西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

ラジオ朝一番「経済展望」の識者

2008-04-30 | 時論、雑感
今日の朝の「経済展望」は金子 勝さん(慶応大学教授)で、「後期高齢者医療制度の本当の問題」といったテーマだった。

政府は、75歳以上の本人1割、若い世代4割、政府が5割負担で全体として前と負担割合は変わっていない、と言っているが、事実はどうなのだろうか。

75歳以上の高齢者は一般に「低所得(年金のみ、それも平均10万円台か)」、逆に病気がちで医療費は若い世代より多くかかる。勢い日々の生活は苦しくなる。これは前から分かっていることだ。

75歳以上を「囲い込めば」、病気治療費は、そこの負担になりやすい。負担できなければ、諦めて「死」を待つしかない。

この負担は、政府がすべし、根拠は憲法25条である、と金子さんは言っていて歯切れが良い。「庶民派」的センスがある。税金は本当にお金のあるところから取るべきだろう。もう一人そういう歯切れの良さは、評論家の内橋克人さんに見られたが、今「休養」中だ。「充電」して早く出てきて欲しいな。