社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

スーパーシティ法が成立、たたかいは地方自治体へ

2020-05-29 07:15:03 | 日記

27日、参院本会議で「スーパーシティ法」が成立
した。賛成はここでも自民・公明の与党に維新が
加わった。維新の安倍与党ぶりは、公明以上だ。

私の過去のブログでも、その危険性を指摘してき
た。             こちら ⇒

スーパーシティ法には、地方自治の精神がすっぽ
り無くなっている。同時に、あらゆる個人情報が
民間事業者の手に委ねられてしまう。

活性化にもならなかった「特区指定」をさらに強
化し、いわゆるサンドボックス化した都市で、あ
らゆる情報=行政、物流、交通、防災、医療、福
祉、教育、金融、環境保全、キャッシュカードの
買い物情報、顔認識による行動情報など、ビッグ
データとして収集する。当然、個人の特定もでき
る。

まさに、個人への「監視社会」と隣り合わせだ。

日本共産党の大門実紀史参議員が反対討論を行っ
た。             こちら ⇒
冒頭から、「反対の最大の理由は、日本を中国の
ような『監視社会』に導き、個人のプライバシー
と権利を侵害する重大な危険性がある」と述べた。

ITを使った監視社会のトップランナーは中国だ。
政府や大企業が、監視カメラや顔認証技術を大規
模に展開し、ウィグル族弾圧や民主化を求める活
動家の拘束に使っている。

スーパーシティが先行している世界の大都市では、
個人のプライバシー侵害に深刻な状況があらわれ
ている。

日本は後じんを拝しているといっても、法律の準
備ができた。
日本の自民党を中心とする政界は、戦前の特高の
DNAをひいている。国民監視と拷問をはじめと
した弾圧を行ってきた特別高等警察は廃止された
が、その幹部たちは警察や国会議員、知事などに
返り咲いていった。

その人たちが、日本共産党を自由と民主主義の敵
だと攻撃してきた。権力を使って、白を黒といい
くるめることをやってきたのだ。

いま、戦前の治安維持法の再現といわれる「共謀
罪」が成立している状況のなかで、IT技術を使
った監視網は危険このうえない。

個人の生育過程から生活のすべてを記録できる技
術はどんどん進んでいる。だからこそ規制が必要
だ。

農業の自由化をはかるTPPの反対の論陣をはっ
ていた内田聖子さんが、スーパーシティの危険性
を訴えている。

内田さんは、権利の課題、社会の課題、環境の課
題、平等性の課題、自治(ガバナンス)の課題と
非常にわかりやすく問題点を指摘している。

法律が可決され、反対運動は地方自治体へと移っ
ていく。要は「特区」を認めなければよいのだ。

反対のたたかいは、地方自治体へと移った。


F35の大幅な削減!

2020-05-27 07:17:10 | 日記

米海兵隊がF35の調達を54機も削減することが
判明した。

理由は「将来の部隊にとっての、F35の性能要求
の明確な理解をいまだ持てていない」と述べた上で、
乗組員の不足を直接的な理由として。(27日赤旗)

隣国の韓国では、F35の予算を850億円を削減し、
新型コロナ対策にまわした。

では日本は?

既存の43機に対して、安倍首相が突然に105機の追
加発注という爆買い! 148機体制で何をするのか
と元自衛隊員からも疑問が出された。

安倍首相はトランプ大統領の歓心をかうために異常
ともいえる行動をとる。

F35をこれだけ買うと30年間の維持費、ライフサ
イクルに、6兆円も!

陸上イージスには1兆円、完成の見通しのない辺野
古の新基地には2・5兆円。条約上の義務がない思
いやり予算は1兆円。

そのうえ日本の借金は1100兆。GDP比で2倍、
借金大国のイタリアの2倍にもなるダントツ状態だ。

安倍首相の新型コロナ対策での後手後手は、ここ
にも原因があるのではないか。

度をこしている「アメリカいいなり」の安倍首相。
もう終わりにしなければ。


「訓告」は懲戒処分ではない!

2020-05-26 12:12:27 | 日記

大甘の処分だ。

「訓告」は懲戒処分ではなく、単なる注意と同じ
である。

公務員の懲戒の種類は重い順に、
  免職 降任 停職 減給 戒告

懲戒ではないものに、
  訓告 厳重注意 注意

法の番人でもある検事長の賭博違反である賭けマー
ジャンを「注意」で終わらせるとは!

人事院の指標では「賭博をした職員は、減給又は
戒告とする」によって、懲戒処分に相当する。

それが、なぜ単なる注意である「訓告」になっ
のか。

安倍首相は、説明しなければならない。

アベトモにはどこまでいっても大甘で、逆らえば
厳しい処分にする。これでは法治国家ではない。
森友問題の籠池氏が典型例では。

国のトップが「情実人事」を行うなら、社会その
ものが壊れていく。

新型コロナで国民の生活が疲弊し、明日の生活が
できない人が生まれている。その対策も後手後手
だ。そうしたなか、安倍首相は何をやっているの
かと大きな批判がまき起こった。

支持率の大幅な低下は当然だ。
みずからの政権を良く見せるために、文書の改ざ
んも平気で行う。

トップの自己保身とそのまわりの忖度政治。
日本が壊れるまえに、安倍政権を終りにしなけれ
ば!


余人をもって代えがたい

2020-05-23 07:06:06 | 日記

新型コロナで大変なときに、強行採決
までしようとした「検察庁法案」は、
黒川氏のスキャンダルで辞任というあ
っけない幕切れとなった。

いや、幕切れにしてはならない。

そもそも安倍首相が法律やルールを無
視して、定年退職する黒川検事長を
「余人をもって代えがたい」と定年延
長を閣議決定したことだ。

これから始まった。国会では森法相の
答弁にならない珍答弁が続いた。

そして定年延長を後追い的に「法律案」
を出してきた。

どう考えても、アベトモである黒川氏
を最高検事長の職につけたいがためと
考える。

それが、賭けマージャンで退職となる
と、あっさり「検察庁法案」の継続審
議、さらに批判が高まると廃案にする
となった。

法案が何のためなのか、よく分かる。

問題の出発点である閣議決定。
定年退職する黒川高検検事長を「余
人をもって代えがたい」として退職
させなかったことである。

釧路市議会でも、議会承認人事とい
うものがある。
市長の推薦文にあるのが「余人をも
って代えがたい」という文言だ。

まあ、事実上の枕詞(まくらことば)
になっているが。

安倍首相のお友達人事。三権分立と
いう民主主義社会の原則を壊し、検
察人事まで手に入れようとしている。

今回も「責任はある」と繰り返し述
べている。いったい何回この言葉を
聞かされてきたか。責任という日本
語が壊されてきている。

おまけは、珍答弁の森法相が、「検
察改革」をしなければと述べたこと
だ。

改革を言うならば、法相辞任であり、
内閣そのものであろう。


定年延長の動機 邪な・・・

2020-05-21 07:21:43 | 日記

2年前の参議院。
辰巳前参議員が森友問題を追及した
ときに、示した政府の内部文書だ。

5/23の後、調査報告書をいつ出すか
は、刑事処分がいつになるかに依存
している。鑑定も早くということで、
法務省に何度も巻を入れているが、
刑事処分が5/25夜という話はなくな
りそうで、翌週と思われる。

これは官邸が法務省を通して検察に
介入したことで大問題になった。そ
のときの法務省事務次官が黒川氏だ
った。

公文書偽造で佐川氏の刑事処分の判
断が待たれるなか、財務省が調査報
告書を提出する約束していた。

その後、5/31に佐川氏が不起訴にな
り、文書改ざんの指示はなかったと
された。(21日付赤旗)

いわゆるもみ消しによる幕引きをは
かろうとした証拠文書だ。

森友問題はまさに安倍首相の命運を
左右する大問題であったのだ。

安倍首相の「守護神」と揶揄されて
きた。

安倍首相のもと、公文書改ざん、統
計数値の改ざん、偽装、そしてウソ
・偽りが繰り返されてきた。

改ざんを命令された職員は自死して
も、いっさい再調査は行わない。

加計問題、桜を見る会とすべてが安
倍首相を守るために忖度や改ざんが
行なわれてきた。

そして河井議員の買収選挙疑惑。通
常は1人の候補に1500万円だが、河
井氏には1億5千万円が選挙資金と
して渡った。それが買収の原資なら
ば、自民党の幹部の誰が決め、決済
したか。自民党本部まで捜査が進む
可能性があるとマスコミに報道され
た。

安倍首相を中心に、多くの疑惑、そ
して捜査の必要性が言われている。

これを唯一起訴できるのが検察庁だ。

連綿と続く政治腐敗の臭いがプンプ
ンしている。

こうした権力の腐敗を正せるのが民主
主義だ。

定年延長という邪(よこしま)な狙い
を打ち砕かねば。

いま、日本の民主主義の底力が出はじ
めた。

今日の夕方に、賭けマージャンで黒川
氏が辞任するというハプニングまで出
た。

政治と霞が関、マスコミの闇の根は底
知れない。


米海兵隊砲撃移転訓練も延期!

2020-05-20 07:06:48 | 日記

矢臼別演習場で行われる米海兵隊に
よる「沖縄県道104号線越実弾射撃
訓練」が新型コロナウィルスの影響
で、延期となっている。

今年の計画は?との質問に防衛省は
「2020年度(令和2年度)の沖縄県道104号線越え実弾射撃移転訓練の年度計画については、新型コロナウイルス等の影響もあり、矢臼別演習場での訓練実施も合めて、日米間で引き続き協議中です。今後、訓練計画が定まり次第、速やかに公表していく考えです。」

米側と「実施も含めて協議中」とは、
実施しないこともあるということ。

米軍基地内や任務中の海兵隊員は、
日本国内では「治外法権」だ。

だからか、米軍内での新型コロナの
感染状況はいっさい明らかにしない。

基地のなかには日本人従業員もいる
というのに。

矢臼別演習場に来る米軍人は、移動
も含め日本人と接触する。

とりわけひどいのが米空母や潜水艦
だ。船のなかは密室状態なので、ま
たたく間に広がる。

米空母のいくつかは作戦不能になっ
ている。

またぞろ、これでは敵が攻めてくる
と軍事プレゼンスを声高に叫ぶ人た
ちがいる。

危機感を煽る先には?

やはり必要なのは憲法9条にもとづ
く外交ではないか。

安倍政権、自公政権に欠けているも
ののひとつだ。

これを機会に、毎年10億円もの日
本の血税を使った米海兵隊の移転訓
練は廃止すべきだ。


継続ではなく廃案を!

2020-05-19 07:14:29 | 日記

空前の抗議と怒りの広がりであった。
安倍首相は、検察庁法の改定を今国
会での採決をあきらめて、秋の臨時
国会へ継続審議することにした。

継続などという姑息な手法ではなく
廃案にすべきだ。

安倍首相のあまりの自己保身と検察
庁までも私物化することへの国民の
批判。弱まったとはいえ、民主主義
の底力が示された。

少し昔を思い出せば、安保法、共謀
罪、森友加計疑惑、桜を見る会疑惑
など、次から次へと憲法違反と立法
行政司法のきわだった「私物化」。

一昔まえなら、政権が5回も6回も
吹っ飛んだ異常な政治状況だ。

自民・公明、維新の圧倒的多数で占
められた国会の議席。その上に乗っ
た安倍首相の「いまだけ、金だけ、
自分だけ」という際立った政治の私
物化。国権の最高機関である国会で、
「私は立法府の長」などと三権分立
をまったく無視した態度。

そして自分にとって都合の悪いもの
は、公文書の改ざんまで手を染める
始末だ。

こうしたごまかしの態度が、新型コ
ロナウィルスへの後手後手、さらに
後手後手という結果を生んだ。

だからこそ急がれる医療や介護、地
域経済への経済的補償、PCR検査
を抜本的に増やすことなど。こうし
た抜本策をやりあげることができる
新しい政権が求められている。

新型コロナウィルスは、歴代の自民
・公明政権の新自由主義的政策によ
る社旗の脆弱性を明らかにした。

いまこそ政治への関心を高めること
が求めらている。


桜冷え

2020-05-18 08:11:08 | 日記

釧路市は5月10日に桜の開花宣言がなされ、今は
満開だ。レンギョウやタンポポの黄色とかさなり
ようやく春の実感がわいている。

しかし、ここ数日間は寒い!

土曜の朝が4度、日曜が8度、そして今朝は2度。
朝夕のストーブがかかせない。

まさに桜が咲くころの冷春、桜冷えが続いている。

新型コロナウィルスによる自粛で、地方の経済困
難さがいっきに進んでいる。
にも関わらず対策は遅々としており、まさに後手
後手となっている。

一律10万円給付の通知が数日間にわたり、各家
庭に届いた。
・書き方がわからない。
・本人確認は?
・コピーはどうしたら?
コンビニに行ったら並んでいた。機会の操作がわ
からないなど、申請書は高齢者にとって難しすぎ
る。
余計な書き込み欄やチェック項目がありすぎる。
右側の「希望されない場合は×を」は何のために
入れたのか。間違ってチェックを入れたならどう
するのか。
そもそも字が小さすぎる。

私のところにも高齢者から電話がきた。
つくづく高齢者にやさしくないと思った。

マイナンバーカードの「個人認証」も、暗証番号
を忘れたなど窓口で混乱をきたしている。

そもそもデジタル個人認証は、庶民にとって馴染
みがないし、使ってもいない。

マイナンバーカードの中に「デジタル個人認証」
が入っていることすら知らない人が多い。

さらに「デジタル個人認証」って何? というこ
とも。

ところで、この「個人認証」とマイナンバーカー
ドの番号とは何の関わりもない。

もともと、マイナンバーがない時代から「デジタ
ル個人認証」はあったのだから。それも有料で。

今回の新型コロナ対策として、マイナンバーの普
及を進めようとする思惑がすけてみえる。

 

それにしても安倍首相の新型コロナ対策は、まっ
たくお寒い状況だ。それどころか、検察庁法の改
悪に血道をあげているという恐るべき事態だ。
自分の身を守るために必死になっている。そこに
は国民がいない。

桜冷えが続いているが、安倍政権による政治のお
寒い状況はあまりにもひどい。

 

追記
ネット上の個人認証は、公開鍵方式の暗号システ
ムだ。
これは、個人や企業が秘密カギを持ち、対になっ
ている公開カギを広く配り、それで文章を暗号化
してネットで送ってもらう。受け取り側は秘密カ
ギでしか平文(ひらぶん)に戻せない。

これを逆に使うと「秘密カギ」をもっているのは
本人のみという証明になる。
この暗号方式が「デジタル個人認証」となる。

暗号が解読されたら? と思うとゾッとする。
最近話題の量子コンピューターが実用化されれば、
RSA暗号はいっきに瓦解すると言われているが
私たち素人ではわからない。

また桁数の大きい素因数分解が簡単に解ける理論
が発見されれば同じ運命だ。


法の支配から人の支配へ

2020-05-16 07:44:20 | 日記

元検事総長などのOBの14人が、
反対の意見書を法務大臣に提出した。

「政権の意に沿わない検察の動きを
封じ込め、検察の力をそぐことを意
図している」と法案を強く批判して
いる。

自民・公明与党は、昨日の委員会で
の強行採決ができなかった。

この間の国会での議論では、検察庁
への恣意的な介入を否定できないこ
とが明らかとなっている。
    日本共産党の藤野保史議員 ⇒

検察庁法改定案は、喫緊である新型
コロナ対策からみても、不要不急の
法案だ。

国民の批判や怒りは、検察庁OBだ
けでなく、自民党のなかにも広がっ
てきている。

ネットのツイッターでは批判が600
万人をこえている。

国民の声を聞かず、自らの保身と利
益で動いていることが明らかになっ
てきた。

「三密」を避けるために、大きな集
会やデモはできないが、安倍首相の
暴走を止めることができるさまざま
な行動がさらに広がっていく。

「法の支配」から「人の支配」を狙
う安倍首相。
日本を再び戦前の独裁政治にもどし
てはならない。


過去3度も廃案となったスーパーシティ法案

2020-05-15 13:06:14 | 日記

一昨日から参議院で、いわくつきの「スーパーシ
ティ法案」の審議入りを強行した。一か月前、衆
議院において、たった5時間の委員会審議で自民、
公明、維新など賛成多数で強行採決したもの。
ここでも維新は安倍政権の与党だ。

この法案、2018年からはじまり、3度も廃案とな
った代物。

サンドボックス制度で「地域限定の規制緩和」を
行ない、民間企業が住民のあらゆる情報を一元化。
行政、物流、交通、防災、医療、福祉、教育、金
融、環境保全、さらにはキャッシュレスで買い物
の中身も、顔認識で人の動きもビッグデータとし
て扱う。

個人の日常の行動も含めて、すべて記録・蓄積さ
れていく。プライバシーもあったものではない。
         昨年のブログ ⇒

そういえば、憲法にプライバシー権が書かれてい
ないから憲法改正が必要と叫んでいたのは自民党
の議員ではなかったかな?

ヨーロッパでのGDPRも彼らからすると、ボロ儲
けの邪魔でしかないのであろう。

自民・公明政権にとって、地方自治など儲けの邪
魔なのであろうと思う。


人類社会の到達点である「三権分立」

2020-05-14 07:30:59 | 日記

新型コロナウィルスの待ったなしの対策が中心の
国会で、その裏に隠れて検察庁法の改正案が出さ
れている。「火事場どろぼう」だ。

簡単にいうと安倍首相が気に入った幹部検察官の
定年を延長するというもの。

不偏不党の検察庁の最高幹部に、安倍首相のお友
だちをつけることが可能になる。

検察庁は、総理大臣さえも裁判にかけるこが可能
である。だからこそ、その独立が厳しく守られな
ければならない。

安倍首相自身を裁判にかける力を持つ検察庁。
ぜひとも「お友だち」にしたいと思うし、部下に
したいのだろう。

立法、行政、司法の三権分立は言葉だけの話では
ない。
数多くの規制によって守られている。

しかし、安倍首相は日本国憲法を軽んじて、憲法
違反を平気で行ってきた人物だ。その最大のもの
は「集団的自衛権」行使の安保法制を国会の数の
力で強行したことだ。

国会で「私は立法府の長」だと間違える安倍首相。
国権の最高機関を私物化し、霞が関の人事を一手
に掌握し、今度は検察庁まで手に入れようとして
いる。

国家権力は戦争を起こすこともできるし、国民弾
圧の歴史を繰り返してきた。その防止策が「三権
分立」だ。この人類が長年積み上げてきた「三権
分立」をなし崩し的に壊していく。

法律で憲法を変えていく手法こそ、ナチスが使っ
たやり方だ。

だからこそ、検察庁法の改悪に全国から500万人
をこえる批判が起きている。

安倍首相の好き勝手にさせてはならない。


給料ファクタリングという新ヤミ金

2020-05-12 07:09:11 | 日記

お金に困っていませんか。
だったら給料の前借りしませんか。給料日に全額返
していただければ大丈夫です。

あ、なんか良さそう。

・・・と「給与ファクタリング」を利用したため、
多重債務にのめりこんでいったケースが。

短期間の利用でも、利子が1000%のケースもある
という。

この「給与ファクタリング」(給料の前借りサー
ビス)という名の新しい「ヤミ金」が広がってい
る。

10日に全国クレサラ生活再建問題対策協議会が、
新型コロナによる収入減や支払い困難で新たな多
重債務者の危険を訴えるため、ネットの緊急学習
会を開いた。

その中で「給与ファクタリング」の被害急増が訴
えられた。

もともと「ファクタリング」は債権の買取り・回
収のことであり、多くの種類がある。

これを「ヤミ金」なみに使うことに注意を喚起し
たネット学習会だった。
              こちらを ⇒


壊される非正規

2020-05-11 12:35:17 | 日記

壊される非正規
新型コロナと氷河期世代

今日のしんぶん赤旗の一面に掲載された記事である。
ネカフェから仕事をしていたAさん(40歳)は、新
型コロナで東京都が借り上げたビジネスホテルに仮
住まいしている。

不本意で非正規になった方だ。
本人は15時間働いて、1日1万7千~8千円。
ネットカフェ代、食費、現場までの交通費を払えば
そんなに残らない。

スマホに派遣会社を5~6社登録しているが、最近
はほとんど仕事がこないという。

なにかあったら一瞬に生活基盤が壊れる。

実はこの働き方が、安倍首相が2016年に政策として
打ち出した「働き方の未来2035」である。
           こちら⇒(333キロバイト)

これを「自由な働き方」と言うのだそうだ。
9ページを見ると
「2035 年の企業は、極端にいえば、ミッションや目的が明確なプロジェクトの塊となり、多くの人は、プロジェクト期間内はその企業に所属するが、プロジェクトが終了するとともに、別の企業に所属するという形で、人が事業内容の変化に合わせて、柔軟に企業の内外を移動する形になっていく。その結果、企業組織の内と外との垣根は曖昧になり、企業組織が人を抱え込む「正社員」のようなスタイルは変化を迫られる。」

いわゆる「この指とまれ」方式だ。

企業にとって、これほど人件費を削減できる方式は
ないであろう。

しかし、働くものにとっては地獄となる。
仕事が無くなったならば、生活ができない。そして
それを「自己責任」として自らを縛ってしまう。
社会の脆弱性が極まっていく。

「非正規労働」を繰り返しの法律改正で増やしてき
た自民・公明政権。そして安倍首相には、その反省
がまったくない。

新型コロナで、危機対応がまったくできない安倍首
相。国民の生活を知らないこうした政治家に日本の
未来は託せない。


7.5度4日間を削除

2020-05-09 07:06:14 | 日記

ようやくというか、PCR検査を受けられる基準を
削除した。さっそく政府から「言い訳」がだされた
が。

感染状況の実態を把握するために、検査を大量に進
めることは、当初から指摘されてきた。

欧米や韓国と比べても異常に低い検査数であった。
テレビで何回も「なぜ検査が増えないのか」が議論
されていたが、いっこうに進まない。
感染しても治ってしまった人が多いが、その数さえ
まったくわからない。感染の実態が見えない。

そうした面でも日本は、新型コロナ対策が後手後手
と続き、安倍政権の「無能」さが、きわだっていた。

人の話を聞かない、トランプのイエスマン、都合の
良い数字ばかりを取り上げ、悪ければねつ造までし
てつくりあげた数字。議事録まで書き換える、不正
がばれると徹底的に切り捨て逃げまくる。

この安倍首相の体質が、危機対応を誤らせている。

国民の実態がつかめていないため、「出口戦略」も
出せないでいる。

iPS細胞研究所の山中教授が「同研究所だけでもPC
R検査機が30台あり、全国の大学のネットワーク
を使えば、1日10万件が可能」と述べている。

オリンピックにこだわり、経済にこだわり、結果的
に後手後手の対策になっていることがはっきりして
いる。それに偽造体質も加わって。

安倍政権の「しりをたたいて」もいっこうに埒があ
かないが、それでも繰り返し声を上げていかなくて
は。

志位委員長のBS番組での発言は、こちら ⇒


ももたろうは盗人なのか?

2020-05-08 07:26:46 | 日記

税込み 1,650円

小学生の調査・研究に敬意を表したい。
たいしたものだと思う。

桃太郎は歴史の長い伝承物語だ。
それが戦前に、アジア諸国への侵略戦争に使うため
鬼退治に特化されていった。
中国やアジア諸国へ鬼退治にいく「正義の日本人」
として小さな子どもを教育勅語とともに育てていっ
た。

これが私たちが知っている桃太郎だ。

それに対して「ももたろうは盗人」ということを聞
き、どうしてだろうと徹底的に調査していった小学
生がいたことに驚いた。

芥川龍之介の「桃太郎」(1924年)もおもしろい。
桃太郎は乱暴者で悪と描いており、鬼に対する目線
はやさしい。

そもそも桃太郎は遠い昔から、いくつものストーリ
ーがあり、それが戦前の富国強兵、アジア侵略のた
めに固定されてしまった。

ひるがえって、現代はどうなのか。
ネトウヨをはじめ、嫌韓兼中が幅をきかせ、政権の
一翼を担うまで大きくなっている。

とりわけ、ネットの世界では「エコーチェンバー」
現象で、ますます増幅されている。

そこには多様な見方が失われ、違う他者を攻撃・排
除する姿勢があまりにもひどい。排外主義が増幅さ
れている。

 

「ももたろうは盗人なのか?」は、小学5~6年生
から上の年代が対象だ。もちろん大人も充分楽しめ
る。

日本の「鬼」の成り立ちや歴史もよくわかる。

大人も、ぜひ手に取って読むものではないかと思っ
た。