社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

今年1年をふりかえって

2016-12-31 07:42:43 | 日記


 お供えに「平和」の文字を(29日)

昨年の9月19日、安保法制(戦争法)が強行
可決され、今年の3月に施行された。そして
いよいよ南スーダンの自衛隊員に「かけつけ
警護」が11月に付与された。年明けには北海
道の部隊(釧路からも十数名)が南スーダン
へ。

二度と戦争はしない。
「専守防衛」という自衛隊。

50~60年代の国会での論争からみると隔世の
感がする。
というより、明確な憲法違反である。

「自由と民主主義、法の支配」という言葉を
繰り返す安倍首相。その裏で、自由をじわじ
わと締め付け、秘密法で縛り、法の支配を公
然と踏みにじる。
ジャーナリストの奮起が必要ではないか。
いや私たちの奮起が必要だ。

戦前のドイツも、日本も、大きな反省は、気
が付いたとき、どんな小さなことでも行動す
ることだと言われた。小さな勇気。

貧困と格差もいっそう拡大している。
教育も学力競争でますますいきぐるしくなっ
ている。

閉塞感のひろがり

年が変わるように、社会的変化の胎動がはじ
まろうとしている・・・


〆と望のもちつき

2016-12-30 07:20:09 | 日記

いざ、矢臼別へ

雪におおわれた牧草地を通って

熊注意の標識を通って

この先が川瀬牧場だ。

快晴だが原野特有の厳しいしばれだ。
歩くと「キュッ、キュッ」と雪が鳴く。

D型ハウスのなかは、もちつきの熱気でむん
むんとしている。
なぜ29日かというと「にくい」やつをつく、
という意味にかけている。


小さなお子さんが喜んでついていた

今年の矢臼別10大ニュースの1番は
TPP連続学習会
2番目は、「戦争法」反対の別海町内の署名
が目標の2500を大きく上回り、3037筆も集
まった。自衛隊の町だからこそ、遠い外国で
「死なせない」の思いが強い。

その後も、歌や面おどり、朗読など、つきた
てのお餅の雑煮お食べながらおおいに笑い、
来年への決意を語りあった。

来年は、いよいよ北海道から南スーダンへ


ツルツル路面

2016-12-29 07:28:21 | 日記

釧路市内の道路が恐ろしいほどツルツル路
面になったきた。とりわけ交差点付近がす
ごい。

私は4WDだが、発進や坂道を登るときも
空転し大変な目に合う。

一にも二にも、トロトロ運転と車間距離を
開けるしかない。

また車だけでなく、歩行者も転んで骨折し
た人が増えている。
杖をつくお年寄りも危険だ。

ツルツルバスターズの出動も。
砂を背中に積んで、砂噴霧器で歩道のツル
ツルを解消する。
またツルツルを解消する特殊車の開発も急
がれる。

釧路では手押し車の砂まきを開発した人が
いる。

釧路の大学や技術系の企業など、異業種の
力を合わせた開発が急がれる。その力は十
分にあるはずだ。


廃棄

2016-12-28 07:36:36 | 日記

18日前のブログに「拝跪」を書いたが、今
度は「破棄」だ。

よっぽどまずいことが書かれていたのか?

南スーダンに派遣されている自衛隊の記録
文書で、今年の7月の武力衝突時の「日報」
が破棄されていたことが判明した。

国民が一番知りたいものではなかったか。

自衛隊は公務員であり、文書保存義務は3
年だが、例外規定を適用したので違法では
ないとのこと。

疑念はつきない。

南スーダンの内戦は、民族浄化という大虐
殺が発生する恐れを国連が警告している。

武器を両勢力に渡さないことが重要であり、
その禁止を訴えることに、日本が反対した。

自衛隊員がいち早く武力参戦したいのでは、
と勘繰りたくなる。

日本国内に「Xデー」を期待する勢力がい
るのではないか?
ショック・ドクトリン=惨事便乗型資本主
義という言葉があるが、この「Xデー」を
使って、いっきに「憲法改正」の世論をあ
おる動きもあるのではないか。
安倍首相の考えや動きをみていると、そう
思ってしまう。

安倍首相が真珠湾で「不戦の決意」を述べ
るとのことだが、アメリカとの「不戦」に
矮小化しているのではないかと思うのは私
だけであろうか。


侵食

2016-12-27 07:16:23 | 日記

25日付朝日の「軍事目的のみの研究せぬ」
の記事には驚いた。
安倍首相の推進する軍事研究の資金を得た
北大大学院の教授の記事が掲載された。

「特定の船種に限った研究ではない。軍事
目的のみの研究はしないし、それが守られ
ないなら降りる」と取材に対して答えてい
る。

先端技術は、何が軍事かどうか線引きでき
ないのはあたりまえではないか。

問題は「防衛予算」から出ていることが問
題なのだ。なぜ文科省や経産省の予算では
ないのか。

「言い訳」と「自己弁護」としか聞こえて
こない。

大学を軍事研究に引き込むため、安倍首相
は来年度に110億円を計上した。前年度か
ら実に18倍の増だ。その反面、社会保障費
の自然増から1400億円もカットした。

一度でも軍事予算の「ヒモ」がつけばどう
なるのか。今の日本では「秘密法」が制定
されている。何が秘密か、それさえも秘密
と言われているように、結果は見えてくる。

先の大戦で「科学技術」が大量殺人に使わ
れている。ドイツでも日本でも、またアメ
リカでも、「科学者」が総動員されている。

人類にとって、この苦い教訓が薄れている。

長い時が経過すると海岸や河川は「侵食」
を受ける。
来年は、戦後72年。
「軍神」をつなぎとめていた「鎖」が外さ
れようとしている今、我々の精神が軍事か
らの「侵食」を受けるには早すぎる。

京大有志の会のアピールをぜひ!
  →こちら→


言葉と現実

2016-12-26 07:38:05 | 日記

再び安倍首相が真珠湾に行く。
「二度と戦争をしない『不戦の誓
い』」との報道が流れている。

「戦争法」の強行と南スーダンでの駆け
つけ警護など、戦争のイメージを少しで
も和らげようとしているのか。さらに外
国訪問で支持率を上げてきた経験にもと
づくものか。

「九条の会」も「二度と戦争をしない」
として「九条を守れ」と運動を展開して
いる。

集団的自衛権を一部認め、武器輸出も解
禁した。「戦争法」でいよいよ南スーダ
ンで専守防衛の自衛隊員が銃撃戦に参加
するときが近づいている。
日本の予算も「防衛費」が過去最高に。
そして安倍首相は、憲法9条を改正し、
軍隊を正式に認め、日の丸尊重を憲法に
書き込む自民党の憲法改正案をすすめて
いる。

憲法によって政府を縛る「立憲主義」で
はなく、憲法によって国民の義務を強化
し、政府が命令する時代錯誤の憲法に変
えようとしている。

こうした安倍首相をマスコミは「平和の
ための安保法制」、「不戦の誓い」など
と報道する。

安倍首相と「九条の会」の運動とどちら
が「平和」のためなのか。

この問題の本質を深く掘り下げ報道する
のがジャーナリズムの役目ではないか。

最近、政府や安倍首相の言葉をそのまま
報道するケースがあまりにも多いのでは
ないか。

戦争は常に「平和」の言葉で行われてい
る。

高度に抽象的な言葉こそ、現実を反映さ
せなければならない。

現実を反映しない「言葉」の、その本質
を深くつかみ、報道するジャーナリズム
精神が求められているのではないか。

でなければ、再び報道機関が戦争を遂行
し、けん引する役割を担ってしまう。


クリスマス プレゼント

2016-12-25 06:57:15 | 日記

今朝は星がかがやき風もない穏やかであっ
た。しかし、晴れた穏やかな朝こそ寒い!
6時ごろ市内の温度計をみたらなんと!
マイナス16.8度をさしていた。

NHKを聞いていたら、クリスマスに因ん
だプレゼントを行う昆虫の話をしていた。
雄が雌にエサをプレゼントする求愛行動と
のこと。
・ヤマトシリアゲムシ
・オドリバエ

オドリバエでは笑ってしまった。
小さな虫を捕まえてラッピング(袋)して
雌に渡すが、なかには「空」の袋を渡して
交尾するものもいるというお話。

なぜ笑ったかというと、今の政治と同じだ
なと思ったから。

消費税の値上げに対して、低所得層には給
付金と称して現金を配る。実態は、1年を
通せば消費税値上げ分の2割ほどしかもど
していない。「朝三暮四」政策だ。

社会保障のためと称して消費税の値上げを
行う。その批判を避けるために現金給付と
いう「あきれた政策」だ。
低所得層を考えるなら、消費税を上げなけ
ればよいことだ。
ではどこから? 儲けに儲けをあげている
超大企業だ。1億円を超えるといっきに税
率が下がっていく。これを改めることこそ
必要だ。もうけ過ぎと減税のおかげで、内
部留保は過去最高に。
お礼として自民党に政治献金がいく。

自公政治で「言葉」だけがおどっている。
まさにオドリバエの名前のごとく。

「空」のラッピングを見破る力を身につけ
破らなければ!


人と地域を荒廃させるカジノ

2016-12-24 07:18:21 | 日記

昨日は朝から雪かきだった。
南側を低気圧が通過すると、いつもいつ
も大変だ。
今朝は筋肉痛!
毎年恒例の行事だ。日ごろの運動不足の
私にはちょうど良いのでは。

大雪が降っても、パチンコの駐車場は満
杯が多い。パチンコ愛好家のなんと多い
ことかとつくづく思う。

しかし、パチンコをやっている人も「カ
ジノ反対」は多いと感じる。

パチンコ・スロットは「遊技場」であり
「ギャンブル」ではない。これが公式見
解ではあるが、誰もそう思ってはいない
ところがおもしろい。

ギャンブルではないために、「射幸性を
あおる」、「現金をかける」ことを禁止
している。(三店方式という抜け道はあ
るが?)

風営法第23条(遊技場営業者の禁止行為)
1 現金又は有価証券を賞品として提供
  すること。
2 客に提供した賞品を買い取ること。
3 遊技の用に供する玉、メダルその他
  これらに類する物(次号において「
  遊技球等」という。)を客に営業所
  外に持ち出させること。
4 遊技球等を客のために保管したこと
  を表示する書面を客に発行すること。

かなり厳しい。
射幸性が強くなると「賭博」となり、刑
法では重罰、民法では無効となる。

しかし、カジノには、この規制がない。
現金のやり取りであり、上限が事実上な
い。そのため、100億円をすった経営者
もいた。(「熔ける」大王製紙前会長 井
川意高の懺悔録(双葉社刊)
これを読むとギャンブルの恐ろしさがよ
くわかる。

また経済的にも、カジノは「衰退産業」
である。
マカオの大幅な売り上げ減が報道され、
アメリカのカジノの倒産があいついで報
道されている。
(鳥畑与一静岡大学教授の本を!)

人も地域も荒廃させていく。

カジノ法に賛成した議員:いかにギャン
ブルで本人や家族の苦しみにこころを寄
せられない議員か! 国民の代表といえ
るのか!

本来の保守政治家よ、どこへいった!!

私の筋肉痛とともに、あらためて怒りが
こみあげてくる。


パイロットプラント

2016-12-22 07:24:56 | 日記

もんじゅの廃炉が決定した。
最大の弱点であったナトリウム漏れが発生
し、20年以上止まったままであった。
すでに1兆円以上の税金を投入している。

もんじゅは、政府のすすめる「核燃料サイ
クル」の要であったが、これがなくなると
サイクルの輪が閉じなくなり、構想は破た
んする。
この「国策」が破たんすると困るので、な
んと! 「実証炉」を建設することなった。
この先、いったいどれほどの税金を投入し
ようしているのか。

もんじゅは「パイロットプラント」*では
なかったのか?
その「成功」によって、次の実証炉建設に
むかうはずなのだが、とても「成功」とは
いえない。
そもそも高温高圧で放射能を帯びたナトリ
ウムの扱いが成功していないのでは。
水蒸気や水にふれただけで爆発する代物で
ある。
こうしたものを封じ込める材質などあるの
だろうか。もっともっと長い基礎研究が求
められているのではないか。

原発はいったん事故が起きれば、地域的に
も、時間的にも、取り返しのできない事態
に陥る。さらに放射性廃棄物は、万年単位
で管理しなければならない。未来の世代に
対して無責任このうえない。

狭い日本列島に1億人が住み、地震・津波
・火山など「災害列島」でもある。

原発の「国策」はやめるべきだ。
これ以上の税金投入、国民負担をすべきで
はない。

*パイロットプラント
 実際に同じ大きさのものを作って運用し、
さまざまなデータを集め、その上に「実証
炉」をつくる。これが成功すると、いよい
よ「商業炉」の建設に進む。
技術開発の5つの段階。ラボ(研究室)→
ベンチ→パイロットプラント→実証機(デ
モ)→商用機となる。


夜間空中給油

2016-12-21 07:40:40 | 日記

沖縄のオスプレイの墜落は、夜間給油中で
あった。
あの大きな二つのプロペラの狭い間をぬっ
て給油プローブを差し込むのはどう見ても
危険だ。それも夜間。

まだ事故の原因はわからないが、プロペラ
がホースに接触したと報道されている。

米軍の作戦はほとんどが夜間ではないか。
暗視装置やレーダーなどの高性能化による
ものだ。
こうした軍事技術の革新に躍起となってい
る。

新自由主義の大学版でもある国立大学の独
立行政法人化が進み、独立採算制を強制し、
予算を削減していった。
昔から研究費は大変であったが、削減され
るなか、手を差し伸べてきたのが防衛省で
あった。

軍事研究予算がいっきに増えた。

軍事研究に一度手をつけるともとに戻れな
い。歴史のしめす方向だ。

アメリカのレーガン時代の「スターウォー
ズ計画」といわれた大学などの研究者を取
材した本を読んだことがある。
科学者の言葉は「狂気」としか思えなかっ
た。

人間の知性や能力が、破壊と殺傷のために
使われる。

こうしたことをきっぱり断った京大有志の
会は、勇気ある発言といえる。
ぜひ読んでほしい。
           →こちら→


植民地のかいらい政権

2016-12-20 07:39:10 | 日記

墜落後、原因も解明されないなか、6日後
に飛行再開。
「給油ラインがプロペラに接触・・・『確
信』している」と・・・、なんと原因も思
いこみで決めつけ、再開している。

通常の民間の事故では考えられないものだ。

とりわけオスプレイは構造上の「欠陥機」
といわれている。飛行機にしては翼が短く
ヘリにしてはプロペラが短い。ヨーイング
やピッチングに弱く不安定だ。
そもそもあんな大きなプロペラにむかって
給油ホースを伸ばすことは誰が見てもあぶ
ない。それも夜だ。

全面飛行再開を「理解できる」と述べた稲
田防衛大臣には、日本の「主権」を守ると
いう意識はない。
まさに「植民地」の政権的発言ではないか。

アメリカの属国、イエスマン、植民地・・

ベトナム戦争当時、傀儡(かいらい)政権
という言葉が多く使われた。

アメリカのいうままに「秘密法」を制定し、
「戦争法」、「TPP」も設計者はアメリ
カにいるのではないか。

今の日本はまさに「傀儡政権」とでも思え
てしまうところが悲劇だ。

安倍政権はそうした見方からみると、自民
党のなかでも極端に「イエスマン」だ。

やっぱり選挙で降りてもらうしかない。


給食費の無償化

2016-12-19 07:31:15 | 日記

二本国憲法 第26条
すべて国民は、法律の定めるところにより、
その能力に応じて、ひとしく教育を受ける
権利を有する。
2 すべて国民は、法律の定めるところによ
り、その保護する子女に普通教育を受けさ
せる義務を負ふ。義務教育は、これを無償
とする。

学校給食は「食育」として、子どもたちの
教育の一環となっている。

当然、給食は「無料」としなければならな
い。 

新しい調査として、今日の朝日新聞がトッ
プ記事として発表した。
無償自治体が45自治体。
一部補助が、四分の一の自治体にひろがっ
ている。

対して釧路市は、「滞納」の強制徴収に躍
起となっている。

労働者の平均賃金が年収で5~60万を落ち
込んでいる状況、さらに母子家庭の貧困率
は世界でもトップクラス。
中間層の衰退と貧困の増大。
だからこそ、ひろがっている「子どもの給
食費の無料化」政策だ。

軍事費やアメリカ基地、さらにはアルプス
をぶち抜くリニア新幹線など、安倍首相と
自公政権の目は、過去の政策のやき直しし
か見ていない。
来年度予算も100兆円近くにふくれ上がり、
借金もさらに増えていく。
右へならえとばかり、地方自治体の首長も
「新規」の公共施設を建てたいと・・・

国民や住民の生活が見えていない。


領土交渉:大失敗!

2016-12-17 07:04:05 | 日記

これほど期待感をあおって、なにもなしと
いう結果はめずらしい。共同声明もなし。
もと島民のくやしさは想像以上であろう。
私の知人からも祖父の代の土地の証文を
あらためてみていたと連絡があった。

日本側:領土先送り
ロシア:共同経済活動はロシアの主権を認
    めることになり、いままで日本は
    拒否してきた。今回は大幅な歴史
    的な譲歩をひきだした。
ロシア側のコメントだ。

「四島返還」どころか、北海道の一部であ
る歯舞・色丹の返還についても否定的な見
解が示された。
ロシア側は領土問題で、一切の譲歩もして
いない。

安倍首相の「経済協力」の見返りを求める
交渉は、まったく「道理なき交渉」といえ
る。
この安倍首相、自民党の「路線」こそ見直
さなければならないのではないか。
ここにふれた論評があまりにも少ない。
「経済協力で前進」などと安倍首相の「提
灯持ち」記事ばかりが目立つ。

あらためて国際的な領土交渉の原則に立ち
返るべきときがきている。

第2次世界大戦の戦後処理原則である「領
土不拡大」の立場に立ち、サンフランシス
コ平和条約第2条C項の破棄を求めること。
そして国際法上の立場にもどるべきだ。

自民党はいつまで「国後・択捉は千島にあ
らず」などと、国際的に通用しないことを
言いつづけるのか。

「領土不拡大」という国際的な「道理」に
たった交渉こそ求められる。
経済的支援で領土を返してもらうなど、国
際的にありえないことだ。
さらに、ロシアのクリミア半島の占領に対
して国際的な「経済制裁」をしているなか
での「経済支援」である。
ダブルスタンダードもはなはだしい。

私は、今回の日露会談は「大失敗」と位置
付ける。


クラインの壺

2016-12-16 07:32:35 | 日記

パンドラの箱につづいて、クラインの壺で
ある。
メビウスの帯は2次元平面を3次元でひっ
くり返してつないで、表と裏がなくなった
が「端」がある。これを無くして4次元で
ひっくり返してつなぐとクラインの壺がで
きあがる。

これは平面に端がなく、いつの間にか表か
ら内部の面に、また表になってしまう。い
わゆる端のない閉じた平面だ。

自公政治の「成長戦略」は、この閉じたク
ラインの壺を思い出す。いくら平面をなぞ
っても、同じ平面上を行き来するだけだ。

アベノミクスのひとつに「IR」を入れて
いるが、カジノは人の富を略奪するだけで
ある。そこに「生産」はない。あるのは、
あらゆる不道徳を生みだすパンドラの箱だ。

カジノのきらびやかなネオンと舞い上がる
「金」に目がくらんだ政治家のなんと多い
ことか。
深夜の零時、国会は審議未了で廃案になる
予定を、再度会期を延長して未明に、無理
やり「カジノ法案」を可決してしまった。

闇夜の暗い部屋のなかで行う丁半バクチと
なんら変わることのないカジノを表に出し
てしまた。
まさにメビウスの帯をクラインの壺に変え
てしまった。

臨時国会は終わるが、たたかいはこれから
だ。とりわけ釧路市にはカジノをつくらせ
ない。

さらに「戦争法」と同様に、国会で廃止す
る政権が必要だ。

数におごる自民・公明、維新を少数に!

クラインの壺と化したアベノミクスを終わ
らせることだ。


パンドラの箱

2016-12-15 06:51:27 | 日記

パンドラの箱とは、あらゆる災いが詰まっ
た箱のこと。

なぜ「賭博」が刑法で禁止されてきたのか。
5年以下の懲役という重い刑罰だ。
この重みとその歴史をまったくわかろうと
しない。

パチンコ・スロットは、この刑法にふれな
いために、「射幸心をあおらない」など、
ある程度の歯止めを置いた。競馬など他は
「公営」を基本にしている。
刑法の違法性を逃れるための法務省の8要
件である。
・・・これでも問題は山積みである・・・

しかし、カジノ解禁法はこれらの制限をす
べてとっぱらってしまった。

まさに「パンドラの箱」を開けてしまった。

自民・公明、維新の歴史的汚点となった。
民進党も内部に反対・賛成をもつため、採
決には賛成するが法案に反対するなどと、
ぶれてしまった。

パンドラの箱の中の最後には「希望」が、
残されたという。
これは来たる総選挙で、自公とその補完勢
力を少数にするという「国民の運動と力」
のことだ。

そのためにも共産党の議席の大幅な躍進と
小選挙区での「野党共闘」の実現しかない。

反対討論は、議論の集約したものでもある。
ぜひ見てほしい。
・参院からの修正回付に反対討論→
・カジノ法案の会期再延長に断固反対→
 ・賭博、カジノ解禁法案反対討論→