦争をしては
ならないと結んでいる。
同時に教育の恐ろしさも感じていたのではないか。

教育と生活の隅々まで張りめぐらされた仕組み=隣組制度によって、国民の
多くは、身も心も、戦争という巨大な流れに巻き込まれていった。
違うことを言えば「非国民」であった。

この巨大な流れのひとつに、綴方(作文)教育の教師が治安維持法で逮捕
された事件があった。
これを丹念に掘り起こし、取材して連載記事にした釧路市の佐竹記者が、
JCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞した。
昨年12月に「獄中メモは問う 作文教育が罪にされた時代 (道新選書)」とし
て発売されている。

作文教育が犯罪とされていた時代があった。
子どもたちが、自らの生活を作文にしていく。言語と思考を鍛えていく上で、こ
れほど大切な教育はない。
しかし、当時は「自分の頭で考える」ことを極端に嫌っていた。
「なぜ」ということは考えてはならない。それがお上ににたてつく人間になるこ
とだと、あまりにも単純な思考であった。

こうしたことは二度とあってはならない。
貴重な歴史を掘り起こしてくれた佐竹記者のJCJ賞の受賞はジャーナリスト
にとって、これほどの名誉はない。おめでとうございます。

ちなみに、いままでの北海道新聞のJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)は、
2013年 「原子力 負の遺産 核のごみどこへ」
2006年「沖縄返還密約/元外務省高官証言スクープ」
2004年「北海道警察裏金問題に対する一連のキャンペーン報道」
1996年「追求!道庁不正-公費乱用一連の報道」
1988年「祖国へ!」シリーズ サハリン残留韓国人・朝鮮人問題取材班
1959年「一貫して平和憲法の精神を広めた業績」

今回は7回目となる。

歴史に埋もれた不条理な世界、権力の不正と腐敗、平和・自由と民主主義
これこそジャーナリストの目指す道であろう。
(つぶやき; 最近、これぞジャーナリストだと思う記者に会っていない・・・)

「戦争法案」が、平和のためと称して、日本が戦争に参加しようとする欺瞞
が進行しているなかで。

食い止める流れを強く、大きく!!

 

追記
最近、セキュリティソフトの期限切れのため、ウィンドウズのインターネット
エクスプローラではなく、無料OSである Ubuntu の FireFox でこのブロ
グを書いている。
クラウドのひとつであるブログは、どこにあるパソコンであろうと、どんな
ソフトであろうと、ホームページをみるブラウザがあればOKとなる。
確かに便利だ。
しかし、いまひとつセキュリティ上の不安もある。


巧言令色鮮し仁

2015-08-15 07:01:45 | 日記

巧言令色鮮し仁
(こうげんれいしょくすくなしじん)
  巧みに言葉をあやつるものには、人を思いやる心がないこと。

戦後70年。
安倍首相が「70年談話」を発表した。

「侵略」、「植民地支配」、「反省」、「お詫び」などの文言はある。
しかし、どのような文脈のなかにあるのか。

談話のなかごろにある「こうした歴代内閣の立場は・・・」で、過去の談話
の一部を引用したにすぎない。

では、安倍首相はどうなのか。
主語がない。
こうした手法で、村山談話を事実上投げ捨てている。
非常に巧妙な文章である。

後半は、安倍首相の姿勢がちらちら顔を出している。

紛争の原因を「経済のブロック化」に求め、相変わらず「ABCD包囲網」
のため、日本が戦争をしたのだと言いたいのだろう。
そうではない。「軍事のブロック化」=「軍事同盟」にこそ、求められなけれ
ばならない。「集団的自衛権」とは、いわゆる「軍事同盟」のことである。

「繁栄こそ平和の礎です」ではないだろう。平和こそ繁栄の礎であろう。
アベノミクスを言いたいのだろうが、逆である。

また相変わらず核兵器の「究極の廃絶」という言葉を使っている。
「究極」は、アメリカの核兵器の現状容認する別の言葉である。
だからこそ「核兵器の廃絶」は言うが、「核兵器禁止条約」には反対してい
る。唯一の被爆国として情けない。

最後が安倍首相の本音だ。
「『積極的平和主義』の旗を高く掲げ、」で結んでいる。

「積極的平和主義」こそ、自衛隊をアメリカ軍と一緒に戦わせることであり、
そのための「戦争法案」である。
アメリカの軍事力でこそ「平和」が保たれており、それに協力することこそ、
「積極的平和主義」だと思い込んでいる。

「恩讐を越えて」の国と地域に、最大の被害国である「中国」が入っていな
い。「たくさんの国々」の中に入れているのか?
ここにも安倍首相の本音が垣間見えている。

「法の支配を尊重し、力の行使ではなく、平和的・外交的に解決すべきで
ある」という言葉通りにしなさい、と私は安倍首相に言いたい。
「法」の中には「法律」しかなく、憲法は含まれていないのではないか?

「戦争法案」は直ちに撤回するしかない。


アルマジロ

2015-08-14 06:55:35 | 日記

あの硬い甲羅を背負った動物ではない。
アフガニスタンの最前線基地「アルマジロ」のこと。
デンマーク軍とイギリス軍、200名が、アフガニスタンの「治安維持」を
担っている。そのデンマーク軍のドキュメンタリー映画である。

兵士のヘルメットにつけたカメラで、兵士の目線で、映像を撮っている。
あまりにもリアルである。

今、このドキュメンタリー映画が注目を集めている。
いわゆる国際治安支援部隊「ISAF」の任務を行ったものであるからだ。

国会で審議が続いている「安保法制」=「戦争法案」のなかのPKO任務
として、この「ISAF」(アイサフ)がある。

国会質問で、安倍首相は「ISAFはもう終わっている」として、「参加しない」
とは絶対言わない。何度聞いても答えない。
ということは、この「戦争法案」で、直ちに新しいPKO任務で自衛隊員が
参加することは明らかだ。

 戦闘で負傷したデンマーク軍の兵士(映画アルマジロの一場面)

兵士の目線での映像が限りなく続く。
誰が敵かまったくわからない。パトロールに子どもがまとわりつく。
そして「国へ帰れ」と言われる。

「治安維持」は名ばかりで、実態はタリバンの「掃討任務」だ。
若い兵士の初めての戦闘。敵が見えない。仲間が撃たれる。
生きるか死ぬか。
塹壕にむかってめちゃくちゃに撃って、手榴弾を投げる。

そして子どもも死んだことなど語られる。苦悩する若き兵士。

すべて兵士の目線。
これと同じ映画があった。・・・「シン・レッド・ライン」アメリカ映画
しかし、こちらはドキュメンタリーである。

若き兵士の異常な興奮。そして退屈な日常。

6ヶ月の任務終了後、帰国するが、いつしか再びアフガニスタンの任務へ。
「戦闘依存症」になっているのでは?? と思った。

このデンマーク軍と同じことを自衛隊員にやらせることになる「戦争法案」、
絶対に廃案にしなければ。

レンタルビデオ店にある。

また、今日の14日から17日まで、YouTubeで無料上映がある。戦後70年
企画とのこと。

ぜひ観てほしい。ただし、PG-12指定。