西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

京大総合博物館訪問ー湯川秀樹・朝永振一郎生誕百年記念展ー

2007-01-28 | 生活描写と読書・観劇等の文化
湯川秀樹・朝永振一郎生誕百年記念展が今日までだったので一寸出かけてみた。京大に行くのも久しぶりだ。百万遍の角部から本部構内に入れる曲がった斜路がついていた。帰りにそこを通ってみたが、行くときは東山通りを少し下がっていき左手に京都大学総合博物館がある。入場料400円、入って階段で上がった2階が件の企画展である。最終日の日曜のせいか、結構の人出である。科学少年、少女とおぼしき小学生も保護者同伴で来ている。理科離れを防ごうと、京大も京都市教育委員会等と提携して小学生向き講座もやっているらしい。この総合博物館に来たのは2回目である。展示を見て、当時の旧制の中学、高校、大学は学生の数も少なく「悠長な」雰囲気が感じられる。また、湯川さんや朝永さんが先ず活躍する場が、京大(や東大)ではなく新興の阪大であり、また大学の外の理化学研究所の仁科研究室というところも面白い。新理論は縁辺部からかな、とも思った。帰りに湯川さんの半生の自伝『旅人』を文庫本で買って電車で読みながら帰ったが、ふと西山卯三先生が『住み方の記』という自伝を書かれるのは、『旅人』が『朝日新聞』に載り公刊されて大分後であるが、西山さんは京大でも湯川さんより3、4年後輩であり、この『旅人』にも触発されたからでは、と思った。湯川さんは、案外、住いや京都の町のことも描いている。「西山卯三日記」(資料のまま、未整理、未公刊)を読む課題が又一つ出来た感じだ。
関連ブログ:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/cecc086ffa94bf76a2da1c879a051882
(写真は、京大総合博物館)

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1 コメント

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行きたかったのですが (ゆうぜん)
2007-01-28 23:00:45
おととい、京都に仕事帰りに行ったばかりだったので
今日はあきらめました。

でもこういう公的機関がやっている、無料や廉価の催しに
若い方や、子供づれの方が多く行かれるようにミクシーなどで
積極的に紹介していきたいですね。

資源がふんだんにないわが国が継続して豊かに暮らすには
科学は欠くことのできない分野だと思います。

わたしには無理と簡単にあきらめてしまう風潮がありますが、
発明発見には99パーセントの努力、同じことに見える繰り返し
もあるわけですよね。

分野は違ってもスポーツなどでも同じことが言えると思います。
いやいややっているわけではないでしょうが、
楽しんでるように見える新庄、イチローなども影では
同じことを繰り返す努力があったと思うのです。

華やかな面ばかり報道されがちですが、
何かを成し遂げるためには繰り返しも必要だし
地道な努力が要るということを子どもたちに知って欲しいです。
そして、わたしもがんばって○○をしようという
目標をもってほしいと思います。

わたしも「旅人」読んでみます♪
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