西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

住田昌二先生、三宅 醇先生からの便りよりー「つながり」についてー

2005-06-27 | 地域居住学
ここ数日の間に住田昌二先生(大阪市大名誉教授)、三宅 醇先生(豊橋技術科学大学名誉教授)より、私が奈良女子大学を定年で退職したのを期に作成した私家本で、先生方にお送りした『奈良、奈良女子大学と私』(小文集)及び『つながりの豊かな地域居住』(論文集)について感想を書いたお便りをいただいた。ここでは、後者の論文集について少し記したい。
「つながり」というのは、三つのつながり、即ち「人々とのつながり」「環境とのつながり」そして「歴史とのつながり」の総合であると考えている。最近、色々な事情で我々とそれらの「つながり」が切れるか弱まっていることを踏まえて、それらの「つながり」を回復、創造、強化しなければ、という問題意識を持っているわけである。これに対してお二人の先生方から肯定的な評価を頂いたと思っている。住田先生には「つながりは、・・21世紀のキーワードにうまくつながるかもしれません」と言って頂いた。元々この「つながり」というキーワードは住田先生が大阪市大を退職される際の記念座談会(1996年)で私が初めて公に提起したものである。ただ、つめねばならない点がまだまだあると自覚している。これらは、先にあげた「つながり論」で少しずつ論じ詰めていきたい。(なお上記の私家本は希望者にはお送りしますので、住所、氏名をお知らせ下さい)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿