社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

権力へのスリヨリ

2016-01-31 07:38:18 | 日記

3月に行われる札幌の衆議院5区の補欠選挙に、
共産党とは一緒にやらないと、早々に自民党候
補支援を決めた鈴木宗男「大地」代表。

なんのことはない。この前に安倍首相と会って
いることが報道された。

そして昨日の報道では、安倍首相が「大地」と
自民党が一緒に選挙を行うことを「指示」した
という。

「大地」は北海道の大地で、TPP断固反対で
はなかったのか。それがTPP断固推進の安倍
首相と会って協力しようとしている。

そこには「自民党にもどりたい」、「はやく政
権に入って権力をふるいたい」という動機しか
ないのではないか。

TPP断固反対の「公約」をあっさり投げ捨て
る「政治屋」の姿があるだけである。
権力に「スリヨル」姿だけが残っている。

こけにされたのは有権者だけではない。民主党
も比例の1番で民主党議員になったにもかかわ
らず・・・

選挙で「野党の一本化を!」。
この声に誠実に応え、粘り強くとりくまなけれ
ばならない。憲法を、若者の未来を壊す「戦争
法」を廃止するために。

youtube で、札幌の5区の候補1本化への取
り組みを共産党道委員会が記者会見を行った。
現時点での困難さを打開するために。
 ①記者会見 →→→→
 ②記者とのQ&A→→


移植者部会通信 第1号「かがやき」

2016-01-30 07:16:08 | 日記

「北移協」の活動が道移植医療推進協議会のな
かの「移植者部会」として再出発して、最初の
通信「かがやき vol.1」が届いた。

移植体験者が語る手記の題名は、
「移植手術という『魔法』」です。
肝硬変を患い、余命2年と自覚された方です。

夫婦、家族、そして未来。涙なしには読めま
せん。

移植待機者は、(2015年11月現在)
心臓 449人、肺 275人、肝臓 376人、
腎臓 12,794人(道内 553人)、
すい臓 205人、小腸 4人

2014年の腎臓移植を例にとると、生体腎移植
は1471例、心停止・脳死からは127例となっ
ている。

圧倒的に「生体間」となっている。
せめて欧米なみに「心停止・脳死」からの移植
が求められている。

宗教や文化の歴史が深くかかわっているといわ
れている。
しかし、救われる命があるというこ
とを、もっ
ともっと、普及していかなければ。

免許証や健康保険証のうらに書き込むドナーの
意志表示。公の施設やコンビニなど、さまざま
な場所に置かれているドナーカード。

そして、移植者部会通信「かがやき」が、普及
の一翼を
担っていくことを願う。
関係者のみなさん、ごくろうさまです

私のささやかな体験も→こちら→

釧路市 生体間移植


秘書が、秘書が・・・

2016-01-29 07:01:14 | 日記

政治と金をめぐる問題が、また噴き出た。
自ら金を受け取っておきながら、「秘書が・・・」

相変わらず便利な言葉だ。

企業献金とパーティー券、そして政党助成金。
  (甘利氏の2011~14年分)
企業・団体献金  1億6612万円
パーティー券   3億4158万円
政党助成金    選挙などのとき本部より

パーティー券は、形を変えた企業献金でもある。

問題は、表に出ている金の、どのくらいの額が
裏で動いているか、である。

今回も受け取った金が政治資金規正法で表に出て
こない金の一部であった。

私は候補として、多くの人と話してきたが、企業
や団体の方々から「政治家を動かすには金がかか
る。数十万、数百万・・・」とのうわさ話はよく
聞くことがあった。これがすべて記載されている
とは限らない。
政治の裏金の闇は深い。

企業・団体献金の禁止の代わりに「政党助成金」
制度をつくったが、今では企業献金も、税金も、
もらい放題である。

直ちに、企業・団体献金、政党助成金の禁止・廃
止こそ緊急に求められている。
そうすれば、自民党も「財界政党」から「国民政
党」に生まれ変わるであろう。

共産党は、党費や機関紙などの事業と個人献金で
運営している。個人献金も、500円、1000円と、
彼らからするとわずかなお金である。しかし党へ
の期待と願いの結晶でもある。

1企業から10万円の献金と、100人から千円の募
金と比較したなら、どちらが本来の政党なのか。

政党として、100人の期待は裏切れない。
だからこそ、共産党の政策は国民のなかから出て
きたものであり、政党助成金などという税金の受
け取りを拒否している理由のひとつでもある。

政党助成金をもらえば、国民と政党との「かい離」
が始まる。政党が努力しなくてもお金が入るから。

年末の政党の離合集散ほど醜いものはない。

いずれにして、甘利氏の辞任での幕引きはは許さ
れない。


「ビフォーアフター」 フォーTPP

2016-01-28 07:54:40 | 日記

住宅リフォームによる「ビフォーアフター」が
テレビで人気となっている。

いま、政府はTPPの露骨なビフォーアフター
をやっている。別名は「粉飾」である。
1月31日付の赤旗日曜版で特集を組んでいる。

TPP(環太平洋連携協定)による影響の試算
が、大幅に変わった。
上の図にあるように、あまりにも極端な変わり
ようだ。
鈴木宣弘東京大学大学院教授が「前代未聞の意
図的修正」と記事をよせている。

こんな「ビフォーアフター」はごめんだ。
ぜひ一読を!

TPPの原則は「関税ゼロ」である。
多少残ったとしても、TPPの精神でズタズタ
にされてしまう。
そして、日本が文字通り、アメリカの「食い物」
にされてしまう。

アメリカと財界にひたすら奉仕する安倍政権。

釧路地方は酪農と漁業が基幹産業。TPPの影
響ははかりしれない。


自民党政治の三つの異常

2016-01-26 07:12:17 | 日記

共産党の不破哲三さんが、日本記者クラブ、テレビや
ラジオなど戦後70年、自民党政治の60年を語っている。
youtube でも見ることができる。
久米宏さんとのラジオ対談も youtube にある。
これがおもしろい。

世界のなかでも異常に突出した「特質」とは、
①財界直結、いいなりという異常
②アメリカいいなり
③日本が起こした侵略戦争に無反省

いまの世界に治外法権をもった米軍基地が大規模に存在
している資本主義国は日本以外にない。
さらにアメリカの武力行使にたいして一度も「ノー」と
言ったことのない国も、日本だけである。
とりわけイラク戦争で、真っ先に賛成したのが小泉首相で
あった。いまでは「大量破壊兵器」はねつ造であったこと
が、明らかにされている。

マスコミも一面的な「中立」というおかしな立場から、右
へ右へとどんどんひっぱられている。
小選挙区制賛成、消費税増税、TPP推進と国民の過半数
が反対し、その中身を冷静に分析すれば、国民の立場に立
つことができるはずだ。
ここにも「三つの異常」が「侵食」している。

戦争はマスコミが誘導していくといわれる。

二度と戦争はしない、と誓った日本国民の願い、そして日
本国憲法が危険にさらされている。

南スーダン、対IS支援で、戦争への一歩を踏み出す危機
が迫っている。「今そこにある危機」だ。

安倍首相の「暴走」を止めるのは、やはり国民だ。


何が問題か? それを明らかにすべき!

2016-01-25 07:28:59 | 日記

ほっかい新報に、釧路市議会の議会広報不掲載に
ついての問題を松永団長の記事が掲載された。

1ヶ月にわたる釧路市議会の混乱。野党の、それも
共産党の2人の質問を「議会広報」に載せないと多
数決で決めてしまった。

市民の知る権利を侵し、「釧路市議会基本条例」に
違反している。

この混乱を引き起こした原因と責任の追及はこれか
らだ。


貧困なる「貧困観」

2016-01-24 07:46:46 | 日記

今日の赤旗の「まど」欄に、安倍首相の国会答弁で
「日本は裕福な国」が話題になっていることが紹介
されている。

ハフィントンポストにも紹介されている。

この子どもの貧困の議論の、その後の話が「まど」
に書かれている。

その晩に、安倍首相と公明党の代表、幹事長が東京
の高級ふぐ料理店で会食が行われた。

この店の「天然ふぐコース」は「3万7800円」なり
となっている。何を食べたかわからないが、庶民の
行くところではない。

確かに、1回ん万円の高級料理店で毎晩食事をして
いれば、貧困はないと思うだろう。
また自分は特別な人間と錯覚するのであろう。

新自由主義による「規制緩和」で、貧困と格差が異
常にまで広がり、地方の衰退は目を覆うほどに。さ
らにバス事故に示されるように、人の命まで奪われ
ている。

自民・公明政権、そして民主党もどっぷり浸ってい
る「新自由主義」。

その実態をもっと明らかにし、人間らしい経済の立
て直しに向かわなければ・・・


誰のための議会か

2016-01-23 07:28:19 | 日記

「誰のための議会か」?
本日付の道新、31ページの道東版の「やちぼうず」
に掲載された。

議会のイロハから、今回の釧路市議会の問題点のひ
とつを指摘している。

一人の市民から私のところに電話が来た。
「市議会議員の教育は何かやっているのだろうか」
私は、「ありません」と答えた。
あるとすると学校教育の「社会」ではないか。
身につけているかどうかは別にして。

市議に初当選したときは、市の施設の見学や市議会
について簡単な説明が行われるだけである。

議員教育は、各会派が行うとともに、政党人ならそ
の政党が行っているはずである。

共産党は、必ず新人教育を行っている。
議会のイロハから、市民の代表者として何が必要か
などである。

最後に「今回の問題を契機に、市議一人一人があら
ためて考え直してほしい」とむすばれている。

その通りだと思う。
釧路市議会の定数28人中、なんと18人が不掲載に
賛成したという。事態は深刻である。

今日の2時から、釧路市国際交流センターの3Fで
「議会広報不掲載を考える市民集会」が開かれる。

ぜひご参加を!

 


「貧困大国」を加速させる消費税増税!

2016-01-22 07:02:03 | 日記

消費税10%増税による家計の負担増(政府試算)が
デタラメであることが明らかにされた。

19日、共産党の小池氏による質問で、実際の家計負
担は、当初の政府試算の2倍であった。
まさに「詐欺」である。

そして消費税増税が「子どもの貧困」に拍車をかけ
ること。安倍首相はまったく意に会さない姿勢が明
らかにされた。

安倍首相は、抽象的な言葉はペラペラしゃべるが、
現実と向き合っていない。まさに観念の世界。

自民・公明は、消費税10%増税に固執している。

さらにひどいのが、補正予算での低所得者への3万
円給付である。これも1回だけであると強調してい
る。

「朝三暮四」、「選挙対策」

これほどひどい政策はないであろう。
今年はさる年でもあり、サルも怒るであろう。
    (朝三暮四の意味を辞典で・・・)

3万円現金をやる。食料品は「軽減税率」で8%に
すえ置きとする。だから消費税10%増税を受け入れ
ろ。
しかし、負担増は明白!!

現金3万円と食料品の8%すえ置きによって、延々
と続く増税は我慢しろ、ということ。

消費税増税は必要ない。儲けに儲けをあげている大
企業に「応分の負担」で十分まかなえる。

日本の子どもの貧困率は16・3%にのぼる。母子
家庭など一人親家庭の貧困率は54・6%と世界の
なかでも突出した高さだ。

これにいっそう拍車をかけるのが消費税10%増であ
る。

得票率17%(絶対得票率)の自民に、参院で審判を!
格差と貧困を推し進める公明にも審判を!


「規制緩和」が招いた惨劇!

2016-01-21 06:24:01 | 日記

暴風雪のため二日連続の雪かき。
身体の節々が痛む。軽がまだ雪に埋まったままだ。
もうひと頑張り。

悲惨な事故で言葉もでない。
多くの大学生が一瞬に命を奪われた。

次ぐから次へとでてくる違反。
人の命を預かっているという自覚がゼロ。

安かろう悪かろうとバス会社の新規参入が激増し
たのが、2000年の「規制緩和」。

あの関越自動車道のバス事故から4年も経ってい
ない。まただ!

2000年の「規制緩和」を強行したのが、自民・
公明政権であった。

「新自由主義」が吹き荒れ、あらゆる分野が「ボ
ロ儲け」の対象とされた。

あの時の口実が「規制があるから経済が発展しな
い」であった。

「規制緩和」で経済が発展するどころが、「失わ
れた20年」が30年に突入し、格差はますます大
きくなっている。

今後、事故を起こしたバス会社のデタラメぶりは、
さらに明らかになっていくだろう。

と同時に、「規制緩和」という構造そのものにメ
スを入れるべきだ。

このメスは、自民・公明政権ではできない。
7月の参院選こそ、審判のときだ。

若者の未来を失わせないために。


よかったね!

2016-01-18 07:33:46 | 日記

「よかった、よかった」
「このままでは全国の恥さらしになってしまう」
「なんでこんな問題が起きたのか。検証が必要だ」
「議会とは何か、議員は勉強しているのだろうか?」
などなど・・・

市議会広報に2人の質問が掲載されることになって、
ホットと胸をなでおろす人、恥ずかしいことはもう
やめてほしい、まだ怒りが収まらない人など、さま
ざまだ。

激励がつづいてきた。

もし、不掲載となったら、その影響は計り知れない。
多数派が認めない議会質問は、議会広報に載せられ
なくなる。まさに多数派による「検閲」だ。
言論の府としてあってはならないことだ。
そして、議長をはじめとした与党の議会制民主主義
のイロハが問われている。

市議会でいったい何があったのか。
憶測も含めていろいろ飛び交っている。
議長選のしこり、議長のイスの「禅譲」のうわさ、
市長選前の政治資金問題の封印など・・・

与党が共産党の質問を嫌っていることもよくわかる。

議会の監視・チェック機能を否定するような今回の
議会広報の不掲載問題を二度と起こしてはならない。

報道によると、議長は「市民に経緯を説明する必要
はない」と早々と防衛線をはっている。

やはり、検証は必要だ。そして判断するのは市民だ。


・・・ 一転 解決!! ・・・

2016-01-16 07:56:58 | 日記

1ヶ月にわたった釧路市議会の広報への不掲載問題
が、「掲載する」となり、一転解決した。

この1ヶ月間の混乱はなんであったのか?

事の発端は、月田議長に金安委員長が「アベ政治を
許さない」という文言を「不適切」だと思ったこと
を相談したことだ。

この時点で、20年以上ベテラン議員である議長が
とどめれば何ら問題は起きなかった。

一緒になって各会派の議論に持ち込み、代表者会議
にかけてしまった。
公開された議会の議論を市民に知らせるかどうかを
多数決にかけるべきではなかった。

「民主主義」や「言論の自由」に対して、いかに底
の浅い、浅はかな認識であったか。
「貧困なる精神」の露呈であった。

議長は、「広報を期日通り発行することが重要」と
して今回の結論に至ったと説明しているが、完全に
問題をすり替えて、「逃げ」の一手である。責任を
代表者会議にもって行こうとしているのではないか。
さらにこの間の一連の混乱を引き起こした経過の説
明も必要ないと逃げてしまった。

議会の「イロハ」もわからないという「釧路市議会
史上の汚点」となってしまった。

あらためて「不掲載」にしようとした質問原稿は、
梅津議員
流行語大賞に選ばれた「アベ政治は許さない」クリ
アファイルを「職員室の机の上に置いたのはだれか」
という調査は適切なのか。
松永議員
市長が後援会から13年と14年で1,350万円も借入
ている。その使途は。いつ返すのか。
ともに市長、教育委員会の執行機関が行ったことへ
の監視、チェックであり、議会の重要な役割の発揮
であった。

今回のようなことを二度と起こさないように願う。

最後に、「議会制民主主義」がどのように発展して
きたのか、ヨーロッパや日本の歴史をあらためて学
ぶ機会にしたい。

「私はあなたの意見には反対だが、それを主張する
権利は命をかけて守る」(ヴォルテール)


セキュリティはなぜ破られるのか

2016-01-15 07:19:11 | 日記

セキュリティといえば、ファイアーウォール、セ
キュリティゲート、IDS/IPS、UTMなど、素人か
らみるとカタカナや英語、そしてあまりにも複雑
すぎて近寄りがたい感じがする。

そして、技術論になればなるほど基本が忘れ去ら
れていく。

そうした方の入門書として、
「セキュリティはなぜ破られるのか」ー
 ー10年使える「セキュリティの考え方」
ブルーバックスの 新書で岡嶋裕史氏著

ちょうど10年前の本だ。

そもそもネットも人間社会と同じである。
専門用語ではなく、私たちの歴史や社会から説い
ている。だから分かりやすい。

技術的な専門用語で「ケムにまかれる」というこ
とがあるように、私たち素人は基本を理解してお
くことが大事ではないか。

この本で解明している3つの原則。
①完全な防御ラインは現実的には作れない。
②防御ラインの内側の異分子には勝てない。
③セキュリティを考える上で最弱のパーツは人
間である。

けだし名言ではないか。

専門のセキュリティ会社での情報流出は、「完全
な防御ラインは現実的には作れない」のだ。

何年か前、アメリカのセキュリティ会社の会長の
パソコンから情報漏れのニュースもあった。

「住基カード」はネットにつながないということ
で、議会でゴーサインがでたのではなかったか。
それをマイナンバーでは、いとも簡単につなげて
しまう。
国民を忘れ、政府やIT関連企業の「もうけ」だ
けが際立っている。

マイナンバーは中止すべきだ。


情報流出が続いている・・・

2016-01-14 16:11:16 | 日記

セキュリティ会社の「アークン」から、3,800件の
顧客情報がネットで流出し、恐喝されたとニュース
が流れた。

この会社は、マルウェアーのセキュリティで売り出
し、大きく成長したベンチャー企業だったと思う。

当然、信頼を失い、株も大幅に下落しストップ安と
なり、今日は始値がつかないまま推移している。

北海道大学では、不正アクセスで11万件もの学生の
情報が流出したと、お詫び会見をしている。

どんな専門家でも防げない。

昨年の6月の国会で、山下書記局長がマイナンバーの
質問で、
1、100%情報漏えいを防ぐ完全なシステムの構築は
  不可能
2、意図的に情報を盗み売る人間がいる
3、一度漏れた情報は流通・売買され取り返しが付か
  ない
4、情報は集積されるほど利用価値が高まり攻撃され
  やすくなる

菅官房長官は、「そういうものであるということを基
本に防御体制をつくることが大事だ」と答えるなど山
下氏とほぼ認識が一致。

山下参議員は「マイナンバー制度はこの四つのリスク
を高める危険性がある。マイナンバー実施そのものの
中止を真剣に検討する必要がある」と強く主張。

にもかかわらず、政府も、自公の議員も、こうした愚
をおかそうとしている。

ネットをよく知っている人ほど、マイナンバーは危険
のカタマリだと思っている。

まだ遅くない。
まずは「延期」、そして「中止」を。


2045年

2016-01-12 09:11:49 | 日記

テレビでも人工知能(AI)が取り上げられ、とりわけ
2045年問題が話題になっている。
シンギュラリティ(技術的特異点)と呼ばれている。

ホワイトカラーの分野での単純で反復するものは、人
工知能(AI)に置き換わるというものだ。

たしかに人工知能の発展はすさまじい。
ロボットが人間の労働に置き換わっていく。
SF小説のテーマでもある。
15年前にはAIという映画が上映されている。
人間という種が知的退廃に陥ったのが、超長編小説の
スペースオペラである「ペリーローダン」。すべてロ
ボットが代行し、人間は知的ゲームに高じているとい
う退廃した帝国を描いている。

もっとすさまじいものが、映画「ターミネーター」で
あり、「マトリックス」だ。

昔のほのぼのとしたロボットではない。

2045年は、人口知能がさらに発展し、人間がコンピュー
ターの支配に置かれてしまう「特異点」。

しかし、資本の運動という観点が抜けている。

資本論第13章第六節「機械装置によって駆逐された労
働者にかんする補償説」に、
「機械装置は、労働時間を短縮するが、資本主義的に
使用されれば、労働日を延長し、それ自体としては労
働を軽減するが、資本主義的に使用されれば、労働の
強度を高め、それ自体としては自然力にたいする人間
の勝利であるが、資本主義的に使用されれば、自然力
によって人間を圧服し、それ自体としては生産者の富
を増すが、資本主義的に使用されれば生産者を貧民化
する」

説明の必要はないであろう。
機械を「コンピューター」、「AI」に置き換えてみれ
ばよくわかる。

巨大な資本を人間がコントロールできるか、にかかっ
ているのではないか。

2045年問題も「資本論」が解明した資本主義社会の
仕組みを我々がつかむ必要がある。