東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

今年もよろしくお願いします。

2017-01-04 19:31:21 | 日々

 遅れ馳せながら、今年もよろしくお願いいたします。また、みなさまにとって良い年でありますようお祈り申し上げます。

暮れから依然としてやるべきこと山積で、狭い仕事場で作業の毎日で、気が付くと朝5時6時ということもあります。早く山を切り崩したいと焦りますが、なかなか、、。そんなわけで正月らしい場面といえばニューイヤーコンサートの中継と芝居の中継をTVで観たくらいです。そういえばお雑煮まだ食べていません。

今年の干支は酉(鶏)ということで、暮れには5種類の人形に取り組んでいました。偶然というべきか、暮れも終盤にさしかかった朝、忙しい中でもせめて自由な気分を味わいたくて、珍しく露店の骨董市に出かけてきたところ、画像の鶏の人形の出会いました。今戸人形ではありません。伏見人形か伏見人形の傍流の人形だと思います。(案外、全国の郷土人形とか郷土玩具全般にわたっての「目利き」的な視野を持っていないのではっきり断言できません。)

 昨年、「諫鼓鶏」など作る参考として伏見系の産地の人形の写真を参考にし、都内の近世遺跡から伏見系の鶏と同じ構図の江戸の土人形があることとも符合したので、意識していた伏見?の鶏に出会えてうれしくなりました。大きさの割に手取りが軽く、彩色の手慣れた感じ、できるだけ手間を省いた配色ですが貫禄があります。尾の墨で入れた筆捌きが迷いのない感じですごいと思います。

 年末からノンストップで作業していて期限の迫ったもの優先にしていますが、何とか無事に納めていきたいと思います。