社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

イラク戦争報道の二の舞か?

2017-08-31 07:22:14 | 日記

イラク戦争開始時に、メディア報道はアメ
リカ軍から見た戦術・戦場報道であった。

当時、大量破壊兵器があることをまことし
やかに、微に入り細に入り報道していた。

今回の北朝鮮のミサイル報道も同じパター
ンではないか。

日本の領空を通過するのは5回目なのに、
今回はJアラートも加わり、大報道である。

国民の多様な意見を冷静にとりあげず、い
っきに意識を一本化する危険を感じた。

メディアがいたずらの危機を煽るだけでよ
いのか。国民の不安を増幅させるだけの報
道でよいのか、が問われているのではない
か。

「冷静に」という論調もでている。

国連決議を無視して「暴走」を続ける北朝
鮮に対してどうあるべきなのか。

軍事的圧力は、さんざん繰り返してきての
結果ではないのか。

日本政府以外は、「対話」を強調している。
アメリカも軍事だけではなく、「対話」の
サインを出している。

安倍政権は「対話のための対話は意味がな
い」の繰り返しで、ある面、世界からズレ
ている。

唯一の被爆国にも関わらず、「核兵器禁止
条約」に背をむけつづけている。
軍事一辺倒で思考がこう着している。

日本自身が、戦争できる国をめざして、ど
んどん変化させられている。

「二度と戦争をしない」

この立場からの声を広げていかなければ。


ミサイル発射に怒り

2017-08-30 07:27:16 | 日記

道東の釧路、厚岸、根室の花咲港などでは
サンマの水揚げが盛んな季節を迎えている。
その漁場に向けてミサイルを落とすなどと
いう行為は狂気だ。 

根室では基幹産業である漁業、サンマ船が
出漁している地域ではないか。地域の危機
でもある。 

共産党の根室市議団では、北朝鮮への抗議
とともに、根室市長に緊急の申し入れを行っ
た。
         抗議声明はこちら→

日本上空を通過した北朝鮮のミサイルは、
今回で5回目だ!

国連や周辺国からの要請も全く無視。ひた
すらミサイルと核兵器開発に進む姿は狂気
の沙汰ではないか。

先日、北朝鮮の若者が軍隊志願をしている
報道があった。「軍国主義」・・・まるで
戦前の日本。それを思い出した。

ミサイルと核兵器開発で一番危険なのが、
軍事対軍事のエスカレートだ。

河野外相が「北朝鮮、少しひるんだか」と
いう発言は、挑発行為で「失言」そのもの
だ。子どものケンカの言葉だ。

安倍首相の対応も諸外国と比べても異常で
はないか。「対話のための対話は意味がな
い」とアメリカに完全に依存し、軍事的圧
力一辺倒になっている。

今必要なのは国連決議にもとづき、経済的
制裁と対話の場に引き出すことではないか。
軍事的圧力は最悪の結果を招きかねない。

日本には対話のチャンネルがない。すべて
アメリカ依存という情けない姿だ。
そのうえ北海道では最大級の日米合同演習
が終了したばかりだ。

諸外国と比べても、「外交なき」安倍政権
の異常さがきわだっている。

ミサイル一辺倒のニュースになったが、ど
う避難するかではなく、どうしたらミサイ
ルと核の開発を中止させることができるの
か。もっと冷静な議論が必要ではないか。

国連では「核兵器禁止条約」の各国の署名
が始まろうとしている。
国際法で核兵器を「違法」とする画期的な
条約だ。

こうした議論と取り組みこそ必要ではない
か。


日米共同訓練終了

2017-08-28 07:26:58 | 日記

矢臼別演習場での最大規模の日米共同訓練
が、27日の午前中で訓練終了となった。

19日~27日まで、総砲撃数は2,475発。
うち夜間は359発であった。
それも夜間9時30分から10時まで19発も。

新型のロケット砲=高機動ロケット砲シス
テム(HIMARS)は監視ではよくわからな
いものであった。発射音が小さく着弾音が
大きいなどの違いはありましたが、それが
HIMARSかどうかわからない。

県道104号越えの移転訓練の倍の海兵隊員
+自衛隊員の大規模な訓練にも関わらず、
ほとんど報道もされず、よくわからないと
いう状況だ。

市街地訓練やIED対処訓練は、毎回行われ
ているが、大きな懸念は「第一線救護」で
ある。
憲法違反の「戦争法」では、米軍の世界中
の「戦闘現場」まで自衛隊員が行けるから
である。  こちらのブログも→

釧路港の港湾関係者も、徹底的に「口止め」
されており、いつ何時、どこから来て、ど
こから帰るのか、海兵隊の移動はほとんど
わからないまま、独自の監視しかなかった。
 
これが「戦争法」、「秘密保護法」のもと
での新たな展開といえるのではないか。

次は、11月からの16回目、21巡目の米海
兵隊の移転訓練が矢臼別演習場で始まる。
このままでは、年2回以上の米海兵隊の訓
練が「恒常化」しかねない。

すでに「日本を守る」訓練から、世界で米
軍といっしょに戦う「自衛隊」に大きく変
貌している。

「二度と戦争をしない」という誓いが。安
倍政権のもとで崩されようとしている。

安倍政権を終わらせる。私たちの最大目標
である。


パチンコ障害(依存)90万人

2017-08-25 07:08:51 | 日記

自民・公明・維新によるカジノ法の強行採
決後、さまざまなギャンブル依存症に光を
あてる報道が相次いでいる。

24日に業界側として初めての調査結果が公
表された。(毎日新聞)

全国で推計すると「遊戯障害」は90万人、
直近の1年間で推計すると40万人。

やはりすごい数だ。

この統計数字を見るうえで必要なのは、全
体のパーセントや数に目を奪われてはなら
ない。一人ひとりの問題だ。
本人だけでなく、家族の大変さは想像に難
くない。家族ともども「地獄」という表現
がよくつかわれる。

多重債務は発覚するまで見えないし、発覚
してもアルコール依存症と違って「もの」
が見えない。そこにはDVも恒常化していく
し、「地獄」といえる。

カジノ推進議員は、カジノ収益にばかり目
が向いている。そこに巨大な「利権」をみ
ているとしか言いようがない。

カジノは地域経済の「衰退」まで招きかね
ない。(カニバリゼーション)

そもそも人の不幸の上に成り立つ「カジノ
産業」は、政治が主導すべきことではない。


人種差別を擁護:米大統領

2017-08-24 07:34:41 | 日記

トランプ大統領の人種差別を擁護する発言
が、全米を巻き込んで抗議が広がっている。
私は当然だと思う。

アメリカ社会での「白人至上主義」は、常
に持ち上がる社会問題だ。

なぜダメなのか。

第2次世界大戦におけるホロコーストなど、
人類は恥ずべき悲劇をまきおこしている。

ドイツのヒットラーはゲルマン民族優秀論
から、劣勢人種を決めつけ、その撲滅まで
突き進んでしまった。

同じファシズム国であった日本も、中国や
朝鮮を見下す社会的風潮をつくりだしてい
った。

民族蔑視が紛争や侵略戦争とシンクロして
いる。

戦勝国アメリカでも、今からみたら想像で
きないくらい激しい黒人差別であった。
それが社会の亀裂、大きな社会問題になっ
ていた。

多くの国の、多くの人たちの努力で、人種
間のお互いの尊重と対等・平等の努力を行
ってきた。
このことをトランプ大統領は台無しにして
しまったのだ。

日本では、ネットを中心に激しい「在日」
攻撃が書かれている。
ヘイトスピーチも激しいなか、これを批判
し、少しでも抑えようと努力している人々
がいる。

不幸な歴史を繰り返してはならない。
国家間、人種間のさまざまな歴史を考えて
いく機会にしたい。


あまりにも姑息な

2017-08-23 13:05:59 | 日記

今年の軍縮会議での高校生平和大使の演説
が、日本政府によって「中止」にさせられ
ようとしている。

今年は15の都道府県から22人の高校生平
和大使が参加する。

しかし、過去3年続いた演説は、今回予定
されていないとのこと。

日本政府代表部の話として「今年は軍縮会
議の議事上、適当でないと判断した」との
こと。

安倍首相が、高校生が「核兵器禁止条約」
についてふれるのを嫌がったのではないか
と憶測がひろがっている。

広島、長崎の慰霊祭で、安倍首相は一言も
「核兵器禁止条約」にふれなかったため、
広島、長崎の市長から、被爆者から抗議を
受けていた。

反対なら、なぜ堂々と「反対」と言えない
のか。あまりのも姑息だ

アメリカに一言も言えない、いや得意の
「忖度」なのか。国民の目線はまったくな
い。

122ヵ国が賛成した「核兵器禁止条約」は、
9月20日から国による署名が開始される。
50ヵ国に達すると条約の発効となる。

ついに核兵器は国際的に「違法」となる。


9月20日から26日まで、国連が定めた
「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」
が始まる。

日本も、草の根から呼応し、日本政府にむ
かって「禁止条約」に参加するよう声をあ
げていかなければ。


いよいよ本格的演習

2017-08-22 07:22:02 | 日記

りゅう弾砲が断続的に発射され、監視小屋
に緊張がはしる。

21日は、日中で249発も撃っている。
違う音があるが、海兵隊か自衛隊かはわか
らない。
   矢臼別平和委員会→→

沖縄の米海兵隊の移転訓練と比べて、2倍
近い海兵隊員が入っているにもかかわらず
どんな訓練か、見えない。

移転訓練のときには、自衛隊との共同訓練
はない。海兵隊単独の訓練だと念をおして
きた。
しかし、日米共同訓練の名のもとに、あっ
さりと破られた。

これでは矢臼別演習場で、沖縄米海兵隊の
りゅう弾砲の実弾射撃訓練は何回でもでき
ることになる。それも自衛隊の参加で。

まさに「戦争法」のもと、量・質の大幅な
アップだ。
ますます海外展開の危険性がでてきている。
米海兵隊と一緒に自衛隊が補完部隊として
ついていく危険だ。

「暴走」しないためにも、国民の監視は絶
対にかかせない。


現象と本質:唯物弁証法

2017-08-21 07:38:16 | 日記

オッ! 表題に、突然難しい言葉が出た。

日本の物理学者である坂田晶一氏の「科学
に新しい風を」を先日読んだとブログに書
いたが、この19~20世紀にかけての「物理
学の危機」はおもしろい。

電子は「粒子」であると確定したはずと思
っていたら「波」の現象が現れた。
光は「波」で電磁波だと確定したはずと思
っていたら「粒子」の現象が現れた。

粒子でもあり波でもあるものが、あるはず
がない。おかしい! 誰もがそう思ったの
ではないか。
人間の目や感覚で理解し、いままで物理学
的にも解明されてきたのに、まったく理解
できないものになってしまった。
また「因果律」を否定するものも現れた。

「物質は消えた」、「唯物論は間違い」
など、哲学界も大きく揺れた。

ここから、「実証主義」、「経験主義」、
「マッハ主義」が大きな力を得て、政治の
世界にも反映してきた。

政治の世界に侵入し、ロシア革命に多大な
悪影響を与え始めたため、「唯物論と経験
批判論」を書き上げ、この「経験主義」を
徹底的に批判し、政治方針を立てなおした
のがレーニンであった。

この内容が、当時の「物理学の危機」を見
事に解明していた。
要は哲学の問題であったのだ。

スペイン内戦を描いたスティーブ・ネルソ
ン著の「義勇兵」にも出てくる。

坂田晶一氏は最後の行に、「現象と本質、
部分と全体、偶然と必然などの対立を統一
する弁証法の論理によって、はじめて把握
できるもので、これまでの因果性の問題を
めぐりいろいろな混乱が起きたのは、量子
力学の立体的な構造を平面的な形式論理で
理解しようとしたからであった」と述べて
いる。

今日の赤旗に「学問はおもしろい」のシリ
ーズが掲載され、齊藤正一氏が「利潤の源
=『労働力』を理解したときの喜び」を語
っている。

近代経済学は、労働と労働力を区別しない。
利潤の発生原因を見えなくしてしまう。
そして、なぜ「格差」がこんなに広がって
いるのか。原因は見えない。そこで、「資
本論」の素晴らしさを紹介している。

ここにも、労働という現象面に対して、労
働力という概念で、利潤の本質を解明でき
た「資本論」のすばらしさがあった。

資本論150年のこの年に、ぜひ現象と本質
という哲学的命題に、唯物弁証法に思考を
めぐらせるのは、いかがでしょうか。

社会も現象面だけではさまざまな混乱や混
沌が起きている。
政治の世界では、極右の安倍政権が力を持
っているように見える現象面。
しかし、自由と民主主義を求める人間の本
質は変わらない。


沖縄の負担軽減

2017-08-19 07:14:36 | 日記

オスプレイも参加し、いよいよ本格的な、
北海道での最大規模の米海兵隊の演習がは
じまった。

常に持ち出されるのが「沖縄の負担軽減」
である。

県道104号越えのりゅう弾砲の移転も、
そうであった。

りゅう弾砲は、弾道レーダーで直ちに発射
地点が把握され反撃される。ヒットエンド
ランができる訓練場がほしい。
そして沖縄で出来なかった「夜間訓練」が
できるところを。

その時起きたのが「少女暴行事件」であっ
た。この批判を逆手にとり、本土5ヶ所、
矢臼別演習場に移転が決まった。

しかし、この時はそれ以前に、固定砲座や
狭さなど、もっと広いところで、さらに夜
間での訓練を要望していたことがすでに明
らかにされている。
そして、1回3億円もの日本の税金で移転
訓練を強行している。
ここで訓練した部隊が、イラクなどで戦争
に参加した。

今回のオスプレイ訓練も、「負担軽減」を
理由に強行している。

これほどの「ゴマカシ」はない。

オスプレイは低空飛行による侵略・攻撃型
兵器である。日本を守るのではなく、海外
での攻撃訓練だ。
さらに構造的欠陥機でよく落ちる。

それに「戦争法」で日本の自衛隊が補完す
る。

日本が攻撃されなくても、再び戦争に参加
する事態がさし迫っている。

その最後の突破口が「9条に自衛隊を」で
ある。

極右政権の安倍首相を1日もはやく退場さ
せなければ。

そしてその推進力である「自民・公明」を
過半数割れに。


デュアルユースの罠

2017-08-18 07:42:24 | 日記

北海道新聞に「この道の先は(戦後72年)」
が連載中だ。
今日は「軍事研究薄れる抵抗感」

国立大学の予算削減、締め付けとともに、
選択と集中によって基礎研究が悲鳴をあ
げていると報道されている。

安倍政権の「稼げ」ることを前面に出し
た経済政策の悪影響も出ている。「選択
と集中」も激しい。

そうしたなか「軍事研究予算」がいっき
にふくれあがっている。

教員のの抵抗感を弱めるため、「デュア
ルユース」を使っている。軍事研究だが、
民生にも使えるよ、と。制限をかけない
と甘い誘惑も。
さらに「研究成果はどちらでも使える」
「境界はひけない」など、曖昧化、一般
化の意図的な論調も多くながされている。

戦争体験者が少数になり、アニメなど、
戦争が観念的になっている若い層が多数
になっているのもその背景にあるのでは。

そのため日本学術会議も揺れた。

最近、古本を整理しているなか、日本の
物理学者である坂田晶一氏の「科学に新
しい風を」を読んだ。

そのなかに「理論物理学と弁証法」があ
る。
19世紀から20世紀にかけての「物理学
の危機」を扱っている。

当時多くの学者が囚われた「実証主義」
「経験主義」、いわゆる「マッハ主義」
をとりあげ、「弁証法」の重要性を訴え
ている。

人と人が殺し合う戦争、現代の大量破壊
と大量殺傷兵器。これに関わった物理学
者の課題が浮かび上がっていく。

戦争と平和を考える8月も、後半に。

平和への願いも、権力からの圧力と弾圧
によって踏みにじられていった戦前。

だからこそ、今の安倍首相のウルトラ右
翼政権を一日も早く終わらせなければ。


寒い釧路、ブルブル・・・

2017-08-17 07:05:36 | 日記

再び海兵隊が釧路空港に来るのでは?
という情報が寄せられ、夕方5時ごろに空港
に到着した。バスが6台待機している。

16日18時05分着、なぜかヘリも巡回していた。

入り口の気温計をみたら17度。風が強い。
半袖だったが、ジャンパーを持っていて正解。
観光客も寒いとふるえていた。

バス6台と貨物車2台で、18時35分に空港を
出発した。約140人ほどか。

かなり前の砲撃移転訓練の中標津空港では、
トレーラーに簡易トイレ、弁当屋の車が来て
いて、至れつくせりであった。
  (移転費用は3億円の日本の税金)

今は、もっと実務的になり、そのままバスに
分乗して30分ほどで空港を出発している。

バスと荷物を運ぶトレーらーにむかう海兵隊員
だんだん実践的になっているのでは。
これで、推定で500人以上は矢臼別演習場に
入っていった。

北海道全体で2000人の海兵隊、1300人の自
衛隊がそろった。反対の強いオスプレイも明
日から飛び始める。

軍隊は「暴走」する。歴史の教訓だ。
ましてや日本は安倍ウルトラ右翼政権によっ
て、秘密保護法、戦争法、共謀罪と戦前と同
じような法体系を作り上げてしまった。歯止
めは日本国憲法だ。そして国民の目だ。

監視は続く。


空と海から、海兵隊が釧路に

2017-08-16 07:20:10 | 日記


釧路空港に到着した米海兵隊員

過去最大規模の日米共同演習がいよいよ
はじまる。
ぞくぞくと沖縄の海兵隊員やその装備が
釧路に到着している。

釧路空港に到着したチャーター便から、
バス6台と荷物用のトレーラーが、16時
50分に空港を出発した。

釧路西港からは、車両を含む多くの兵装
が陸揚げされ、矢臼別演習場に向かった。

神明丸から陸揚げされた車両

民間のチャーター便、この費用は日本の
税金?
11月にも、また海兵隊が。

北海道大演習場でのオスプレイ訓練も、
強行される。道知事は「自粛要請」はし
ないと述べている。
地方自治としての矜持もなにもないので
はないか。

今回の日米共同演習は、どう見ても北朝
鮮への攻撃訓練の様相を示している。
それも「戦争法」のもとでの大演習だ。

軍事対軍事の対決のエスカレートが増大
している。危険極まりない。

15日は全国的に慰霊の日。釧路でも慰霊
祭が開催されていた。
こういう日に、大規模な軍事訓練はまっ
たくふさわしくない。

アメリカに追随した日本の「外交」は、
「外交力なき国家」といわれて久しい。

政治の責任が問われている。


「資本論」刊行150年に寄せて、連載終了

2017-08-15 08:06:07 | 日記

14日間にわたる不破哲三氏の「『資本論』
刊行150年に寄せて」の連載が終了した。

中身の濃い連載であった。各章の表題は、

 1、「資本主義」
   ―マルクスの命名が世界語になった
Ⅰ 現代に光るマルクスの資本主義批判
 2、祭りが終わってから
 3、結集して「社会的バリケード」を
 4、恐慌の秘密を解く
 5、搾取と支配が社会全域に
Ⅱ 資本主義は人類史の過渡的一段階
 6、物質的生産力の高度な発展
 7、「世界市場」の形成
 8、自由と民主主義の旗
Ⅲ マルクスの未来社会論
 9、未来社会論をめぐるレーニンの誤解
   をただす
 10、輝かしい未来像―人類社会の「本史」
 11、過渡期の研究
 12、「社会主義をめざす国」をどうみるか
Ⅳ 革命家マルクスの決断
 13、反共攻撃には一大打撃を
 14、国際運動に本気にとりくむ
   運動への参加が「資本論」完成の力に

不破氏は、マルクスの目でマルクスの時代を
見ることを重視し、またその目で現代の資本
主義を見ることを強調している。

我々はどうしても「一言一句」を引き合いに
現代社会をとらえる傾向があり、ましてや旧
ソ連や中国の遅れた民主主義を意図的に歪め
ての報道があまりにも多いなかで暮らしてい
る。

社会主義、共産主義本来の姿の、真逆の「紋
切型」があまりにも多い。共産主義=全体主
義、恐怖の監視・弾圧社会など、笑ってしま
う描写が多い。

恐怖の監視・弾圧社会は、現実に戦前の日本
社会で起きていたことだ。
安倍首相の言う「美しい国」のことだ。

マルクスの時代の19世紀、封建制から資本主
義の黎明・発展時期であり、絶対王政など、
その弾圧のなかで暮らしていた。
その中で、自由と民主主義の旗をかかげてい
たのがマルクスであった。

アメリカ型の「反共主義」が生活の隅々まで
侵食している。

しかし、当のアメリカ自身がグローバル化し
た巨大資本をコントロールできずに、格差の
拡大に苦しんでいる。1%と99%の対比で
ある。

キリスト教の総本山であるバチカンも現代の
資本主義の不正義を告発している。

多くの人たちが、今のままの資本主義社会に
未来を感じていない。

利益至上主義から、人間一人ひとりを大切に
する経済にどう変えられるのか。

模索の時代がはじまっている。

その道筋に光をてらしているのが「資本論」
ではないか。


狂気のエスカレートにストップを!

2017-08-14 07:38:40 | 日記

北朝鮮とアメリカの激しい言葉での攻撃に
多くの国民は固唾(かたず)をのんでいる
のでは・・・

膨大なアメリカの核兵器と北朝鮮の核兵器。
ともに狂気の道に進み始めている。

日本共産党は、この危険な対立にストップ
をかけなければと声明を発表。
      こちら→

ひとたび戦火を開けば、多くの人命が失わ
れ、取り返しのつかない結果を招く。
紛争を戦争にしない努力こそ求められる。

ヨーロッパやアジアの国々も「ストップ」
の声を上げ始めている。

情けないのが安倍政権。
日本上空を北朝鮮のミサイルが飛ぶ場合、
さっそく「戦争法」の「存立危機事態」を
持ち出している。

国会で「戦争法」の議論のとき、新たな三
つの定義=重要影響事態、存立危機事態、
武力攻撃事態が大問題になった。

具体的な定義があいまいで、政府の恣意的
な判断で決まってしまう。当時、自・公の
国会議員のあまりの無責任さに驚いた。
     私のブログ→

安倍政権の小野寺防衛相は、北朝鮮のミサ
イルが日本上空を通過するなら「存立危機
事態」を発動することを発言している。

まさに「参戦」だ。

戦後、二度と戦争をしない、という日本国
民の決意が安倍政権のもとで、あっさり投
げ捨てられようといる。

8月15日は戦後72年目の記念日だ。

江戸時代以降、72年も戦争をしない時代は
、今しかない。

日本が攻撃されていないにもかかわらず、
アメリカの忠実な「執事」のような安倍首
相では、再び戦争に巻き込まれてしまう。

安倍首相の退陣を一日も早く実現しなけれ
ば。


北大通りをデモ行進

2017-08-12 07:29:07 | 日記

危険なオスプレイは来るな!
沖縄からも出ていけ!
祝日の11日、北大通りを大きな声が響き
渡った。

日本は、「自粛」要請を取り下げてしまっ
た。アメリカの言うことには何でも聞いて
しまう安倍政権の異常さがあい変らずきわ
だっている。

アメリカも、「人権」外交を主張するが、
自国の軍人が3人も亡くなっているのに、
オスプレイに問題なしと調査もほとんどな
いような状況で、2日後には飛行を強行し
ている。

昨年12月に沖縄で墜落し、その後も事故は
続き、そして今回の墜落事故だ。
2年前にも、同じような着艦事故がアメリ
カで起きていた。

オスプレイは機体の構造的欠陥が指摘され
て久しい。
どんな事故が起きようと、人の命を粗末に
する軍事優先の思想は変わらない。

レーダーにかからない高速の低空飛行で、
ヘリコプターのようにどこにでも着地でき
る。これは適地侵略そのものの兵器だ。

米軍はすでにオスプレイでの戦術を組み込
んでしまっており、後戻りできないのでは
ないか。事故で何人死のうがいとわない。

適地に大規模に進行する日米共同訓練がは
じまった。
米海兵隊2000人、自衛隊1300人。
それも「戦争法」のもとでだ。
間違いなく、海外での侵攻作戦だ。

矢臼別では19日から大規模な訓練がはじま
る。11月から行われる沖縄の米海兵隊の実
弾砲撃訓練と合わせれば、今年は2回も強
行される。
155ミリりゅう弾砲だけではない。最新鋭
の多連装ロケットシステムも。これは小型
で小回りがきくという。

安倍政権のアメリカへのイエスマンぶりが
あまりにも情けない。

引き続き、抗議と危険な訓練の監視を強め
よう。