goo blog サービス終了のお知らせ 

東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

窯出しと窯入れ

2012-07-08 23:53:57 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

P1010733件の鉄砲狐ですが、5月の末にご依頼をいただいてからせっせと型抜きをし、乾燥させて素焼きを繰り返しています。今日は4回目分の素焼きを窯から取り出して、5回目分を窯入れしました。

画像の手前のが素焼き前のもの。奥のが素焼き済みのものです。完全に乾燥した人形と素焼きした人形との収縮差というものはほとんどありませんが、焼くとこんなにも土色が変わるというのも不思議なものです。

しっかりと数えていませんが、最終的な目標数の3分の1の素焼きはできています。残り3分の2の数を夏じゅうに済ませておけば安心です。


最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
土の段階ではグレーっぽい色合いの物が、素焼きす... (ウリ坊)
2012-07-14 12:52:24
ちょっとびっくりです。
土の中の何かの成分が呈色するのでしょうか。
暑い夏の内に、素焼きを済ましてしまわなければならないのは大変でしょうが、がんばってくださいね!
返信する
ウリ坊さま (いまどき)
2012-07-14 19:15:43
コメントありがとうございます。
科学的、理論的にはどういう変化なんでしょうか。ひとつの人形を焼く前と素焼き後とで重量を計量したことがありません、今度やってみたいと思います。生の粘土で型から抜き出したときのサイズから、完全に乾燥した状態まで一割くらいに収縮しますが、それを800℃で素焼きしても乾燥した状態とは大きさは変わりません。でも赤くなってかちっとなります。赤いのは土に含まれる鉄分のせいだと思います。東京の隅田川荒川流域の土は総じて焼くと赤みが出ますが、例えば信楽の土は白いですね。土人形の場合素焼きしたら色をつけて終わりですが、釉薬をかけて1200℃くらいの高温で焼くと土は更に収縮してもっと収縮して硬くなりますが、東京の土は高温には向かないと聞いています。かなり前、素焼きするつもりが間違えて1230℃の本焼き設定で焼いてしまった失敗がありましたが、窯から出てきた人形はへたった姿で色は土管のようなエビ茶色になってしまったことがあります。焼くことで成分的にどのような化学変化がおきるのか、物理の苦手だった私には全くわかりませんが、こういうことに詳しい人が化学式で説明してくれると面白そうです。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。