社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

北海道の町村には住むなということか

2019-09-28 07:09:26 | 日記

これには驚いた。
政府計画の「病床削減」の計画が進んでい
ない。だったら町村の公的病院を廃止して、
近くの市の病院に行け! ということなの
か。

厚岸、標茶、弟子屈町が名指しで公表され
た。

北海道の広大な地域がわかっていない。
そもそも、医師不足を引き起こしたのは、
誰なのか?

まさに「病床削減ありき」だ。

それぞれの自治体では、医師不足で悩まさ
れ、今度は「病床」をなくせということは、
あまりにも現状をみていないといっせいに
批判の声が起きている。

安倍首相は「子どもたちを生み、育てやす
い日本へ」と言葉だけは勇ましい。

このままでは、北海道の人口減がますます
加速していく。

そういえば、4月の選挙では人口減の原因
をつくりだした政府・自民党の責任を不問
にし、「人口減対策を」と口々に公約した
のは自民党ではなかったのか?

自民・公明政権、安倍政権の責任はあまり
にも大きい。

地域医療を守れの運動を強めなければ。
同時に道東地域を疲弊させる「日米FTA」
も・・・


ロス ウィン

2019-09-27 06:28:42 | 日記

日米貿易交渉
安倍首相とトランプ大統領の二人が登場し
「ウィンウィン」と日米双方に利益がある
と大々的に報道された。

テレビのコメントもTPP水準にとどまった
とこれみよがしに・・・

おかしくはないのか?
そもそもTPP水準が問題なのだ。そして
「別枠」というウソがまかり通ている。
異常な「安倍忖度」報道だ。

そもそも「TAG」という言葉が消えた。
ついこの間までは「日米FTAではない。
TAGだ」と述べていた。

トウモロコシの別枠輸入もひどい。
それも後からとってつけたように「食害」
で生産量が落ち込むからと。
農水省は害虫は確認されたが食害はないと
している。
粗飼料と濃厚飼料の違いをうまくごまかし
ている。

TPPの「別枠」というごまかし。そして、
アメリカの牛肉・豚肉などの関税の大幅な
引き下げであり、日本側が圧倒的に「損」
を出している。

「ウィンウィン」ではなく、日本の一方的
な損失である「ロスウィン」だ。

安倍政権への「忖度」報道ではなく、日本
の農業を守り、発展させる見地から「する
どい」報道が求められている。

「酪農」が基幹産業の道東から。

 

追記
今日の赤旗に志位委員長の見解が。
「日米首脳会談における『貿易交渉』の合
意について」          こちら ⇒


共産党は日本の「保守本流」

2019-09-26 07:39:18 | 日記

今週のしんぶん赤旗日曜版に、内田樹(た
つる)神戸女学院大学名誉教授が登場し、
「社会が営利追及型になり『生きづらさ』
が広がった」「嫌韓で再浮上を図るのは
末期的政権の典型的症状」と記事が掲載さ
れた。

「生きづらさについて考える」(1600円)
を出版した内田氏にインタビューしている。

今の若者の職場実態を聞くにつれ、私の若
い時代は「牧歌的」と感じる。

「株式会社万能論」が大手をふるい、金儲
けがすべてだという風潮が広がっている。

地域のさまざまな組織がおかしくなってき
ているのではないか?

そうしたなか、他人を思いやることのでき
る地域、社会をどうつくりあげていくか。

日本共産党の地域や議会での取り組みは、
安倍政権の乱暴なやり方に対して「・・・
を守れ」ということが多く、「守旧派」の
レッテルが張られてしまう状況だ。

そういえば、神社の鎮守の森を破壊する道
路建設に対して、「鎮守の森を守れ」の運
動に共産党員が参加していたニュースがあ
った。

内田氏は「共産党は日本の民主主義や伝統
文化を守るという点で、すでに”保守本流”
です」と述べている。

私も議会のなかで、これは本来自民党が主
張すべきことではないのか、と錯覚に陥っ
たことが何度となくあった。

観念的な、実態を見ない決めつけは依然と
して多い。

そうした中でも、「市民と野党共闘」は大
きく前進している。

それを進めている一つの力が日本共産党で
もある。

ひとつでも一致点があれば、お互いを尊重
しながら、今度は「野党政権」へコマを進
めよう。


巨大な資本へのルールの適用

2019-09-25 07:08:52 | 日記

先日、新版「資本論」を紹介したが、今日
のしんぶん赤旗の記事には「大企業現金・
預金66兆円、過去最高」と書かれた。

富が富を生み、金が金を生みだす。その反
面、額に汗を流し働く労働者の賃金は上が
らない。それどころか・・・

石川啄木の「一握の砂」のなかの「働けど
働けどなおわが暮らし・・・」の詩がある。

安倍政権のもと「新自由主義」が跋扈(ば
っこ)するなか、富と貧困・格差の拡大が
どんどんひどくなっている。

空前の大儲けをしている大企業には手をふ
れず、庶民から消費税として10%もの税
金をとろうとしている。この消費税は事実
上の悪名高き「人頭税」でもある。

なぜなのか?

そして、企業の「もうけ」はどこから生ま
れるのか。さらに巨大企業の「ぼろもうけ」
の根源は?

現象面を見ているだけでは分からない。

やはり「資本の運動」を解明した「資本論」
をひも解かなければわからない。

「儲け」は安く仕入れて高く売るところか
ら生まれる。
「資本」が利子を生み、「労働」が賃金を
生み、「土地所有」が地代を生むのは自然
の法則だとする俗流経済学は、いまだに主
流だ。

こうした現象面、経済の表層からその本質
を解明したのが「資本論」だ。

「利潤」は「等価交換」から生まれてくる。

いわゆる「剰余価値」だ。

若い人たちこそ挑戦してほしい。

日本共産党は、せめて欧州なみの「ルール」
を日本にも適用するよう運動に取り組んで
いる。これが現場からの声だ。

そのおおもとに「資本論」がある。


新版「資本論」

2019-09-23 07:24:55 | 日記


9月20日発行 1700円

巨大な生産力をつくり上げた人類。莫大な
富がありながら、その一方では貧困がなく
ならない。アメリカでも、日本でも・・・

疑問に思ったことはないだろうか。

私の子どものころ、心に写った社会の姿だ
った。

その問題の解決の糸口が「資本論」であっ
た。

マルクスは資本論第1巻までは発行したが、
第2、3巻のぼう大な資料を残したまま、
亡くなった。それをエンゲルスが残された
草稿をもとに完成させたが、エンゲルスも
病気とのたたかいの中であった。

1865年に、マルクスは「恐慌」の原因の
新しい発見をした。ここでリカードの恐慌
論を完全に克服した。

不破氏は、このエンゲルスの行った作業を
当時の時代の思考の方法で研究をし、編集
をしたエンゲルスの見落としたものなどを
跡付けて、マルクス本来のえがいた「資本
論」にたどりついた。

そこには豊かな「未来社会論」があり、旧
ソ連の「社会主義」とは、まったく違った
姿がある。そもそも旧ソ連を「社会主義」
と呼ぶこと自体が間違っているのだが。

私も30年ぶりに「資本論」に挑戦しようと
思った。

新版「資本論」の刊行記念講演会も行われ
た。 こちら ⇒

安倍政権の、アメリカの、不条理な世界を
変えるために。


札幌・経営者9条の会

2019-09-21 07:57:05 | 日記

共産党の道委員会への道を歩いていると、
大きな看板が目に入った。

右の看板が、さいたま市で「公民館だより」
への掲載を、公民館の「公平中立の立場から
好ましくない」として拒否された俳句だ。

自由を守れと大きな運動に広がり、裁判でも
勝訴した。

今日の赤旗に、この看板の記事が掲載された。

北海道の経営者でつくる「グリーン九条の会」
が設置した屋外看板「スリービルボード」と
のこと。

安倍内閣への「怒り」のすそ野が広がってい
る。

台風15号の甚大な被害の千葉県。それを人
ごとのように発言する安倍首相。

ラグビーW杯日本大会を宣伝した安倍首相の
官邸ツイッターが「千葉のことを考えて」と
荒れているというニュースが流れた。

まさに「一強」という言葉に浮かれて「裸の
王様」になっているとしか見えない。


ますます情報開示が少なくなる防衛省

2019-09-19 07:20:34 | 日記

米海兵隊による矢臼別演習場での155ミ
リ榴弾砲実弾射撃訓練が昨日公表された。

なんと! 砲撃演習開始の日にちがない。
「10月中旬から11日間」のみ!

情報公開がどんどん後退している。

沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練の分散・実施について(矢臼別演習場関連)
令和元年9月18日 防衛省

1.矢臼別演習場における射撃訓練は、令和元年10月中旬から10月下旬までの日程で実施する予定です。 2.訓練部隊の展開・撤収等の日程については、次のとおり予定しています。

10月 上旬 訓練部隊 矢臼別演習場 到着

10月 中旬 ~ 10月 下旬 射撃訓練期間11日間(このうち、射撃日数は9日間)

11月 上旬 訓練部隊 矢臼別演習場 出発

3. 訓練規模、人員及び砲数等(支援部隊を含む)については、次のとおり予定しています。
(1)規模:大隊レベル
(2)人員:約500名
(3)車両:約100両
(4)砲数:12門

りゅう弾砲や米軍車両が、国道などを通れ
ば渋滞が起きる。ましてや米軍人の運転で
は・・・と不安はつきない。

政府は演習の「固定化」はしないと明言し
たが、実態は固定化そのものだ。
そのうえ3億6千万円もの日本の税金が使
われている。

これがアメリカ言いなりの安倍政権の実態
だ。


ドローンの暴走

2019-09-17 07:23:44 | 日記

サウジの石油施設が「ドローン」によって
大規模な攻撃にさらされた。
小規模な攻撃はすでに何回も起きている。

今、多種多様な「攻撃型ドローン」が生ま
れている。親指ほどの大きさの監視カメラ、
手のひらサイズの爆弾をもった「ドローン」
など、軍事の様変わりがあまりにも急速に
進んでいる。

こうしたものが大量に投入されたなら・・

さらに妨害電波に対しても、「自立型」の
ロボットなら対抗できる。

「自律型致死兵器システム(LAWS)」の
禁止が国連で議論されているが、アメリカ
やロシアなど軍事大国が反対している。日
本はアメリカ追従だ。
LAWSとは「殺人ロボット」のことだ。
              こちら ⇒
ロボットと言っても「人間型」とは限らな
い。小型ドローンも顔認識でターゲットを
殺害可能だ。

鳥や蚊の大群のように襲ってくる。
悪夢としかいいようがない。

日本はイージスアショアなど、日本の防衛
には全く役にたたないものを巨額な税金で
買おうとしている。

憲法9条を持つ世界でも、歴史上でも例の
ない「平和国家」の日本。

いまこそ、その力を発揮すべきときだ。
しかし安倍首相と自公政権にはその意志は
まったくない。

ドローンという異質な軍事技術に対して、
時代遅れの政権の退場が近づいている。


風あざみの季節

2019-09-13 12:31:45 | 日記

蒸し暑かった釧路も、昨日からようやくさ
わやかになった。

スッキリした青空に大きな雲、そして心地
よい風、子ども時代の夏休みの終わりを思
い出す。

むかしヒットした「少年時代」という歌が
ある。

夏が過ぎ 風あざみ
誰のあこがれにさまよう
青空に残された
私の心は夏模様

夏休みは毎日川で泳いでいた。
しかし8月の夏休みの終わりごろには、肌
寒くなり泳ぐのが大変。
暑さに疲れたアザミの花も下を向き、風に
ゆれている。真っ青な空に入道雲、ツクツ
クホウシが休みの終わりを告げている。
「宵かがり」には、祭りの夜店のカーバイ
トの匂いを今でも思い出す。

この歌詞と私の子ども時代がしっかりリン
クし、記憶を呼び起こす。

まさに今日の釧路だ。

私たちは「戦後民主主義」の世代として育
った。子ども時代の思いは忘れない。

しかし、この「戦後民主主義」を否定する
人たちがいる。
いわゆる「歴史修正主義」だ。

彼らの一番の狙いは「憲法9条」を変える
こと。それもアメリカの要請でだ。

安倍新内閣の大臣たちを見ると、こんな危
険なことはない。
310万人、2000万人、6000万人・・・の
命。
「二度と戦争をしない」という日本国民の
思いは、安倍内閣の改憲の野望を許さない。

今日の青空と雲をみて。


国民からかけ離れた新内閣

2019-09-12 11:23:55 | 日記

新閣僚の名前を見るたびに「またか」と思
う。

加計学園問題の中心にいた萩生田氏を文科
大臣にするのは、いかにも最後の火消し役
ということか。

安倍首相に忠実に韓国たたきを行った河野
氏を外務から防衛省に。

そして戦前こそ美しい日本の国だと進めて
いる日本会議の極右の人たちが中心を占め
ている。

まさに憲法9条改正のためのさらなる布陣
の強化といえよう。

今、隣の千葉県では台風15号による未曾有
の災害が発生し、4日経っても電気が止ま
ったままだ。
クーラーが動かず熱中症で亡くなっている
高齢者がでていると報道されている。

コンビニなどお店が閉店、ガソリンスタン
ドに区r間が長蛇の列・・・去年の北海道と
同じだ。いやそれ以上になりつつある。

組閣を一時的に中止すべき事態ではなかっ
たのか。新内閣の閣僚から、台風15号被害
についての緊急な対策の言葉が出てこない。

このままでは、昨年の北海道のブラックア
ウトよりひどいのでは?

安倍首相をはじめ閣僚の面々の目線が、国
民に向いていない。

国民の望んでいないことを真っ先に主張し
ているではないか。

安倍首相のいう「安定と挑戦」の安定は、
安倍首相のお友達ですべてを囲む、安倍首
相自身の「安定」ではないか。

「挑戦」は、隣国の韓国への「挑戦」であ
り、トランプへの下僕とプーチンへの屈従
ということをまったく意識しない「挑戦」
だ。

このままでは「国の衰退と国民生活の破局」
の方向に進んでしまう。


気温がつるべ落とし

2019-09-11 12:08:17 | 日記

昨日の朝5時に22度だった気温が、今朝は
12度に。空にはうろこ雲が。釧路もようや
く秋になったと肌で感じた。
まさにつるべ落とし。

この「つるべ落とし」は、高齢の方々には
記憶があると思うが若い人には死語であろ
う。
釧路の秋は、この「つるべ落とし」にふさ
わしい。夏から一気に冬に入る気配がある
から。

じめじめ感がなくなり、さわやかな季節に
入ったが、こちらはスッキリしない。

安倍首相の内閣改造とともに、相も変わら
ず「韓国たたき」が広がっている。
安倍首相のお友達の政治家発言やテレビが
あまりにもひどい。

「反知性」という言葉が浮かんでくる。

河野外相が米のブルームバーグ通信に寄稿
した。
今日の赤旗では「自らの言明と矛盾する河
野外相の寄稿文」と批判記事が掲載された。
            こちら ⇒

最大のポイントは、昨年の11月14日の衆
院外務委員会で河野氏自身が「個人の請求
権が消滅したと申し上げるわけではない」
と答弁している。

日本と中国では国家間は終わっているが、
個人と日本の民間企業との「和解」が行わ
れた。
同じことが、なぜ韓国と出来ないのか。

安倍首相の意を受けて、自らの言明と矛盾
してでも「追随」するという情けない姿が
そこにある。そういえば「反原発」の言明
もコロと変えた実績がある。
上には尻尾をふり、弱いものには傲慢にな
る。安倍類は友を呼ぶ。

今回の内閣改造も安倍首相の「イエスマン」
で、お友達で、固めた新内閣だ。

小選挙区制がここまで自民党を堕落させる
とは、保守の方々は驚きを禁じ得ないので
はないか。

安倍政治を終りにして、こちらもスッキリ
秋の空にしたいものだ。


あつ~い釧路

2019-09-10 07:35:35 | 日記

台風の余波、9月も中旬に入ろうとしてい
るのにムッとする暑さが続いている。今朝
は22度も。13日が十五夜だというのに。

暑さで身体がジメジメして気分が悪いが、
こちらは精神的に。テレビの「嫌韓」報道
だ。

明けても暮れても韓国の「ひどさ」が報道
されている。タマネギ男の疑惑より、安倍
政権「ウソとごまかし」の実態を報道する
方が、よっぽどジャーナリズムではないか。

官房長官の「すべての責任は韓国にある」
という発言が、何の批判もなしに垂れ流さ
れている。

内政が行き詰まると外国に国民の目をそら
すのは、為政者の常とう手段だ。

安倍政権の「森友加計疑惑」もそのまま。
日米FTAなど。TPP水準を超えないと日本
国民に約束していながら、自動車は除かれ
るは、中国に売れなかったトウモロコシを
大量に買い入れるは、など本来の政治から
みればメチャクチャだ。

テレビと一部新聞の安倍政権への「忖度」
は異常を通り越して、「安倍独裁」へ加担
しているとしか思えない。

歴史修正、歴史の偽造に加担しない。過去
の歴史に正面からたちむかうこと。

いまこそ隣国との「健全な友好」に立ち向
かうことこそ求められている。

民族蔑視こそ、戦争への入口だから。


過度に競争的なシステム

2019-09-07 07:18:57 | 日記

昨日の国連勧告について

日本は「子どもの権利条約」を批准し、こ
の条約にもとづいて国内法を整備し、順守
していくことが求められている。
そして国連の子どもの権利委員会が各国の
調査や課題を勧告している。 こちら ⇒

2019年3月に配布されている。
         日本語訳は、こちら ⇒

12行目に「日本政府による仮訳(PDF)
がある。

ダウンロードし、その11ページ目にある
ナンバー39「教育」に、
(b) ストレスの多い学校環境(過度に競争
的なシステムを含む)から子どもを解放す
るための措置を強化すること。
と勧告されている。

私は、安倍首相がはじめた「全国学力テス
ト」とその平均点競争が過酷な学校現場を
作り出していると思っている。

もともと財界と自民党は、人間を「天才」
「能才」「異才」「凡人」「非才」と分類
し、能力別の「棲み分け」型の競争の導入
を提唱し、実践してきた。

こうしたことも「いじめ」の深刻化のひと
つの原因でもある。     こちら ⇒

安倍首相の「教育観」が問われている。


教育虐待

2019-09-06 12:35:50 | 日記

子育ての意外な落とし穴のひとつに「教育
虐待」がある。

今日のしんぶん赤旗に武田信子武蔵大学教
授が「教育虐待をどのように考える?」が
掲載された。(10ページ)
   武田氏の「教育虐待」はこちら ⇒

3年前、父親による息子への教育虐待で、
命を奪ってしまったという衝撃的なニュー
スはまだ記憶にある。

「虐待」は無自覚、無意識に行われ、加害
者は「よかれ」と思っていることが多いと
武田氏は指摘している。

問題はその背景だ。
現代日本は「社会の中で勝ち残れ」という
圧力がとても強い。学校を卒業しても座る
イスが少ないし、ボロボロのイスも多い。

当然に親も子供の将来を危惧して「教育」
に力をいれていく。

武田氏は、英語の「アビュ-ズ(虐待)」
と「マルトリートメント(不適切な取扱い
)」という概念を使って理解を深めている。

同時に、氏は国連の子どもの権利委員会の
日本の教育への指摘「高度に競争的な学校
環境が就学年齢層の子どものいじめ、精神
障がい、不登校、中退および自殺を助長し
ている可能性がある」との勧告を引き合い
にだしている。

中高生の死因の第1位が自殺、そして中学
生の11万人が不登校。こんな不健全な環
境はない。

自公政権による「新自由主義」が教育にも
深く浸透し、子どもを「人材」としかとら
えない歪んだ教育が跋扈(ばっこ)してい
る。

正規労働を非正規労働に置き換える「労働
力の流動化」政策も元は同じ思想だ。

知らないことを知ることは、本来楽しいこ
となのに、それが苦痛となっていく。

子どもたちの教育を歪めさせてきた安倍政
権。第1次安倍政権がやったのが教育基本
法の大改悪だ。

DVやこどもの虐待も深刻化している。

やはり、安倍政権を終りにさせることこそ、
教育環境の改善の入口になると私は思って
いる。

     こちらも→ 平均点競争の泥沼 ⇒


流言飛語

2019-09-05 17:30:20 | 日記

昨日は高校生の「情報リテラシー」について
書いたのは、フェイスブックなどSNSを使っ
たフェイクニュースが問題になっているから
だ。

先の参院選での18歳の高校生の投票行動に、
スマホが大きく影響しており、いわゆるネッ
ト情報が高校生の「世論」となっているので
はないか。

SNSなどは、事実の裏付けのない情報が簡単
に拡散していく。(新聞との大きな違い)

ミャンマーのロヒンギャ虐殺事件のニュース
を覚えていると思う。
この事件には、SNSのフェイスブックが巨大
な、悪魔的な影響を与えた。

国連報告で「フェイスブックはミャンマーで
憎悪煽る『けだものになった』」というニュ
ースをご存じだろうか。   こちら ⇒

通信インフラが弱い国土に、通信アンテナを
建てるだけでネットワークが簡単にできる。
当然にスマホのSNSの世界となる。
裏付けのない恐怖を煽る情報がまん延してい
く。

96年前の関東大地震における朝鮮人虐殺事件
も「流言飛語」により虐殺が行われた。

ロヒンギャ虐殺事件と同じパターンだが、道
具がネット、スマホと現代的になっただけで
はないのか。

現代は「ハイブリッド戦」として位置づけら
れているウェブ空間。国家権力が国民の意識
に、フェイクも含め強力に影響を与えること
ができる。

アメリカ大統領選でも他国の干渉という形で
露わになった。

とりわけ「忖度社会」の日本は・・・・怖い
社会だ。

情報リテラシー・・・高校生だけではなく、
国民全体でどう高めていくのか。

民主主義がためされている。