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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信1200 ・服部良一社民党議員と真剣バトルを

2012-03-22 06:43:39 | 日記

 おはようございます。
 生き生き箕面通信1200(120322)をお届けします。

・服部良一社民党議員と真剣バトルを

 「脱原発の動きは?」をタイトルとする「服部良一の国会報告会」の案内
が届きました。「みのおピースリボンの会」と「服部良一の国会報告を聴く
会」の共催です。

 案内のチラシには、こうありました。「あの原発から1年が経ちました。
事故の収束は勿論、被害の実態さえ不透明で混沌している中、原発を
容認し推進する動きも出てきています。『日本の将来に責任をもたねば
ならない政府と、国民の代表である国会議員は一体何を議論している
の?』『脱原発を願う国民の思いはどうなるの?』など疑問がふつふつ
と沸いてきます。社民党の脱原発・自然エネルギー推進PT事務局長と
して日夜奮闘している国会議員の服部良一さんからお話を聞き、参加者
の意見も伝える会にしたいと思います」と。

 地域の人々のこうした取り組みこそ、本当は最も大事なことだと思いま
す。地域から自分たちの思いを実現してくれる代表を国会に送り込む。
送り込んだ議員と日常的に議論し、国のあり方に自分たちなりに関わる。
こうした動きが全国で広がることが、日本が「お任せ民主主義」から脱出
できる唯一の道だと思うのです。

 服部議員と、厳しく、激しいバトルが実現することを期待します。ぼくは
実は、服部議員が直接責任を持っている社民党の「脱原発アクション
プログラム」は生ぬるいと、非常に遺憾に思っている一人です。アクション
プログラムでは、「直ちにすべての原子力発電を廃止することは現実的
ではありません。代替エネルギーの開発を進めながら、危険性の高い
原子炉や古くなって運転寿命に達した炉から順次、廃炉としていく段階
的なアプローチを主張しています」と表明しています。

 この主張は一見、穏当のように聞こえますが、こんな生ぬるい主張では、
「原発の再稼働」は止められません。なにしろアクションプログラムで、
「実際に電力エネルギーの3分の1程度を原子力が担っている現実は
無視できません」と、”原発の重要性”を認めているのですから。現実
には、日本の全原発54基のうちいま動いているのはわずか2基に過
ぎず、ほとんどすべてが止まっています。それでも日本は動いている
ではありませんか。少なくとも関西電力管内は、ただいま現在、全原発
が止まっています。もちろん、東京電力は電気料金の値上げをあつか
ましくも強要しており、そのため中小零細企業の中には「電気料金が
払えずに倒産」という「東電倒産」が予想される状況があるのは事実で
しょう(電気料金は払わなければ電気を止められます)。しかし、そうし
た電気料金の問題は政府が力を出して乗り切るべきです。財務省が
「カネを出したくない。利用者が払えばいい」という財務省の論理こそが
問題なのです。区切りをつけるためにもいったん東電こそ倒産させ、発送
電分離なども進めたうえで別組織で出直すべきだと思いますが、これに
ついては後日考えたいと思います。議論が横道にそれましたが、言いた
いことは、「社民党は生ぬるい」ということです。

 服部さんの考えを聴きたいことの一つは、結党の準備が進んでいる
日本の「緑の党」とはどういう関係を想定しているのか、ということです。
本当は、「緑の党」が新たに立ち上げられることがなくても、社民党が
充分にそうした役割は果たしているという状況が望ましかったのでは
ないでしょうか。社民党には本来、そうした方向性が期待され、そうし
た政治的ベクトルを担って党のかじ取りをしてきたのではないでしょうか。
どうも党首の福島瑞穂氏は、どこかが緩んでいる感じです。服部さんも
ピリッとしないところがありますけど、福島さんよりましかもしれない。
社民党の党首としても。そのためにも、1年以内に想定される総選挙で
は、服部さんを応援する必要がありますが。

 いずれにしろ、服部さんと友好的な雰囲気の中で真摯な議論をしま
しょう。会は、次の要領です。
   ・日 時 : 4月8日(日)午後2時~4時
   ・場 所 : 箕面文化交流センター4階(阪急箕面駅前サンプラザ)
   ・資料代 : 200円