ここは私の町内にある銭湯「玉の湯」さん。当然一番馴染みのあった銭湯です。
わが家には古い家の時から風呂場があったのですが、小学校にあがる前、建て替えの頃は毎晩通ったものでした。
その後、もの心がついてから、余計に足が遠くなってしまったのですが、腰が痛むようになってからは時々入りに行っていました。
銭湯の風情というものの基本はここで培われたようなものでした。ここ「玉の湯」さんを中心に子供の頃まではこの町内にも小さな商店街がありました。酒屋さんに肉屋さん、食料品屋さん、洋品店、電気屋さんに中華屋さん、日本そば屋さん、電気屋さん、クリーニング屋さん、駄菓子屋さん、お茶屋さんまでありましたが、今ではなくなってしまいました。
夕方、玉の湯さんが開く頃には屋台の焼き豚屋さんのおばさんが入り口につけていました。
通りに活気がありました。
玉の湯さんも2年くらい前だったか閉業されてしまったのですが、建物はそのまま残っていました。しかし先日の地震で屋根の瓦が落ちたとかで取り壊しになりました。
せめて富士山の景色を撮っておこうとカメラを向けました。
よく見ると、この景色、大きなキャンバスのような地に描かれているので、その気になれば、そこだけ切り取って保存することもできたのに勿体ないですね。今では立派なアートとして通用すると思うのですが、、。