西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

梅沢和人さん(大フィル・コンサートマスター)と駄弁る

2009-04-30 | 生活・空間・芸術と俳句・川柳・短歌・詩
今日、健康調理教室に行ったら、ご近所(生駒)に住むピアニスト・上田賀代子さんが、何人か引き連れて来ていたが、その中に友人の大阪フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターをしている梅沢和人さん(ヴァイオリニスト)がいた。

実は、私は上田賀代子さんとは一寸前から知り合いだが、上田さんがその友人の梅沢和人さんに私の話をしていたら、梅沢さんが「その人(私のこと)知っている。ブログで音楽関係の記事を読んだことがある。一度会ってみたい」となって、今日お会いしたのだ。(ブログ縁でリアルな出会いの例は何度もあるが、今回もそう)

実は、私は3年前のモーツアルト生誕250年に際して、一市民としてのモーツアルトの評価などをつらつらブログに書いたことがある。
私のブログ:「モーツアルト」で検索:http://blog.goo.ne.jp/in0626/s/%A5%E2%A1%BC%A5%C4%A5%A2%A5%EB%A5%C8

このうちのいくつかを梅沢さんは読まれたのだ。
今日は、料理を楽しむ合間に梅沢さんにいくつか質問し、梅沢さんからも質問され、楽しい会話を楽しんだ。

「どこの音楽ホールの音響、いいですか」と誰かが聞いた。
梅沢さん「そうだな、東京文化会館とカーネギホール(ニューヨーク)かな」
私「(上野の)東京文化会館は有名な建築家・前川國男の設計、その前に京都会館も設計している。で、京都会館の音響効果の評判が悪いのを踏まえて次の東京文化会館を頑張って設計したためではないか。」
梅沢さん「ああそうなんですか。」と納得の体だった。(本当はどうなのか?)

私「管弦楽団というと管楽器と弦楽器の演奏者が大半だが、どちらが長生きですか」(私は、呼吸の呼気が長い管楽器奏者では、の「仮説」を持っていた)
梅沢さん「一概に言えない。但し、指揮者は文句なしに長生き、(大フィルの指揮者だった朝比奈隆さんを思い出す)ストレスを皆、奏者に向けて発散しているからでは・・・」(なーるほど)

私「指揮者と奏者の間に立つコンサートマスターは大変ですね。」
梅沢さん「よくぞ言ってくれた。まあ、微妙な関係。曲の解釈は指揮者によって違っているので、まあ奏者は合わせるのだが、いやーそれはないだろう、みたいな時にどう収拾するか、コンサートマスターの役割、演奏1割、調整9割かな・・・」(へー、そうなんだ)

梅沢さん「私の田舎は関東の曹洞宗の寺院、本堂は音響効果が良かったが、どうしてですかね」
私「(仏像はじめ)色んな豊富な設(しつら)えに音が反射、吸収されるからでは・・・」
上田さん「読経(やかね、木魚)の声や音が通るように設計・工夫されているからでは・・・」
梅沢さん「なーるほど」

梅沢さんは、交響曲も良いが、もっと室内楽が日本で楽しめられて良いのでは、そのためには馬鹿でかいホールより中小の音楽ホールが沢山欲しい、とも言われていたが「その通り」と思った。

梅沢さんは、何か本を書かれているようだ。その本を読み、梅沢さんのヴァイオリンでモーツアルトを聞いてみたい、と思った。

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