社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

親密外交の破綻!

2018-09-29 07:15:29 | 日記

安倍・トランプ会談はあまりにもひどい。
トランプの歓心を得るために、TPPを強行
したにも関わらず日米二国間交渉を日本か
ら提案するとは!

自動車の関税を延期したことが成果のよう
に報道されているが、一時的なもので、実
態は農業関連をアメリカにさしだしたので
は? 疑念はつきない。

そしてトランプ氏が誇示したのが「日本は
大量の武器を買うことに」!

なんということか!

安倍首相の外交は、ひたすら会うだけで、
それをメディアが大々的に報道。
中身があまり報道されない。

ロシアのプーチン氏に対しても、同じよう
にひたすら会うだけではないか。
その結果、足元を見られ「領土抜きの平和
条約」を提案されても、ニヤニヤするだけ
で、ひとことの反論もない。
事実上の北方領土の放棄そのものだ。

酪農をはじめ、農業が基幹産業の北海道。
農業を、食料主権を、差し出して自動車
産業を擁護する。自動車産業は海外生産
にシフトしている。
国家主権はどこにいったのか。

国家と国家の利益が衝突する世界。主張
するべきものを、道理をもって堂々と主
張してこその外交であろう。

「もみ手」外交の、主張なき外交を「親
密外交」というイチジクの葉でゴマ化し
てきたにすぎないのでは。

アメリカ従属の、財界・大企業中心の自
民党政治を転換させるしかない。


跳びはねる思考

2018-09-28 07:23:25 | 日記

東田直樹さん。対話ができない重度の自閉
症といわれながら本を何冊も書いている。
4年前にだされた「飛びはねる思考」が文
庫本となった。

KADOKAWA出版

副題が「会話のできない自閉症の僕が考え
ていること」

人や社会、物事のとらえかた本当に新鮮だ
と思った。同時に理解できない行動の意味
が少しわかった気がする。

最後の章になるが「偶然と必然」のとら
え方が、素直で弁証法的だと思った。

読んでいて考えさせられるし、すごい感性
をもっていると感じられる。

自閉症を扱った映画も多い。
アメリカの「レインマン」、日本では「ぼ
くはうみがみたくなりました」などがある。
また「僕の妻はエイリアン」の高機能自閉
症を扱った本を読むとすごいなと思う。

自閉症スペクトラムというように、本当に
多様だと思う。
その多様性を受け入れる社会こそ求められ
ているのだろうし、みんな努力している。

しかし自民党のLGBT事件を引き起こした
国会議員は生産性で人を差別した。反省す
るどころか、雑誌の休刊にまで発展してい
る。任命した安倍首相はほとんど静観状態
だ。

多様性を受け入れず、一極集中、極右のお
友達優遇政治は変わっていない。ヘイトス
ピーチがひどくなったのも安倍首相の姿勢
が大きな影を落としている。

ひょっとすると人の話を聞かない、議論し
ないということもスペクトルに入っている
のでは? と思ってしまう。

 

自閉症はオーチズムの訳だが、もともと
autism には「閉」の意味はない。
私たちの想像以上に多様性を持つオーチズ
ム。それを受け入れられる社会をめざして。

東田直樹さんの「自閉症の僕が跳びはねる
理由 」(角川文庫)もぜひ読んでいただきた
い。


何のための公道走行か?

2018-09-27 08:01:16 | 日記

去年に続いて、再び公道走行が行われた。
それも巨大な自走式155ミリりゅう弾砲だ。

9月25日深夜、国道44号線

りゅう弾砲6両、戦車回収車2両と昨年より
倍加した。戦車回収車は戦車の砲塔の代わり
にクレーンをつけたもの。

巨大なりゅう弾砲が、並んで3台も通過する
とさすがに音が大きい。

住宅街の愛国の方は、突然にゴーという大き
な轟音、さらにヘリコプターといったい何が
起きたのかと驚いたと述べていた。

釧路西港から矢臼別演習場まで60キロ。その
距離を時速20キロの縦列。片側1車線となる
と普通の車は追い越すしかないが、何列も並
んでいたら無理。

帰りはトレーラーに載せて帰るというが、そ
の方が機動力は全く違う。
それでは何のためか。

はっきり言えば、市街地訓練であり、市民へ
の示威行動として、慣れさせるためだ。

そもそも、りゅう弾砲が釧路市街地で戦闘状
態になるということは、戦場となることであ
り、時系列的には最後の方である。
それまでどれほど悲惨な状況が生まれている
か。

今、戦争の悲惨さ、痛みを知らない世代が圧
倒的な多数となっている。
戦後が長くなると痛みを知らない世代が政治
指導者となっていく。だからこそ憲法で権力
者を縛ったのだ。いわゆる立憲主義だ。

安倍首相は「専守防衛」をなし崩し的に壊し
てきた。今は自衛隊を危険なシナイ半島に送
ろうとしている。
りゅう弾砲や戦車の市街地訓練は、その目的
が他国の市街地にあると考えるのは私だけで
はないだろう。

日常のなかに、いつも戦車がある、兵隊がい
る風景だけはごめんだ。

戦争への歯車を、平和への歯車にしなければ。


宗教者は共同のパートナー

2018-09-26 07:01:35 | 日記

8月29日、東京で「宗教人・日本共産党を
支持する会」が開かれ、憲法9条改正に前
のめりな安倍政権を変えるため、宗教人と
の懇談が行われた。
    記事は ⇒
    小池書記局長のあいさつ ⇒

共産党と宗教者の分断をはかる政治勢力は、
昔から続いている。
マルクスの時代もそうであった。レーニン
時代のロシア、そして日本でも。
当時は教会と王様の政教一致の政治であっ
た。悪政への怒りが支配宗教への怒りにつ
ながっていた時代のなかでも、信教の自由
を主張してきたのが、マルクスであり、レ
ーニンであった。
戦前の小林多喜二も信教の自由を主張して
きた。

分断の手法は、共産主義者の「唯物論」
「無神論」を宗教への攻撃だと喧伝し、さ
らに「宗教の禁止」をいう一部の勢力を利
用してきた。

マルクスの「宗教はアヘン」という言葉も
よく使われる攻撃だ。
マルクスのぼう大な文献のなかで使われた
のはたった1回であり、当時の時代背景は
「アヘン=痛みをとる薬」という認識が主
流であった。

そもそも共産党は思想団体、哲学団体では
ない。社会を変えようとする政治団体であ
り、党の綱領に結集している政治集団であ
る。

 国民の苦難を取りのぞいていくという立
党の精神から言っても、宗教者との共同は
可能であるし、やらなければならない。

とりわけ、安倍首相が憲法9条を変えて戦
争できる日本をつくろうとしているさなか、
とりわけ重要だ。
権力者は常に国民の分断策を使ってくるか
ら。 


般若心経とは

2018-09-25 07:32:09 | 日記

お彼岸も終わり、季節は紅葉をむかえる。
日本における仏教は、長い歴史を経て私た
ちの生活のなかに定着している。

一度は読んだか、聞いたかしている「般若
心経」は、インドからのお経の「音写」と
「意訳」が入り混じっているため、漢字で
理解しようとすると無理である。
ただ「写経」は心を落ち着かせるとして広
がっているようだ。

私なりに中身をみれば、仏教の「空」の思
想を体現し、「空」を悟れば「度一切苦厄」
に集約される。苦厄からの解放とみる。そ
の後は、哲学的な弁証法を繰り返し駆使し
ている。
仏教の原点である「四諦八正道」の中心に
位置するものだと思う。

私みたいになんの修行もしていないものが
解説すると怒られるかもしれないが、後半
の「呪」は、さらに神秘を広げ、誤解を招
きやすいものではないかと思う。

「縁起」もすぐれた弁証法的思考だが、輪
廻転生まで行くと、道徳的には善を積むこ
との奨励となるが、階級的さらに教団的に
使われると支配者のコントロールの道具と
なってしまう。新興宗教などでは「前世」
の報いなどととしてこれが使われる。

そうした意味でも教団に属さず、自己の内
面を深める意味での経典中心の仏教者が増
えていると聞く。ヨーロッパの宗教改革的
な取りくみなのだろう。

ここまで書くと、何を偉そうにという人も
いると思うが、私などは「此岸」の迷いの
塊のようなものだ。
お経もそうだが、「空」や「無」など、
先人たちの積み上げてきた偉大な思想の一
部でも分かればと思っている。

貧困と格差の拡大を続ける資本主義社会を
変えていくため、人類のすぐれた遺産を引
き継ぎ、科学的社会主義者たりたいと思う
私のひとり言でもある。
       ・・・お彼岸の日に思う。


彼岸と此岸

2018-09-24 07:17:46 | 日記

暮れが早くなり、夜明けが遅くなった。
昨日は秋分の日。お彼岸の中日でもある。
お墓まいりで道路も混んでいた。

お彼岸は7日間あるが、中日でお墓参りを
終えるところも多い。残りはお寺側の行事
が続く。
六波羅蜜(ろくはらみつ)。
悟りに至る6つの修行といわれ、中日にす
べてをおこなうので、7日間となっている。
キリスト教の7日間と意味が違う。

六波羅蜜のなかに五戒があるが、「不妄語
戒(ふもうごかい)」はウソをついてはいけ
ないという道徳律だ。

総裁選における14日の記者からのするどい
質問=不支持の一番の理由が「総理大臣が
信頼できない」だが、なぜそうなのか、に
対して安倍首相は「一点の曇りもない。そ
れは明らか」の述べた。

本当にそうならあまりにも無邪気だが、そ
うではないだろう。
「ウソも方便」のごとく、権力をつかって
握りつぶし、あいまいにしていく。

六波羅蜜も、人類が積み上げてきた道徳律
のひとつだと思う。これでは、お彼岸とは
無縁の世界ではないか。

先の大戦で彼岸に行かされた310万人の人
たち。
それに対して、安倍首相は戦前の昭和時代
を夢見て憲法改正に一直線に進もうとして
いる。
この時代錯誤の取り組みこそ、「此岸」で
の信頼できない、誠実に答えていない、こ
とを国民が見抜いているからではないだろ
うか。

自浄作用を失った自民党の政治を終わらせ
ることこそ、此岸での私たちの取り組みだ。

 彼岸と此岸(しがん)、あの世とこの世のこ
とを考えるにあたって。


他国とあまりにも違う日米地位協定

2018-09-21 11:40:44 | 日記

他国からは、
日本はどこまで、自分の国のことを自分で
決められるのか?

自民党など与党からは、
米軍基地は日本の防衛上必要。
安保条約は日本の土台、
と繰り返し流されている。

だとしても、安保条約にもとづく日米地位
協定のあまりもひどい従属ぶりは、他国と
比較するとよくわかる。

  9月23日赤旗日曜版から

ドイツ、イタリアと比べたら、あまりにも
ひどい。

沖縄県の故翁長氏が知事時代に全国知事会
に実態と改善を提案し、知事会として政府
に要請する運びとなった。
   全国知事会の文書は ⇒

38ページ中、32ページを参照

これは「外交なき外交」を繰り返している
安倍首相には無理だ。
さらに沖縄知事選も、自民・公明・維新の
推しているいる候補にも無理だ。

どうしたら日本の主権をとりもどせるのか。
その一歩が、この全国知事会の文書ではな
いか。


自浄能力を完全に失う!

2018-09-20 07:34:30 | 日記

自民党の総裁選が今日行われる。
自民党という政党の末期症状そのものだ。

スタートでは、「正直、公正」という【道
徳律】が争点となった。これ以上、異常な
ことはないのではないか。
道徳教育を教科化し推進してきた安倍首相
が道徳を問われるという・・・異常だ。
そして、モリ・カケ問題はいっさい封印。

14日の記者クラブの討論会では、記者から
モリ・カケ問題にするどい質問が集中。し
かし安倍首相は完全に開き直っていた。

Q 総理の不支持の一番の理由が「総理大臣が信頼できない」だが、なぜそうなのか?
 首相 一点の曇りもない。それは明らか。

Q「信頼できない」の根底には、誠実に答えていないことがある。
 首相 誠実に答えた。信頼回復の道は約束(政策)を実行していくこと。

Q 文書改ざんで国会と有権者を欺いて総選挙までやった。総理を辞してもおかしくない。
 首相 贈収賄事件ではない。道義的責任はあるが、昨年選挙を行い、その議論の中で、国民の審判を仰いだ。
           17日付赤旗より

「信頼回復の道」とした最大のものが、な
ぜ「憲法改正」なのか。論理がまったくな
い、支離滅裂ではないか。

あいた口がふさがらない、とはこういうこ
とだと思った。

ライターの武田砂鉄さんが「武田砂鉄のい
かがなものか(30回)」で、
    対話の成立に"感動"
と書かれている。

それは安倍首相ではなく、「石破議員を見
ていると、記者との対話が成立しているこ
とに感動すら覚えてしま」うと述べている。
そして自分の感度がここまで鈍ったかと青
ざめた、と。

次がおもしろい。
「わあ、この人、質問したことに答えてく
れるんだ!」と心動かされる世の中を生き
ている。
シニカルなこと、このうえない。

自浄作用のなくなった自民党の総裁選。
この裏で、自衛隊が国連ではない多国籍軍
の展開しているシナイ半島のMFOへの参加
を検討、さらに東シナ海という日本の領域
外で潜水艦の軍事訓練を公開した。
軍事的挑発行為そのものだ。

安保法制(戦争法)が3年を迎えたときに
ますます危険な、そしてきな臭い方向へと
突き進んでいる。

安倍政権を倒さないと日本が積み上げでき
た平和が、一気に崩されてしまう。
二度と戦争をしない・・・この真っ当な声
が届く政府を! 


XKEYSCORE

2018-09-19 07:13:14 | 日記

昨年、病院や企業、スマホなどに猛威をふ
るったランサムウェア「WannaCry(ワナ
クライ)」は、アメリカのNSAから流失し
たハッキングツールによって作られたと報
道されている。

先月出版された

集英社発行

このなかで、日本にその一部が提供された
XKEYSCOREについて、スノーデン氏が
触れている。

その一部を提供されただけで(31ページ)
「まるで新しいオモチャを与えられた子どものようです。
そのオモチャはルール違反だから使っちゃいけないよと言われていました。だったらルールを変えてしまおう。」
「このような形で政策決定がなされたことは残念」

何と安倍首相が国民の7割もの反対を押し
切って強行採決した「秘密保護法」「共謀
罪」のことではないか。

この悪法が出されたときは、立法事実がな
い、国民の自由と民主主義の破壊につなが
る、そもそも憲法違反の法律だ、と大きな
議論になった。

立法機関である国会までも、アメリカに従
属しながら、法律を強行している。
安保法制(戦争法)もしかり。

政府と報道機関、国民の「情報格差」が驚
くほど広がっている。

その結果が、モリ・カケ問題のように、徹
底的に隠し通し続けている現在の安倍政権
のはずかしい姿だ。

国家と個人のプライバシー、このまま進め
ば「独裁」が待ち受けている。もちろん、
昔とはまったく違う形でだが。

その危惧が語られている。
この本は購読するに値する本でもある。
ぜひ一読を。

また、過去にもスノーデン氏にふれている。
      コレクト・イット・オール ⇒


学力テストによる疲弊、弊害

2018-09-18 07:28:05 | 日記

全国いっせいの学力テストが始まってから
12年も経った。もともと大きな批判のあっ
た学力テストであったが、第1次安倍内閣
のもとで強行されたもの。

全日本教職員組合(全教)は、はじめて学
校での実態調査を行った。
やはり予想通りというより、もっと深刻な
事態が起きている。
          こちら ⇒

指導内容では、過去問題が73%、学力テス
トを想定した主題が40・6%、テストを想
定した授業や予想間題の実施が14%
学力テストを中心に授業が回るようになって
いる。

結果の利用は、学校の平均点を公表している
のは18・4%。「学校で独自に採点・分析」
は34・7%、「独自採点はしないが分析して
いる」は30・7%、「学校独自の利用はおこ
なっていない」は17・7%

これでは、自校の学習状況を把握できないし、
平均点の公表が2割近くになっている。
子どもたちにも教師にも悲しい結果を招いて
いる。

全国学力テスト実態調査に寄せられた自由記
述の一部は、
・「うちの学校は市内で最下位だから」など
 と子どもたちが言うようになった
・「OO中はアホやろ」と自己肯定感をもて
 ないような発言がみられる
・担任にとって平均点が全国より高いかのプ
 レッシャーは大きい
・(特に難しい間題は)下位の子どもにとっ
 ては何を聞いているのか、何を答えるのか
 さえ分からず、やる気をなくしてしまう

どれほど子どもたちの心を傷つけているのだ
ろうか。
本来の学力とは無縁の事態になってきている。
現場の疲弊を生みだす「点数競争」になって
いる。
      平均点競争のドロ沼 ⇒

安倍首相をはじめ、安倍官邸の人間観が異常
に歪んでいる現れではないだろうか。

安倍政権に逆らって、事実上の更迭をされた
前川喜平前文科省事務次官は「官邸官僚が全
分野で政策を立案し、各省庁を下部機関化し、
自制心のきかない『権力のフル活用化』が急
速に進んでいる」
「政治権力は教育に介入してはならない。教
育とは特定の答えを押し付けるものではなく
子どもや教員が自ら学び判断する主体性を育
てることにある」

まさに真っ当な意見だ。

しかし、自民・公明、維新の議員が安倍政権
に乗っかり、真逆のことを行っている。
安倍首相が戦前の独裁政治を夢見ているよう
に。

やはり学力テストは廃止しなければ。


巨大化、一極集中、費用削減?

2018-09-17 07:30:32 | 日記

前代未聞の全道大停電にいたった経緯の調
査が進んでいる。まだ明らかにされていな
いが。

厚真の地名はアイヌ語で湿地帯の意味を持
っており、さらに断層帯の集中地帯であっ
た。

苫東厚真発電所は165万キロワットの巨大
発電所。今回の大地震の直撃を受けた。

本来は過負荷となったため、送電線の遮断
が行われるはずであったが、なぜか北海道
の全ての発電所を引き込んでしまった。

全道の大停電により、物流は大打撃を受け、
大型化の進んだ酪農は搾乳ができず、牛の
乳房炎多発で、これまた大打撃であった。

なぜこんなことになってしまったのか。

北電は原発への過度の依存のため、他の発
電への投資がおろそかになったのではない
か。さら経営合理化のもと過度の経費削減、
一極集中の巨大発電所などが問題として浮
かび上がっている。

被害を受けた酪農も、国から異常なまでの
「規模拡大」路線が展開させられていた。
規模拡大計画を出さないと融資が受けられ
ないとこぼしていた酪農家もいた。

今、「マイペース酪農」が静かに広がって
いる。
最近の酪農交流会は大盛況であった。

この大停電で影響を受けなかった酪農家が
いた。マイペース酪農を実践している方だ。
規模拡大をしない、少ない頭数のため、バ
ルククーラーには3日分まで入る。そして
停電に対しては、自家発電と太陽光発電で
しのいだと聞いた。

小規模分散化といえる。

今回、改めて思ったのは、火力発電は災害
や故障で止まればそのままだ。しかし原発
は外部電源がなければ、暴走・爆発する。

停止中の泊原発が9時間も電源を失ったと
報道された。
もし非常用電源が動かなかったら・・・
人為的ミスがあったら・・・

やはりゾッとする。


殺人ロボット禁止を 欧州議会が決議

2018-09-15 07:26:58 | 日記

12日、欧州議会は、AI(人工知能)を利用
した「殺人ロボット」の反対決議を行った。
開発・製造を国際的に禁止する決議で賛成
566、反対47、棄権73で採択された。
   (14日付しんぶん赤旗)

人の生死をAIに委ねること。人間の手から
離れて、勝手に人を殺す兵器。これほど恐
ろしい兵器はない。

これに対して、軍事大国の米、ロシア、イ
スラエルは、いかなる禁止にも反対し開発
を続けるとしている。

情けないのが日本だ。ここでもアメリカ追
随で、民生用技術への影響を恐れている。
人の命より経済、軍事力という立場ではな
いか。
唯一の被爆国である日本が、米に新型核兵
器の開発を要請したことと軌を一にしてい
る。

核兵器と同じように、いったん兵器が完成
すれば、禁止はいっそう困難になる。

軍事に負けない平和の理性を強めていかな
ければ。

SF作家の描く世界が現実のものにならない
ように。
     こちらのブログも ⇒


これほどひどい外交はない!

2018-09-14 07:23:56 | 日記

安倍首相が再びプーチン大統領と会談した。
釧路新聞で「領土問題進展なく落胆、四島
ロシア化懸念」と報道された。

「22回も首脳会談を重ねているのに進展が
なく残念」
「このまま時間だけが経過すると四島のロ
シア化が進み」
と元島民が記者会見を行った。

プーチン大統領から「前提条件なしに平和
条約を結ぼう」と言われたことに対して、
一言も反論・異論をしなかったことだ。
条件なしの平和条約は「領土放棄」と同じ
ことだ。

安倍首相は、領土問題を棚上げして経済だ
けを主張してきたツケが一気にでた。

これほどの外交的失態はない!

そもそも「外交の安倍」と言ってきた実態
こそ明らかにすべきではないか。

100%アメリカとともにある、などと恥ず
かしげもなく言い放ち、トランプ大統領に
言われるままに「大軍拡」に励んでいる。

ロシアは島を返せば、アメリカ軍基地が置
かれることを一番懸念している。
日米地位協定で日本のどこにでも基地を作
れるからである。
これは昨年のプーチン大統領との会談で露
わになったこと。

安倍首相は、国会が終わればすぐさま外国
へ行く。それも多額なお金を持って。
来られる側は当然「大歓迎」だ。これほど
ストレスのない居場所はないのであろう。

この訪問の数の多さをもって「外交の安倍」
を看板にしている。

マスコミは、もっと中身を報道すべきでは
ないか。
  こちらの私のブログも ⇒

先日、北方墓参に行かれた方のお話では、
今回は「ダメ」が多く、ますます窮屈な墓
参になっている、逆行していると批判され
ていた。

ただ「会うだけ」の外交は止めさせなけれ
ば。それも台風被害、大地震の被害の復興
中のさなかにだ。

国会の論戦も逃げ回り、自民党の総裁選も
議論封じと言われている。
そもそも言葉は多いが「議論できない」首
相と言われている。

一日も早い安倍政権を終わりにしなければ。


乳牛の乳房炎治療に補助

2018-09-12 05:35:32 | 日記

不安が現実のものに。
大停電により、搾乳ができなくなった牛の
病気が多発している。被害が深刻だ。

獣医師さんに聞くと、薬液がどんどん出て
いるとのこと。

紙智子参議員は11日、農林水産、厚労省、
林野庁に現地の要望を伝え、聞き取りを行
った。

農水省は、停電によって搾乳ができず乳房
炎にかかった乳牛の治療費や畜舎の修理費
を支援すると答えた。

過去に例のない北海道全体の大規模停電だ。
基幹産業の酪農を支えなければ何のための
国だといいたい。
そして厳しい酪農経営の意欲を支援しなけ
れば。

物流はまだ回復していない。
月曜日は札幌へ往復で出張してきた。札幌
のコンビニも空っぽの棚が多かった。

昨日はようやくスーパーに牛乳が置かれた。
北海道全体の停電という事態。検証はこれ
からだが、さっそく「原発稼働」の声があ
る。

報道によると、泊原発の冷却電源が9時間
もストップした。
水力や火発と違って、とんでもない事故の
可能性を秘めている。
問題は、一極集中の火発の巨大化ではなか
ったのか。


北海道大停電 その2

2018-09-09 09:38:39 | 日記

昨日の夕方、スーパーに寄った。
冷凍食品、総菜コーナー、牛乳などの乳製
品の棚はすべて空であった。コンビニも同
じ。

大停電で物流が止まった三日目の状況だ。

停電中はレジやPOSシステムが使えず、店
頭などで、電卓をたたいて品物の料金清算
を行っていた。
私たちは、いかに電気や電子システム・ネ
ットに依存しているか、改めて思った。

酪農家の生乳の集荷もはじまったと聞いた。
少しずつだが戻りつつあるが、1日2回の
搾乳が1回しかできなかった農家もある。
どのような影響がでてくるのか心配だ。

我が家の固定電話も、今朝6~7時の間に
回復した。3日間にわたって不通だった。
釧路市内のNTT武佐ビルの交換機が故障し
ていたとホームページの故障情報に公表さ
れていた。
今回の停電で、全道143ヶ所も故障してい
た。

携帯の中継基地だけでなく、従前の固定電
話も災害時には重要な役割をはたす。
一人暮らしの高齢者にとって、唯一の連絡
手段でもある。
そしてネットにつながる大事なラインでも
ある。詳細な検証が求められている。

大停電が起きると、生産や物流だけでなく、
高齢者や乳幼児、透析や自宅での人工呼吸
器も大きな影響を受ける。
命にかかわる問題だ。

厚真町をはじめとした災害救助が今も続い
ている。
がんばってほしい。
せめて募金で応援したい。