NHKTVでオーストラリアのエミューをやっていた。エミューは「えさ」を探すため、遠くの雨雲を見ていると言う。そして、雨が降りそうな方に向かって百キロ以上も走るらしい。私は、ブログで、動物は何を見ているか、という話をしたことがある。第一は、個体保存の本能で食い物を見ている。第二に、種の保存の本能で異性を見ている。そして、第三は、天敵を見ている。ところが、エミューは、直接的に食い物を見る前に、遠くの雨雲を見ているというか、観察しているとのことだ。エミューは、雨雲がある下に雨が降る、するとそこに草花が群生する。小さな虫達も寄ってくる。又、水のみ場も出来る。それらは、エミューの格好の餌であり、命を支えるものなのだ。雨雲と食い物、水のみ場という関係をどのようにして感得したのであろうか。直接的には、先に述べた三つが視覚対象だろうが、それらが遠くにいたり、隠れているのを、間接的な徴候でどうして分かるのか、誠に不思議である。(写真は、オーストラリアの国鳥・エミュー)
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