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西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

長峰晴夫さんの思い出

2005-09-01 | 名古屋・豊田の思い出
今日、建築学会で近畿大学に行った。ふと長峰晴夫さんも昔一時ここに勤めていたな、と思い出した。長峰晴夫さんは薩摩の出身、東大建築学科卒、私の京大先輩の絹谷祐規(きぬたに・すけのり)先生とは「建築学生会議」を通じて友人だった。長峰さんは、東大卒業後、日本住宅公団に就職、名古屋支所に勤め、以後、近畿大学、名古屋大学、鈴鹿国際大学(?)に勤務された。私は、京大3回生の時(1962年頃)『現代建築と都市』(彰国社)を読んだ。当時「若手」の冷牟田純二、長峰晴夫、田畑貞寿、土肥博至さん共著だった。これに感心して長峰さんに手紙を書いた。返事の中に「学生時代に『資本論』を読むべし」とあったので4回生の時に読んだ。その後、私が豊田高専に就職して、名古屋でお会いした。その頃、名古屋の再開発問題で『朝日ジャーナル』に長峰さんが紹介されたことがあり、自宅トイレに『聖書』と共に『資本論』が置かれていたという記事を読んだ時、さもありなんと思った。長峰さんはクリスチャンだった。亡くなられて何年経つだろうか。今日思い出したので「思い出」の一部を語っておく。豊田・名古屋での私の「教養」は服部千之先生と共に長峰さんに多く負っている。

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