西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

清太郎さんの森(巣植えの森)

2005-09-24 | 時論、雑感
今朝NHKTV10時過ぎの番組で「清太郎さんの森(秋田)」を見た。一斉造林の間伐方式から「巣植え方式」に個人的工夫で転換して成功しつつある事例だ。秋田の佐藤清太郎さんの事例である。
実は、この番組はロンドンにいる頃、ホテルのテレビ(NHK国際放送)で既に見ている。清太郎さんは間伐で2/3の杉が「無駄」になると思い、広葉樹の間に杉を植えた。巣植えと言う。こうすると夏は広葉樹に太陽を遮られて杉は横に伸びない。冬は広葉樹の葉が落ちて太陽にあたり上に伸びるとのことだ、広葉樹の落葉が他の生物の温床になり又保水力も増すようだ。
林野庁もようやく「資源の循環利用」だけでなく「水土保全林」「森林と人の共生林」を言い出したようだが、私はかなり以前に第一次産業の意義として「食糧自給」のほか「国土保全」「国民的レクレーション」をあげていたのが、ようやく現実的になってきたのだな、と思った。

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