やや理屈っぽい俳句である。万緑や 膨張宇宙の 中にゐる とは京大総長の尾池和夫さんの句だ。今日の「NHK俳句」(正木ゆう子選者)でゲストとして出演し、披露していた。尾池さんの解説によると、万緑の森の中にいると、周り中の樹木によって向こうを見通すことが出来ない。宇宙にも無数の星があるので、森のように向こうを見通すことが出来ないように夜空がぎっしり星で満員かというと、すかすかで暗いところが大部分である。これは何故かと言うと、宇宙が光速で膨張していると考えれば(エドウィン・ハップル説)、すかすかに見えてよい。万緑の森に入って、そういう大宇宙のなかにいるのだなあ、と感慨深く思った、とのことだ。解説を聞いて分かる句である。
「大宇宙 新緑の中 われ一人」というのならどうだろう・・・。
尾池和夫さんは、私より1級上、地球物理学専攻、「地球の長い歴史で出来た日本列島や日本海、それによって豊かな四季が出来、日本文化の一つ俳句が生まれた」、と言う。(だから、地球物理学の自分が俳句をするのは自然だ・・・・という訳か)
「大宇宙 新緑の中 われ一人」というのならどうだろう・・・。
尾池和夫さんは、私より1級上、地球物理学専攻、「地球の長い歴史で出来た日本列島や日本海、それによって豊かな四季が出来、日本文化の一つ俳句が生まれた」、と言う。(だから、地球物理学の自分が俳句をするのは自然だ・・・・という訳か)