社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

暮らし第一の経済政策を!

2018-11-30 07:14:43 | 日記

日本共産党は、消費税10%増税中止と「暮
らし第一で経済を立て直す五つの改革」を
10月に提案した。

まずは消費税10%増税中止こそ、その中心
だ。なぜなら、

 月間学習12月号より

2014年4月が消費税を8%に値上げしたと
きだ。
消費支出のグラフにスパイクがある。それ
から消費が低迷したままだ。
賃金も上がらない。
アベノミクスの失敗は、このグラフを見た
だけで明らかではないか。

これで来年の10月に10%増税は、現実を
見ない「狂気の沙汰」だ。

しかし安倍首相と自・公政権は、何が何で
も上げなければと、出てくるは出てくるは。

あまりの「愚策」でめまいがしてくるほど
だ。

とりわけ、カードで買い物をすれば5%割
引はひどい。(それも半年限定?)
カードの持たない人は「排除」。子どもに
カードを持たせろというのか?
さまざまな事情や信念でカードを持たない
人もダメとなる。
小さな商店は、カード対応の新しいレジを
導入しなければ。カード会社への加入料は。
そんな金はどこからでてくるのか。

カードを持たなければ「貧困層」の人間だ
と見られてしまうのでは? という無形の
スティグマも!

一番の対策は、消費税を上げないことだ。

安倍首相に一日も早く辞めてもらわなけれ
ば。


V字回復・・・ゴーン神話

2018-11-29 07:27:51 | 日記

村山工場をはじめ、2万人の大リストラを
断行し、日産の経営をV字回復させたカリ
スマ経営者ともてはやされ、ゴーン神話が
政府自民党の後ろ盾でつくられていった。

コストカッターという「非情」な経営者が
もてはやされることこそ不幸な時代だ。

12月2日付しんぶん赤旗日曜版は「人も街
も壊された、ゴーン流リストラ」を特集し
ている。

「ゴーン神話はこうしてつくられた」の著
者、自動車ジャーナリスト遠藤徹さんの
お話が掲載されている。

V字回復といっても目新しい事業を展開した
わけではない。数字の見栄えを良くしただけ
の話。一つはルノー、三菱自動車と提携し3
社連合で規模を拡大し、あたかも成長したよ
うに見せかけ、もう一つが大規模なリストラ
コスト削減。村山工場など閉鎖し2万人の大
リストラ、土地や有価証券を売り払って借金
を返済。その結果の見せかけの利益だ。
直営販売店もバッサリきりすて、販売力は大
幅に低下。生産・販売は海外シフト、社員
のやる気の低下で貴重な人材も流出。ハイブ
リッドなどトヨタに10年以上の遅れをとって
いる。
リコールや検査不正の背景にもなっている。
しかもこうした不正や不祥事の責任をゴーン
容疑者はとっていない。すべて部下に押し付
け、権力を集中し、やりたい放題の体制にな
ってしまった。
などと述べています。

アベノミクスによって「利益第一主義」がは
びこり、「稼げ」が錦の御旗になっている。
経営者の「モラルハザード」が広がっている。

浜矩子さんは、アホノミクスが第2、第3の
ゴーンを生むと警告している。

先日の香山リカさんの講演会でも話された、
「診察室に来られる人のうつ病が増えている」
と符号する。

政府・自民党は、日産に減税14億円、公的資
金1000億円超を投入している。
この一方で日産は98年以降、3億円を超える
政治献金を行っている。

安倍首相と自公政権の責任は大きい。


人の痛みを忘れた自公政権

2018-11-28 07:01:00 | 日記

入管法がわずかな審議時間で強行採決され
た。なぜそんなに急ぐ?

外国人労働者の奴隷的労働実態が明らかに
され、その改善策もなく、さらに増やすと
いう。具体的中身は国会を通さなくてもで
きる政省令で可能という「スカスカ」法。

失踪外国人の調査のデータ偽造、言葉の勝
手な言い換えなど、モリ・カケと同じ構図
だ。

まさに「トンデモ法」ともいうべき入管法
だ。
にもかかわらず、強行採決。

ここには人の痛みを知らない安倍首相と現
在の自公政権の姿が如実にあらわれている。

格差と貧困を広げ、若者と高齢者の生活を
引き下げてはばからない自公政権。
TPPや日欧EPA、さらには漁業法の大
改悪も、北海道の地方の苦しさを見ようと
しない、いや個人労働、家族労働は「非効
率」だといわんばかりの政治家が跋扈して
いる。

安倍首相と自公の政治家たちには、グロー
バル大企業の「ぼろ儲け」しか頭にないの
か、と言いたい。
地域の実態がわかっていても、小選挙区制
のため、安倍首相に従わなければ、自らの
国会議員という地位を失うと思っているの
か?

「断固反対」といいつつ公約違反は日常茶
飯事になっていないか?
悪法を「美辞麗句」でごまかしすぎていな
いか?
不支持の最大の理由が「信頼できない」と
いう安倍首相のイエスマンになり過ぎてい
るのではないか?

山下法相の「ごはん論法」ともいうべき、
まともに答えようとしない、時間さえ経過
すれば審議終了になるという姿勢に批判に
あがっている。

政治の堕落、国会の堕落といわれて久しい。

まさに政治を変えるとき。そのためにも本
格的な「市民と野党共闘」を。


生きづらさ 香山リカ講演会

2018-11-26 07:30:07 | 日記

昨日の25日、精神科医の香山リカ氏の講演
会が開催された。(釧路市生涯学習センター)
題名は「あなたの生きづらさを解決します
~精神科医からみた今の日本~」

香山さんは診察室から見た患者の変化--
うつ病が増えたことと「成果主義賃金」が
企業で導入されたことの関係を強調した。

そもそも日本の企業風土や文化がアメリカ
と違うのに、「成果主義賃金」の導入がい
っきに進んでしまった。

その結果、日本の生産の「強み」が徐々に
崩壊していった。チームワークはガタガタ。
日本では「個人主義」の歴史が弱く、個人
間の競争をあまりにも煽るので、自分を守
る「利己主義」が広がった。
簡単に言えば、仲間に教えれば自分が不利
になる。そして足の引っ張り合いにつなが
っていく。

 7年前、元富士通の人事部にいた方が、
「成果主義賃金」の警告の書をだしたこと
を私のHPのひとことで紹介した。

成果主義賃金」は健康を破壊 2011年5月 13日
 富士通総研から「成果主義と社員の健康はどのように関係しているのだろうか」の論文が発表された。
  こちら→

 「成果主義賃金」という幻想が相変わらず跋扈している。いわゆる「馬の鼻に人参」である。
  とりわけ富士通での成果主義賃金がいかに生産性を低下させたか、内部からの告発も含め本が出版されている。以前に元富士通社員で人事部にいた人が書いた「内側から見た富士通 『成果主義』の崩壊」(光文社)という本を読んだ。トップが薄っぺらな人間観をもっているとこれ ほど不幸な職場になるのかという典型例であったと思う。
  今回は、統計的手法も使い、働く人々の健康まで破壊していくという結論であった。
  (成果主義に「」を付けるのは、本来の成果主義とは違うからである)

講演会の後半で、新自由主義のふれられて
いたが、この考え方で進めているのが安倍
政権。香山氏は政治的な問題にふれていな
かったが、これこそ最大の震源地だと思う。

「稼ぐ」、これを中心に据え、規制緩和を
次から次へと打ち出し、国会の数の力で強
行していった。

派遣労働、非正規労働の拡大は、その典型
であった。
これと企業の中での成果主義賃金が合わさ
り、将来の生活さえ見通せなくなった若者
が増えてしまった。

まずは政治を変えることだ。
人間の顔をした経済政策に。


植民地支配

2018-11-24 07:54:18 | 日記

徴用工問題は、相変わらず韓国バッシング
がすさまじい。
これは先の大戦を日本の「侵略戦争」と認
めない安倍首相をはじめとした政治家たち
が「発信」したからだ。

韓国への植民地支配の実態はどうであった
のか。残念なながら学校ではほとんど教え
られない。

1910年の「韓国併合」により大韓帝国は
滅亡し、日本の一地方とされた。

・朝鮮総督府は日本の天皇に直属し、絶対
 的支配権をもち、大日本帝国憲法すら朝
 鮮半島に適用されなかった。
・至るところに憲兵隊と警察が配置され、
 治安から戸籍事務、日本語普及、墓地ま
 で、広範な分野の仕事を担当。
・憲兵警察は、裁判なしに、朝鮮人を処罰
 する権限を与えられた。
 ムチでたたく笞刑(ちけい)を加えるこ
 とができた。
・日本語を国語とし、朝鮮語教育の廃止
・姓名を日本式の「創氏改名」により、
 8割の朝鮮人の名前が変わった。
・各地に神社
・徴兵制度の強行、強制徴用、勤労動員

これだけでもすごいことだ。
名前と言葉、そして宗教さえ奪われていく。
ここまで徹底した植民地はあっただろうか。
私たちにはとても想像できない。

こうした歴史的背景を見ないと現在の徴用
工裁判の意味がわからない。

さらに2007年の日本の最高裁、そして西
松建設の和解と謝罪など、なぜ今になって
振り返ってみないのか。
         日本共産党の見解 ⇒

追記
石炭問題でベトナムを訪問したとき、確か
漢字圏だと思っていたが、漢字がひとつも
見当たらない。聞くと数百年にわたる中国
からの侵略に原因があった。
300年、400年もの前の中国からの侵略を
跳ね返した英雄が語られていた。
他国から侵略され、国土が踏みにじられた
ことは忘れられず、先祖代々語られてきて
いる。
ましてや韓国は70数年前の話だ。
民族間の「和解」には、長期の年限がかか
る。とりわけ今の政権の政治家は「侵略」
の言葉さえ使おうとせず、謝罪などもって
のほかだという態度だ。
私たちはドイツを見習うべきでは。


事実と向き合えない安倍政権

2018-11-23 07:14:31 | 日記

入管法改正案をめぐる経過はあまりにもひ
どい。
とりわけ、失踪した外国人技能実習生の聞
き取りが未だに公開されない。
議員だけの閲覧に限定したが、その実態は
自民党がいう「わがまま」ではなく、法違
反の奴隷的労働の生々しい声があふれてい
る。

昨日は参考人の意見朕実が行われた。
雇用の調整弁にするな
 自給300円、パスポート取り上げ
人材業者のピンハネ
 許可制から届け出制に規制緩和
ブローカー規制もない
 制度の構造的な問題がある

このまま受け入れを増やしたなら、どんな
自体を招くか明らかだ。

事実とまったく向かい合えなくなっている。
ひたすら財界・大企業の目下の議員に成り
下がっているのでは?

自公は来週にも強行可決しようとしている。
国会が議論の場になっていない。
自公の数の力で、単なる「承認機関」化し
ている。

人の痛みを知ろうとしない安倍首相と自公
政権の退場しかない。


スマホに子守をさせないで

2018-11-22 08:00:15 | 日記

昨日、JRで釧路に帰ってきたが、スマホ
を最後まで見ていた若い人がいた。

今、いつでもどこでも、常にスマホを持っ
て見ている若い人たちの姿が日常の風景に
なりつつある。

私は、そうしたことを心配をしている一人
でもある。

札幌の紀伊国屋書店でスマホ関連の書籍を
さがしたところ、

少年写真新聞社 1600円
今年の10月に発行された新しいものだ。

子育て中のママやパパ、そして乳幼児ま
でスマホが広がっている。

乳幼児からスマホと接触していると、人
間としての五感の発達に障害をもたらす。
また親もスマホに時間をとられ、乳幼児
との対話がない。スマホ依存症。

52ページの小児科の待合室での若い夫婦
と子供の話は衝撃的だ。

人類の歴史上、異常なことだ。

目次を紹介
1章 スマホが世界を変え始めた!
 1、発達期の子どもが危ない
   ~人間になれない子どもたち
 2、子どもの学びがやせ細る
 3、親のスマホ中毒がもたらすもの
 4、バーチャル先行がもたらすもの
 5、人間は賢くなっているのか?
2章 電子(ネット)ゲーム・スマホと子どもたち
 1、ゲームの魔力
 2、ケータイからスマホへ
 3、スマホ社会の落とし穴
3章 小児科医が見た、スマホ社会のおかしな子育て
4章 スマホ社会でも大切にしたい子育て
 1、スマホが子どもの睡眠を奪う
 2、食卓は心も育つ場所
 3、遊びは子どもの主食です
 4、愛されて育つ自己肯定感
5章 スマホ社会から子どもたちを守るために
 ・教育現場
 ・困りごと24例のQ&A
 ・親の心得とルール
6章 スマホ社会と子どもの未来

著者は、小児科医の内海裕美氏とNPO子
どもとメディア代表理事の清川輝基氏

日本小児科医会に啓発ポスターがある。
  スマホに子守をさせないで ⇒
  スマホの時間、私は何を失うか ⇒

  日本小児科医会のHPは ⇒

そういえば十数年前に日本小児科学会が、
2歳以下の乳幼児に長時間テレビを見さ
せないでと警告をだしていたこと思いだ
した。スマホはもっと深刻だ。

この本は、多くの方々に読んでいただき
たい。子育てママ・パパにも!
子どもの未来のために。

追記
過去の私のブログも参考に
  ネットゲーム依存 ⇒
  裸で狼の群れの中に ⇒


安倍首相や自公政権の責任は?

2018-11-21 07:15:26 | 日記

非情なコストカッターと異名をとった日産の
ゴーン会長の巨額不正が明らかになった。

経営のカリスマ=非情なコストカッターとし
て、何万人もの労働者を路頭に迷わせた。
その陰で、私利私欲の限りをつくしていたこ
とが明らかに。

道徳的退廃そのものだ。

日産をv字回復させたと高い評価をしていた
安倍首相。その裏に規制緩和を続けてきた自
公政権がある。
まさに新自由主義に咲いたあだ花ではないか。
非情な首切り、格差と貧困を広げたとんでも
ないあだ花だ。

アベノミクスの6年近い実態は、大企業がも
うかればもうかるほど、国民生活はよくなる
とすすめてきた経済政策・トリクルダウンは
幻であった。

給料は下がったまま、年金は下がり続け、医
療など負担は増えっぱなし。これでどうして
消費が増えるというのか。

その反面、公的資金の大量投入で株価を維持
し大儲けした大企業は内部留保という貯金に
回り、株などアベノミクスの恩恵を受けてい
る人もいる。

これでは額に汗して働く人々がむくわれない。
格差と貧困、地方経済の衰退をまねいた新自
由主義を進めてきた自公政権の責任は大きい。

ゴーン氏の個人責任は大きいが、同時にそれ
を生んだ土壌を検証しなければ。

追記
安倍・ゴーン会談が2006年に行われた。
安倍首相は当時内閣官房長官
「ゴーンさんの果たされた役割は大変大きいと思いますよ。日産はルノーと提携し、ゴーンさんが来て、その結果、会社は活性化し、存続し、雇用も守られた。世界中から能力のある人が日本に集まってきて、その能力を発揮するということが日本の豊かさにつながっていく。」
このときは、2万人以上の大規模なリストラをはじめとしたさまざまな経費削減を強行した。削ってはならないものまで削り、後の検査結果の書き換えなど「不正」につながっていったのでは。
それにしてもノーテンキだ。


人口減少と大規模開発

2018-11-20 07:15:22 | 日記

札幌への移動中に、中山徹教授著「人口減少
と大規模開発」を読んだ。

副題が「コンパクトとインバウンドの暴走」
となっている。

アベノミクス以来、大型公共事業が全国で復
活している。

私は、アベノミクスを従来型の自民党の政策
を大きくしたものだと訴えてきた。それは、
財界・大企業とアメリカ従属の土建型政治を
いっそう大きくしようとする衝動ともいえる。

経済がどんなにころんでも、大型開発事業は
手放さない。そのための理屈は次から次へと
出てくる。

いまのキーワードは、人口減少だから「コン
パクト」と外国から人を集める「インバウン
ド」だ。

そのためには、IR(カジノ)は是が非でも
やらなければならないと執念を燃やしている。

中山教授は、リニア新幹線、長崎・北陸新幹
線、MICE、立地適正化計画を取り上げ、
検証している。
MICE(マイス)は、IRとなり、中核は
カジノである。

地方は、これを小さくしただけで、釧路市も
コンパクトとインバウンド、IRとまるで国
の政策の「コピー」だ。
「外から稼げ」もコピー商品だ。

北海道のJRの困難、TPP・日米FTA、
漁業法の改正、そして入管法の改正など、
目線は常に大企業とアメリカにある。

地方が、地域で生活している人が見えていな
い。

国政調査で比較すると直近の5年間の人口減
は、国が0.137%の減少、釧路市は0.654%
もの減少だ。

人口減少の最大の原因は、「貧困と格差」の
拡大と1次産業の軽視だ。
若者の非正規労働化と低賃金化を食い止め、
8時間働いたら普通の生活が、そして将来が
見える経済・社会に変えていかなければ。

地方の安倍イエスマンの政治家にはできない
相談だ。


動的平衡 理論生物学

2018-11-19 07:04:28 | 日記

11月18日のしんぶん赤旗日曜版に、生物学
者の福岡伸一教授が登場した。

動的平衡
自分を壊しつつ作り直す生命の絶え間ない
バランス維持

動的平衡2 生命は自由になれるのか
         小学館新書820円

「私たちは・・・一年もたつと物質レベル
では、ほぼ入れ替わっています。別人にな
っているけれど、私は私」

建築的な発想では、どんな堅牢な建物を作
っても長い年月はもたない。

生物を機械論的にメカニズムとみなす考え
方を批判しています。

そして、遺伝子組み換えの危険性を訴えて
います。

アメリカでは、一代限りのキラー種子(種
が実っても、その種では育たない)や除草
剤への耐性種子など遺伝子組み換えで販売
している。

これは異常なやり方だと思う人は少なくな
いだろう。キラーDNAが動物界に、さら
に人間にも影響を与えるのではないか。
不安はつきない。

しかしグローバル大企業は、目先の「儲け」
にまっしぐら。妨害者へは、スラップ訴訟
も辞さない。

高校のとき、人間の住める惑星で、町が人
を攻撃する植物群に囲まれている小説があ
った。主人公が特殊な銃で撃退するのだが、
遠く離れた地域では植物が敵対的行動をと
らない。人間の憎しみへ反応しているので
は、という内容だと思った。題名は忘れた。

今の植物でも昆虫に食われないために毒物
を持つ植物は多い。

著者はいう。38億年も豊かな生命を維持
してきた地球の多様性、その生態系を乱す
もの、一見効率がいいようでも・・・

38億年 対 10年、20年
桁違いのと時の流れだ。

福岡教授は最後に、「遺伝子組み換えの影
響がどう現れるか、10年、20年では分から
ないこともある。生命の工業的扱いは危険」
と述べている。

エンゲルスの名著に「サルが人間になるに
ついての労働の役割」の最後、自然を征服
する人間の傲慢性を批判することが書かれ
ている。自然はいつでも逆襲する。

TPP、FTA・・・
そして遺伝子組み換えなど。

あまりにも目先のモウケになり過ぎてはい
ないか。
安倍首相の「外から稼げ」とばかりに、F
TAをTAGと言い換えて強引に進めてい
るのは、その典型例だ。


また ねつ造!

2018-11-17 08:08:49 | 日記

外国人労働者の聞き取りのデータが、ねつ
造・わい曲されていた。
法案審議の前提として繰り返し要求してい
た資料が、ようやく出されたと思ったら、
間違いであったなどとは。
            赤旗記事 ⇒

失踪動機の項目が、
低賃金、契約以下、最低賃金以下
   ↓
より高い賃金を求めて
 (こんな項目で聞いていない!)

さらに%も
より高い賃金を求めて 86.9→67.2
指導が厳しい      5.4→12.6
暴力          3.0→ 4.9

これでは安倍首相や大臣の答弁が「虚偽」
答弁となってしまう。ミスとかそういう
問題では片づけられない。

どうみても法案への悪い影響を避けるた
めという動機が透けて見える。

当初、野党が要求した聴取表を含めた元
データの開示が必要だ。

外国人労働者を低賃金の安上り労働とし
て使う状況をこれ以上野放しにしてはな
らない。人としていかがなものか!
        前のブログは ⇒


外交力ゼロ・・・!

2018-11-16 07:50:31 | 日記

プーチン大統領から、前提条件なしの平和
条約を提案され、怒るどころかニヤけてい
た安倍首相。
今度は2島は返すが、主権は交渉対象だと
いわれたと報道されている。

2島は返すが「主権は交渉」とはどういう
ことだ。ありえない話だ。

ここまでなめられ、バカにされたトップ会
談はないのではないか。

ここには領土や主権を面とむかって主張で
きない安倍首相の姿勢がはっきりと現れて
いる。
言っても1ミリも動かないと以前は弁明し
ていたが、国家間では言うべきことをしっ
かり主張してこその「外交」だ。

「外交の安倍」と報道されているが、単に
お金をもっていく外交だと揶揄されて当然
結果ではないか。

今回は「結果を出す」、そのためには日ソ
共同宣言にある「2島返還」にのって、後
は玉虫色で決着する、それだけでも歴史に
名を残す総理になれるよ・・・と誰かがさ
さやいているのでは?

安倍首相のままでは、2島以外は永久に放
棄しかねない。
事は重大だ。 


おかしいぞ? 「徴用工」報道

2018-11-15 07:04:15 | 日記

もっと冷静に、事実を報道してほしい。

韓国の「徴用工」報道について、安倍首相
の言動が無批判に、いっせいに「たれなが
され」ている。

安倍首相は「国際法に照らしてあり得ない」
河野外相は「判決は暴挙」と発言し、煽っ
ている。

しかしだ。
昨日の国会での河野外相の答弁は、個人の
請求権は「消滅していない」と述べた。

これは穀田衆議院議員が、1991年8月27日
の衆院予算委で、柳井俊二条約局長の「個
人の請求そのものを国内法的な意味で消滅
させたものではない」という答弁を引き合
に、河野外相の認識を質したもの。

「徴用工」にかんしては、日本の最高裁も
韓国の大法院も、個人の請求権は消滅して
いないと判断しているにも関わらず、この
報道がほとんどない。

その結果、「嫌韓」のヘイトスピーチとあ
わせて、安倍首相や政治家、マスコミの報
道がいっそうの「嫌韓」を増幅しているの
ではないか。

2007年の日本の最高裁の判断にもとづい
た西松建設の「和解」など、もっと報道す
べきことがあるのではないか。

志位委員長の
この問題で不一致点をいたずらに拡大したり、あおったりするのではなく、「被害者個人の請求権は消滅していない」という一致点から出発し、被害者の名誉と尊厳を回復するための具体的措置を日韓両国で話し合って見いだしていくという態度が大事ではないでしょうか。」が大事な立場だと思う。

改めて共産党の見解を読んでいただきたい。
          こちら ⇒


設計ミス:介護保険

2018-11-14 07:33:47 | 日記

11月11日は政府が決めた「介護の日」
いつでも、どこでも、安心・安全な介護を
と、全国で「介護ウェーブ」が取り組まれ
た。

釧路ではあいにくの雨でしたが、釧路駅前
に横断幕やプラカードを持ってスタンディ
ング。

10日、釧路駅前にて

マイクをにぎった介護職員から
「介護報酬が下げられてから全国の事業所
の倒産が百件も。事業収入だけでなく、働
く職員の給料も他産業と比べても10万円も
安い。3K(きつい・きたない・給料が安
い)のため人も集まらない。介護の養成学
校も生徒が来ない状況になっている。こう
した実態をぜひ知っていただきたい。そし
て介護報酬の引き上げ、処遇改善を」
と訴えた。

介護保険制度がはじまってから20年近くに
なろうとしている。
制度がはじまる前のヘルパーさんは「常勤」
が当たり前、さらに釧路市ではヘルパーさ
んを集めての「洋上研修」も行われていた。
当時も介護の仕事は大変なものであったが、
待遇は今と比べれば雲泥の差ではないか。

小さなデイサービス事業所で働いている人
から「人手が足りない、来ても次から次へ
と辞めていく、その分、自分に仕事がかか
っていく」と聞いた。

施設に入りたいという高齢の女性から「月
7~8万円の年金ではどこも無理。介護保
険の施設を紹介されたが、いつ入れるか分
からない」と言われた。

保険あって介護なし
当初からいわれていたことだ。
保険からお金が入るからといって、国の負
担を一気に減らしてしまったのが介護保険。

私たちは保険と福祉を組み合わせた「介護
保険」を主張したが、無視された。
保険制度なので生活保護者からも保険料を
徴収するという「とんでも制度」となって
しまった。(生活保護は補填されている)

介護保険制度の悪い部分が、障がい者制度
にも及んでいる。

再来年で20年目を迎える介護保険。
自公政権の「抜本的改革」は、財政負担の
削減が目的となっている。
そうではなく、利用者の立場から「いつで
も、どこでも、安心・安全な介護を」で、
抜本的見直しを!


酪農の農民文学者

2018-11-13 07:36:21 | 日記

厳しい自然環境の釧根台地で酪農を営みな
がら、大地のニオイを感じる作品を描いて
きた玉井裕志さんが、1980年代の作品集を
刊行した。

玉井裕志作品集刊行委員会 3400円(別海印刷)

作品は、1980年の「霜がれの季節」から
86年の「萌える大草原」まで、7作品が
掲載されている。

巻頭には、山田洋二監督から「玉井さん、
おめでとう」と一文がよせられた。

それもそのはずだ。
「萌える大草原」のなかの「映画の舞台」
を読むとよくわかる。(332ページ)
同時に、撮影現場での山田監督や倍賞さん
の人柄も、玉井さんの目に浮かぶような筆
致で伝わってくる。

冬には零下20度を下回る極寒の大地で、酪
農を営む農民たちの、苦難の人間像が押し
寄せてくる。

そして最終章に、
「年中、一日も休みもなく、血のにじむような努力と知恵で生産した牛乳・・・
農民の苦労というものを爪の先ほども知らない昔の悪代官のような役人たちは、ふたこと目には、採算が、あうの、あわないの、といってくる。酪農という仕事が・・・機械におしこんで押し出せば、なんぼでも大量生産が可能な職業とはわけがちがうのだ、といくらいっても、役人たちは納得しない。腹をこわしていないか、風邪ではないかと、まるで人間の赤ん坊を育てる時のように、気をつかわなければならない仔牛の育成や・・・」

今も80年代と比べて変わっていないのでは。
TPPや日欧EPAなどの強行採決を見れば
怒りを覚える。

この作品は、農民である玉井さんしか描けな
いものだと思った。行間から、牛舎の、草原
のニオイ、そして凍てつく大地の感触がつた
わってくる。

昔のブログでも玉井さんを少しとりあげた。
               こちら⇒

追記
1月のほっかい新報に私の紹介記事が ⇒