東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

髭を描き終わって、、、。

2017-12-24 14:15:04 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 例年、羽子板市向けの支度の追い込みをする前に稲荷の狐をお納めしてから、という順番で年内に仰せつかっていた数の約4分の3をお納めして、残り4分の1は羽子板市向けの納めが済んでから、とお伝えをし、さて干支や他の人形をぎりぎり仕上げなければ、、と思っていたところ、これでは足りない追加100組(200体)という仰せに、正直目の前が真っ暗になりましたが、それをやらない訳にもいかず、羽子板市向けに着手する前にとにかく型抜きを素焼きを済ませ、その裏で羽子板市の準備をすることにしました。その分羽子板市への出品するつもりの人形の完成が間に合わなくなり、残念で切ない思いをしました。
 まずは済んだので、再び狐の素焼きとやすりがけ、地塗りと彩色を進め、今やっと髭を描き終わりました。(髭は面描きと同様、墨で入れるので目と同時に入れてしまうのが能率的ではありますが、自分の場合髭だけは塗った狐の顔や雰囲気でペアを作ってから髭あり、髭なしのバランスを考えて描いています。)
 狭いスペースでの作業なのでここまで来るのも不効率なんですが、これからこれらの狐をペアで薄葉紙で包んでいきます。包み終わったら、急いでお納めしないと部屋の中の立ち居ができないので、早く済ませてしまいたいです。

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