社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

平和へのもちつき 2017

2017-12-30 07:14:50 | 日記

矢臼別恒例の「平和もちつき」が行われた。
新住民の二部(にべ)さんがおおとりの餅
をついた。

二部さんは、ごあいさつのなかで「矢臼別
に住むにあたって住民からテストを受けた。
かなり難しかった。」と述べた。
3人の住民からの質問は、
①たぬき
 あなたは、たぬきのレベルより上、同じ、
 下か?
②ホタル
 ホタルのあかりと原子力発電のあかりは
 どちらが明るいか?
③エゾシカ
 シカの角は武器になる。憲法9条違反か?

これをクリアーしないと移住できない。
みなさんはどうですか。

ん~ 難しい。

お昼は、つきたてのお雑煮、そしてお汁粉。
~やはり美味い!

帰りには、お供えをいただいた。

今年の矢臼別演習場は、米海兵隊のりゅう
弾砲の実弾射撃訓練が2回も強行された。
8月は「移転訓練ではない」と屁理屈を述
べていた。

完全に約束違反だ。
着実に「米軍基地化」にむかっている。

12月の実弾射撃訓練は、積雪とアイスバー
ンになったが、夏タイヤしかないため帰れ
なくなってしまった。
2日遅れて、すべてトレーラーに載せて帰
っていった。
これも日本の税金だ。(怒!)

さて、秘密保護法、戦争法、そして共謀罪。
今度は憲法9条を最大の争点にしようとし
ている。

国会発議させない。
そのための3000万署名を。


2割をどうみるか

2017-12-29 06:50:07 | 日記

今日の道新に北朝鮮に対する日米世論調査
が掲載されていた。

北朝鮮問題の解決を日米の両国民はどう考
えているのか--言論NPOと米・メリーラン
ド大学の第一回日米共同世論調査
      こちら→

日本では、北朝鮮への米国の軍事行動への
賛成が、20.6%となった。反対は48.3%
である。

この2割は多いのか、そしてどう見るか。

私は、この2割こそ「平和ボケ」といいた
い。軍事力の行使で平和が守れるとでも思
っているのだろうか。

一度戦火を開いたら、どんな結果になるの
か。どれほどの人命が失われるのか。

想像力の欠如による「平和ボケ」だ。

国連憲章の前文
われらの一生のうちに二度まで言語に絶す
る悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来
の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳及
び価値と男女及び大小各国の同権とに関す
る信念をあらためて確認し、・・・

この「言語に絶する悲哀を人類に」、どれ
ほどの思いが込められているか。

マスコミでは、軍事にふれない人たちを、
憲法9条を守れと主張する人たちを「平和
ボケ」と揶揄する傾向がある。

本当の「平和ボケ」は、軍事力の行使を容
認する人たちだ。

調査では、5割が軍事行動に反対している。
テレビによる繰り返しのミサイル発射の影
響に対して、軍事行動ノーを主張している。

安倍首相とは、反対の考えだ。

いよいよ来年が正念場だ。
憲法9条を守れの3000万署名で国民の声を。


今日は御用納!

2017-12-28 10:11:34 | 日記

今年も今日を入れて、あと4日。
1年の政治的な大きな出来事として、二つ
あげたい。

安倍政権が一番恐れていたのが、市民と野
党共闘の力であった。

総選挙直前に、市民と4野党共闘の合意が
行なわれ、さあ統一候補を決めようとして
いた矢先に、民進党が希望の党への合流を
決め、合意が破棄されてしまった。
公党との合意を何の連絡もなしに一方的に
破棄してしまったのだ。

結果は、安倍政権の議席の上での圧勝であ
った。安倍政権の最大の功労者は民進党党
首であった前原氏であろう。

しかし、議席と国民の乖離はますます広が
っている。

自民党は、ボロ負けして野党になった時を
いまだに回復していない。

もうひとつは、壊された共闘が、市民と共
産党、そして心ある人たちの努力で、短期
間で「再構築」ができたことであった。

共産党は、希望の党を「自民の補完勢力」
と見抜き、希望の党から出馬するなら小選
挙区で候補を擁立すること。さらに共闘の
ためなら候補を降ろすことも決め、市民と
野党共闘を最後まであきらめないこと、
を表明した。

その後の結果はご存知のとおり。

共闘の議席は、解散時の38議席から69議
席へと躍進した。

もし、市民と野党共闘が出来なかったら、
国会が自公と野党第1党の憲法改正勢力で
占められていた、そう思うとゾッとする。

客観的にみても、共産党の共闘へのがんば
りはすごかったといえる。

次は再来年の参議院選挙だ。
日本共産党は、比例の7人の候補を発表し
た。 こちら→

北海道選挙区は、畠山和也氏に決めた。

来年こそ「捲土重来」の決意で。


のぞみ台車亀裂の重大インシデント

2017-12-27 07:36:01 | 日記

JR西日本の新幹線「のぞみ」の台車の亀裂
が「重大インシデント」と認定された。
人命にかかわる重大事故の恐れがあった。

機器の保守・点検の人員は、常に「経費削減」
の対象にされやすい。
事故や故障が少なくなると「ムダ」と思える
経営者が出てくる。

今日の赤旗に「検査要員20人、今年4月削減」
と報道された。

やっぱりか、と思うのは私だけではないであ
ろう。

記事によると、検査間隔も引き延ばしていた
とのこと。

ここにも「利益至上主義」におかされ、結局
人命軽視につながっていったのではないか。

国鉄時代は、一にも二にも「安全」最優先だ
ったと当時の労働者がよく話していた。
それが崩れていったのではないか。

「安全」は目先の利益にはつながらない。し
かし、ひとたび事故が起これば取り返しのつ
かない人命とともにばく大な損害が発生する。

ひるがえって、JR北海道をみれば、赤字が
積み重なり、安全面も含め大変な事態に追い
込まれている。

30年前の「分割民営化」そのものが問われて
いる。自民、公明の政治責任を改めて問わな
ければならない。


五蘊皆空(ごうんかいくう)

2017-12-26 09:53:09 | 日記

今日は、第二次安倍内閣が発足してから5年
目。本人は「アベノミクス」は成功し、日本
は力強く前進をはじめていると思っているの
では?

自分にとって都合の良い数字を上げて、「経
済の好循環」を演出しているが、実態は?

物価2%は実現できず、デフレ脱却は実現で
きないでいる。経済の好循環なら金融の「出
口戦略」が語られてもいいはずなのだが、ま
だない。

労働者の平均賃金は、年間50万円も下がった
まま。非正規労働の増大など格差の拡大は広
がり、そして地方の衰退も止まらない。

一番目立つ「株価」は、官製相場で上昇して
いるが、東証一部の筆頭株主が「政府」にな
ってしまった。
年金など国民から預かったものを危険な相場
に投入して無理やり上げている。止めれば、
「暴落」が待っている。
引くに引けない袋小路に入ってしまった。
日銀による国債の買取も異常に膨れ上がり、
これも引くに引けない状況に落ち込んでいる。

5年なので、五のつく熟語を当てはめると、
まさに「五里霧中
安倍政権は、アメリカと財界奉仕という「自
民党型」政策を拡大する道しかなくなってい
る。それ以外は見えなくなっている。

矛盾が拡大しているからこそ、国民の支持を
得るために、さまざまなスローガンを毎年連
発している。
国民にとって「目迷五色」(もくめいごしき)
をつくりだしてい
る。
女性活躍、地方創生、1億総活躍、働き方改
革、働き方改革、人づくり革命・・・

虚構の多数を得た安倍政権は、一触即発の脆
弱性を持っている。

   12月26日赤旗より

議席で勝ったといっても、野党になった時よ
り、落ち込んでいる。
この上にのって「9条改正」の「執着」にと
りつかれている。

仏教の般若心経の「空」の概念に「五蘊皆空
(ごうんかいくう)」がある。

安倍首相の「9条改正」の「執着」を止めさ
せるためにも、国民の力で「五蘊皆空」の
悟りではない「あきらめ」の境地に追い込も
うではないか。

憲法9条改正を止めさせる3000万署名がは
じまっている。   こちら→

釧路市議団と地区事務所で宣伝署名を23日
和商前で行った。


ウーバー配車はタクシー業

2017-12-25 11:29:11 | 日記

ヨーロッパ連合の最高裁で、アメリカのウー
バー社の配車システムは「タクシー業」と認
定する判決が出された。

これは、アメリカ流の「規制緩和」に歯止め
をかけたことを意味する。

イギリスでは、ウーバー社のタクシー認可を
取り消した。運転手は事業者ではなく、労働
者という認定である。

こうした流れの中で、安倍政権はいっそうの
「規制緩和」を目指して危険な動きをはじめ
ている。
いわゆる「シェアリング・エコノミー」だ。
    このブログはこちら→

日本では、「白タク」行為として禁止してい
るウーバー社の配車システムがあの手この手
で入り込もうとしているのでは。

スマホを利用したネット事業は、どんどん進
化している。
クラウドワーカー、オンデマンド労働なども
きらびやかに喧伝されている。

しかし、その実態は「家内労働」であり、一
人ひとりバラバラな労働形態だ。イコール不
安定労働そのものであり、非正規労働をまん
延させるものになる。
「自営業」「オーナー」「一人親方」などと
いう名ばかり「自営」で、低賃金・不安定就
労だ。

安倍内閣の「美辞麗句」の言葉にダマされな
い、実態をよく見た我々のたたかいが必要だ。
とりわけ、カタカナ語に注意!


「自民党政治」の推進者、都知事

2017-12-23 09:29:07 | 日記

東京都知事が豊洲新市場の開場を来年の10
月11日と決めた。
結局、元の自公路線をそのまま行なうこと
にしたわけだ。「築地ブランドを守る」、
「豊洲の無害化」の公約を完全に投げ捨て
た。

深刻なのは、今回の無害化の工事で、その
結果を待たずして、移転を決めたこと。さ
らに、築地市場関係者の声も聞かず、更地
も決定した。
築地ブランドを守るどころか、消滅ではな
いか。

知事は、防衛大臣など自民党の中枢に位置
し、日本会議といい、まさに安倍友の「面
目躍如」といったところではないか。

テレビなどマスコミを使った大々的な選挙
は、民意を歪める。その典型例ではなかっ
たのか。

公約違反、住民の声を聞かない、大型公共
事業優先の政治は、過去、長年続いてきた
歴代の都知事と同じ過ちを繰り返そうとして
いる。

安倍政権は、来年度予算を決定した。
軍事費は過去最大、社会保障費は1300億
円の削減となった。

「自民党型」政治の「拡大」では、変わら
ないどころか、庶民の生活のいっそうの不
安、そして「経済的破局」の不安は広がる
のではないのか。


むかごご飯

2017-12-22 07:11:24 | 日記

こども時代に食べた「むかごご飯」を半世
紀ぶりにごちそうになった。

釧路の人に聞いたら「知らない」とのこと。
北海道は長いもに「むかご」の実が結ばな
いのかな。

子ども時代の山には、山いもの「むかご」
がかなりあり、採ってきて母親につくって
もらった。
今回は、自然薯の「むかご」であった。

桃栗三年柿八年、首ふり三年コロ八年、と
いう言葉がある。むかごは1年では実がな
らない。2~3年といわれている。

安倍政権は、1年ごとに毎回国民受けする
スローガンをつくりだしている。
「デフレ脱却」「女性の活躍」「1億総活
躍」「働き方改革」「人づくり革命」など。

よくもこれだけ出すな~と思っている。
国民を煙にまく、そのものではないか。
担当部署もどんどんつくられ、担当大臣を
含めたポストも膨らんでいる。
まさにパーキンソンの法則そのものになっ
ているのでは。

しかし、何一つ成功していない?
5年たってもデフレはなくならず、黒田異
次元政策は来年も続行すると表明している。

自民党の有権者投票率は17%、比例では
33%しか獲得していない。それが議席61
%を占めている。民意が反映しないはずだ。

野党共闘が直前に壊された。
しかし短期間に回復させた。その結果が、
共闘議席の38から69議席への前進だ。
来年こそ、地道に「市民と野党共闘」の実
をつける決意だ。
今回は、「むかご」のように、すぐには実
らなかったが、この道こそ、安倍暴走政治
を止める最大の力だ。
今度は「本気」の共闘を目指して。


生活援助の回数制限

2017-12-21 07:22:34 | 日記

自宅にヘルパーさんを1日3回、月100回
は多すぎる。サービス過剰ではないか?

この、介護の現場を見ない、また見ようと
しない「暴論」はどこから出てきたのか。

「制度の持続性」という「福祉切り捨て」
の発想であり、介護保険の財政を増やさな
いという、財務省的発想である。
そして自民や公明党の議員がよく使う。

釧路管内の標茶町がこのやり玉にあがった。
しかし、実態はどうか。

とりわけ認知症で一人暮らしの在宅は非常
に困難を伴う。1日3回でも大変な面があ
る。ケア会議で、本人の生活や尊厳を守る
ために必要だから決めたのだ。それも介護
保険の利用限度内で。

全国的に大きな問題になった。
標茶町では、深見町議がこの問題を取り上
げて質問した。

町長の答弁がすばらしい。

共産党議員団発行の「しべちゃ民報」によ
ると「機械的に回数を削減することはない。
支援員の作成したケアプランは尊重する。
必要な利用者には必要な援助はする。本町
では『一人の不幸も見逃さない』という理
念を持って必要なサービスを行う」

財務省と厚労省に聞かせてやりたい。

福祉を「統計」でしか見ない傾向が強まっ
ている。もちろん統計は必要だが、それを
意図的に「削減」の根拠にしていることが
許せない。

多くの努力で確立・充実してきたソーシャ
ルワークのバイスティックの7原則にある
「個別化の原則」「自己決定」を、統計を
使って踏みにじっている。

これではまるで「ウソには三つある」、
「ウソと大うそと統計だ」とマーク・トウ
ェインと同じように叫びたい。
安倍政権による社会保障の大幅削減に、監
視の目を。


無期雇用転換5年ルール

2017-12-20 07:05:41 | 日記

はじまります 「無期転換ルール」
厚労省のパンフレットの表題だ。

本日、この市民講座が開かれる。

いよいよ来年の4月1日から、有期雇用な
ど「非正規」で働く人が、無期の申し入れ
を行なえば、無期雇用になる。

厚労省も、専用のホームページを開設して
いる。  こちら→

しかし、脱法行為がいろいろ発生している。
・来年度の契約に対して、今回の1年で契
 約終了とする契約書。
・来年は半年契約で、6か月間の「空白」
 をもうける。
・4年間で契約終了とする。

などなど・・・、さまざまな脱法行為がう
まれている。

政府機関である独立行政法人では、なんと
半年間のクーリングオフ期間を置こうとし
た動きに対して、共産党の国会での追及で
ストップさせた経緯がある。
政府系機関で、これだ!

本人の申し入れ、がポイントでもある。
しかし、働く側は弱い立場で、言えば次の
契約はないかもしれない、と不安に思う。

こうしたさまざまな問題をお互いに学び合
おうと学習会を釧路市内で設定した。
ぜひ、参加を!


北海道の鉄路の怒り!

2017-12-19 07:18:35 | 日記

9兆円の国家的プロジェクトの談合事件が
明らかになった。
これは3兆円もの税金投入という「公共事
業」そのものだ。

その反面、北海道の鉄路は分割民営化いら
い、国策の金利ゼロの影響で巨額な赤字を
積み上げ、四苦八苦している。

最初から黒字になることはありえないJR
北海道。
だからこそ分割にあたって、金利で500億
円もの補てんをすることになった。

今、愚策の分割民営化を強行した自民・公
明は、ダンマリを決め込み、あたかも経営
努力と北海道の責任に転嫁している。

3兆円を投入するなら、その一部を北海道
に回せと言いたい。

9兆円に群がるスーパーゼネコン、安倍政
権の肝いりの国家的巨大事業だ。
群がるのはゼネコンだけではないであろう。
安倍政権、自公政権の政治家の関与はない
のか。徹底的な解明が求められる。

そしてリニア新幹線の工事の影響、環境汚
染や3000メートル級の山々の地下と大活
断層をくり抜く危険、巨大な電力の使用や
ヘリウムの大量使用など、あまりにも未解
決の問題を抱えている。
加えて、ふくれあがる巨額な国家の借金。

凍てつく大地の上で、多くの先人たちが築
き上げてきた北海道の鉄路。
安倍政権によって切り捨てられようとして
いる。

リニアの談合に、北海道の鉄路の怒りはお
さまらない。


地方議員による国・道への「忖度」

2017-12-18 09:39:41 | 日記

釧路市市議会12月定例会の最終日、意見
書案の可決をめぐって、終了時間が伸びて
しまった。

原因は「精神障がい者の医療費助成の拡充」
意見書をめぐって、意見が割れたこと。

国は三障がい(身体、知的、精神)統一を
行なった。しかし、なぜか「精神」だけに
もともとの差別が残されている。
JR北海道の運賃割引(精神障がいだけが
ない)が時々報道されているが、医療費助
成も差別が残されている。

釧路市のホームページの医療費助成制度を
みると、    こちら→
重度心身障がい者医療費助成制度
助成範囲
・身体障害者手帳1級・2級・3級(一部)
 と知的障がいの方 入院費・通院費
・精神障害者保健福祉手帳1級の方、通院
 費のみ

なんと! 精神障害者の「入院」が抜けて
いるではないか。
こうした「差別」をなくしてほしいほしい
という「意見書」だ。

自民、公明、大地系の会派が「保留」とし
た。賛成もしないが、反対もしない?
理由は、全体を見なければ、制度の持続性
、などを主張したといわれる。

委員会では賛成多数で採決されたが、本会
議では議員の数で「否決」されるため困っ
たことになった。苦肉の策で、自民、公明
など「棄権」し、議場から退出するという
珍しいことが起きた。

結果は「採決」された。(よかったね!)
    
意見書はこちら→

市民の置かれた厳しい生活実態、とりわけ
精神障がい者の生活実態を議員は理解して
いるのか、が問われていた。

市民の立場にたって意見を上げるのか、そ
れとも政府や道に対して「忖度」(そんた
く)するのか、が問われている問題であっ
た。
忖度は、流行語大賞だけにしてほしいもの
だ。


週35時間以下を希望

2017-12-16 07:12:23 | 日記

「週35時間以下を希望」

これはドイツのIGメタル(金属産業労働組
合)の組合員要求アンケートのなかの「自
分の人生に適合した労働時間」の集計結果
だ。
週35時間といえば、土日が休みで、祝日が
20日以上、そして残業なしという日本から
みれば考えられない生活だ。

20年以上も前に週35時間労働を実現した
ドイツでは、その後「規制緩和」など、
あの手この手によって壊されてきたとの
こと。(以上、雑誌経済11月号より)

日本ではどうであろう。
長時間労働による「過労死」がニュース
になっている。夕食は家族団らんという
が言葉が聞かれなくなっているのでは。

江戸時代を残した明治10年の日本紀行を
書いたイザベラ・バードは、「12人か、
14人の男たちが低い塀の下に集まって腰
を下ろしているが、みな自分の腕の中に
2歳もならぬ子どもを抱いて、かわいが
ったり、一緒に遊んだり」、「夜になり、
家を閉めてから、・・・一家団欒の中に
かこまれてマロだけしかつけていない父
親が」子どもたちを抱いている姿を描い
ている。
「イザベラ・バードの旅」より
    (講談社文庫、宮本常一著)

資本主義社会の発展は、利益至上主義
が極端な段階まで到達している。
簡単に利益を上げる方法が、長時間労
働と低賃金化である。
そして極端にまで進んだ格差拡大。
ブレーキをかけるのが労働組合であり、
法律などの社会的規制となっている。

安倍首相がやろうとしている「残業代
ゼロ法案」は、さらなる規制を打ち破
る突破口になる。

「働き方の未来2035~ 一人ひとりが
輝くために~」も美辞麗句の多用で、
ひどい内容だ。

異常ななかにいると異常もわからなくな
る。
ドイツの社会から日本をみるのもひとつ
の力となるのでは。 

 厚労省の「過労死等防止対策白書」は
こちら→

第1章労働時間からはじまっている。 


給食費全額負担の撤回

2017-12-15 07:37:14 | 日記

12月中旬になり、各省庁の来年度予算が
続々と決定されてきている。

障害者施設の通所の昼食代全額負担をもち
だしたが、昨日で撤回した。
反対が多いからと報道されているが、最初
からわかっていることではないか。

なにか「ふっかけ商法」、または「ドアイ
ンザフェイス」的な手法が多い。
アドバルーンをあげて様子をみるというや
り方だ。

特に障害者制度は、介護保険との統合はあ
きらめていない節がある。その壁が、厚労
省との和解事項だ。

財務省から、詳細なデータを使った介護保
険との対比で、住民税非課税の「無料」の
攻撃を行ったばかりだ。  こちら→

税金、医療、介護、生活保護・・・
まったく目が離せない。


補助金の闇

2017-12-14 07:11:41 | 日記

補助金疑惑の森友・加計問題に続き、今度
は経産省だ。

35億円もの補助金を受けているスパコン社
長が逮捕された。スーパーコンピューター
の開発への補助金の不正だ。

それも安倍首相のお友達ジャーナリストが
間近にいることが判明。逮捕された社長と
ジャーナリストは「日本シンギュラリティ
党」という政治団体を設立。月100万円も
の家賃の自宅兼事務所とのこと。

これだけでもあやしい。
補助金の経過は、

  12月17日赤旗日曜版より

ジャーナリストの住んでいる家賃や政治団
体に税金が使われていないのか?
さらに巨額な補助金不正に安倍政権や政治
家がどのように絡んでいるのか、解明が待
たれる。

それとも、またまた「あいまい」にされて
しまうのか。

こうした開発における産業への補助金に比
べて、社会保障は「削減」ばかりである。

安倍首相の政治姿勢がよくわかる事件だ。

ところで文科省における「補助金」の不正
をミステリーに仕立てた小説がおもしろい。

松岡圭祐著の「水鏡推理」だ。講談社文庫

主人公である水鏡瑞希が、バッタバッタと
補助金不正を暴いていく姿は小気味よい。

過去のブログで何回か紹介している。
タスクフォース→→

フェイクガワ  →→

クロノスタシス→→

霞が関の仕事の状況もわかり、おもしろい
ですよ!!