社会はかわるし、かえられる!

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WWⅠ

2015-07-28 06:25:30 | 日記

今日は第1次世界大戦が始まった日。
WWⅠは、World War 1 の略だ。
Between WWI and WWII は、第1次大戦と第2次世界大戦の間の
年月を言う。ヒットラーが台頭してきた時代である。同時に、日本
はいっきに軍国主義に突入していった時代でもある。

この1ヶ月ほど前に、セルビアの青年によるオーストリア・ハンガ
リー帝国の皇位継承者が銃撃されるという「サラエボ事件」が発生
している。これが「トリガー(引き金)」となって、緊張が頂点に
達していた当時の帝国主義国の世界大戦に突入した。7月28日が宣
戦布告した日であり、人類の歴史上、初の世界戦争になった。

二度の世界大戦は、どんな結果をもたらしたか。
想像を絶する惨禍を人類に与えたのではなかったのか。

戦後70年。その風化がすすんでいる。
新聞、テレビなどで、特集を組んでいるが、同時に「軍事力でこそ
平和」、「切れ目なく、シームレスな自衛隊の対応を」など・・・
再び、国連憲章第51条による「集団的自衛権」を強調し、軍事同盟
こそ、世界大戦を引き起こした教訓が忘れ去られ、軍事が肥大して
きている。

そして「日本を取りまく国際環境は厳しさを増している」、安倍首
相が好んで繰り返すフレーズである。
本音は「権益が侵される」ということ。戦前はこれがまかり通って
いた。・・・「満蒙は日本の生命線」

安倍首相や、自民・公明の「戦争法案」の必要性の根拠に、中国の
尖閣列島、南沙諸島の状況を利用している。私は戦前の「権益」を
思い出す。
そして、「戦争法案」は日本が攻撃されることではなく、アメリカ
の戦争に自衛隊員を参加させることでもある。それが安倍首相の
「権益」ではないか。

23日のブログにに書いた映画「西部戦線異状なし」の悲惨さは、忘
れられていく。

あらためて、今日の日、第1次世界大戦がはじまった日として、
「戦争法案」を廃案にしていく決意を固めたい。