生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

1639 ・倫理観なき、腐臭放つ安倍政権

2013-06-18 07:02:30 | 日記

おはようございます。                                                                      生き生き箕面通信1639(130618)をお届けします。

・倫理観なき、腐臭放つ安倍政権

 安倍政権はしだいに腐臭を放ち始めたように感じないでしょうか。とりわけ異臭を放つのが、原発の海外輸出です。安倍首相は矢継ぎ早にあちこちの国へ出かけ、原発売り込みに力を入れています。

 ベトナムへ出かけて原発輸出を具体的に進めたのを手始めに、ヨルダン、トルコ、インドなどでは原発輸出の基礎となる原子力協定を結びました。フランスと原発で協力関係を強化することとし、そのあとすぐにポーランドへ出向き、原発をトップセールスしました。

 国内で東電・福島第一原発の事故処理が遅々として進まず、仮設住宅で不自由な暮らしを強いられている人が大勢のこされています。子どもたちの放射線被ばくの心配もそのままです。数年後には、子どもたちの甲状腺がんなどの異常が多発すると見られています。それはチェルノブイリでの子どもたちの甲状腺がん多発から容易に推測されることです。

 核のゴミの後始末が不可能に近いことはよく知られています。原発の苛酷事故が起きると、手の施しようがなくなることは、経験済みです。ドイツは脱原発に踏み切りました。アメリカですら、新しい原発の建設は事実上ストップしています。

 それでも日本が原発にこだわるのは、核兵器の原料であるプルトニウムが必然的に派生してくるからです。安倍政権は、核兵器の潜在的核保有国としての立場を保ち続けたいのです。

 問題だらけの原発は、廃止していくのが人類が取るべき道という結論が出ています。たとえ安いと宣伝する電気エネルギーを得られるとしても、コントロールできない原発は避けるのが人類の倫理のはずです。

 そうした原発を、他国へ輸出するなど、倫理にもとるもはなはだしい。論外。ところが、カネもうけのために首相自らがトップセールスに汗を流す。漫画チックで悲しい。

 しかし、漫画で済ませるわけにはいきません。海外への原発展開は止める必要があります。そうでなければ外国から見れば私たち自身が、原発輸出の「共犯者」になってしまいます。

 原発ばかりでなく、アベノミクスと胸を張る経済政策も、大企業や富裕層が潤う政策で、庶民には電気料金が上がり、小麦粉も石油も上がるものばかり。極め付きは、消費税増税です。

 いっとき株が上がりましたが、一般投資家が参加したとたん、暴落しました。これで儲かったのはハゲタカまがいのマネーゲーム屋です。ごっそり日本の富を持って行きました。

 安倍首相は、「美しい日本」というキャッチフレーズを好んで口にします。しかし、首相の想いとは裏腹に、腐臭を放つ日本にしつつあるのです。