生き生き箕面通信

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生き生き箕面通信1198 ・検察こそ断罪されるべき――小沢氏公判結審

2012-03-20 07:13:29 | 日記

 おはようございます。
 生き生き箕面通信1198(120320)をお届けします。

・検察こそ断罪されるべき――小沢氏公判結審

 なぜこんなに恐ろしい裁判が麗々しく今も続けられているのか、実に
不思議です。小沢一郎氏の裁判は、そもそもからが検察のでっち上げ
であることが公判の過程で次々に明らかにされました。まともな人間な
ら、裁判自体が成立しないとすぐに判断できる類いのはずなのです。

 小沢氏公判は昨日3月19日、弁護側の最終弁論で結審しました。
4月26日に判決が言い渡されます。

 この裁判は何だったのか。一言でいえば、小沢氏を社会的に葬り去ろ
うとする「検察の謀略」でした。実際は、戦後の日本を牛耳ってきた権力
の総意を受けた検察が”実行犯”として、知能の限りを尽くし仕組んだワ
ナでした。日本を支配してきた権力の後ろ盾は、もちろんアメリカの権力
です。

 アメリカは、新しい日本の役割として、完全にアメリカのいうままに動
かせる日本を求めています。そして現在の民主党政権は、政権交代の
初志を放棄し、旧体制の自民党と同じアメリカの属国の政治に先祖が
えりしてしまいました。

 小沢氏は、こうしたアメリカの要求にもとづく属国体制から真の独立国
としての立場を取り戻し、世界の平和と安定に貢献する日本の姿を目指
しました。現在の野田政権に象徴されるアンシャンレジーム(旧体制)で
はなく、21世紀の世界にふさわしい日本の国柄を創ろうとしているので
す。しかし、それはアンシャンレジームに対するいわば「革命」を意味し
ますから、許すわけにはいかない。総力をあげての抵抗となりました。
なりふり構わずの小沢攻撃が強まりました。大手新聞もアンシャンレ
ジームのなかで既得権益を謳歌してきましたから、検察側につきました。
それが、執ような検察の謀略を後押しする態勢となりました。メディアあ
げての集中砲火が浴びせられました。これが今日までのいきさつです。

 検察は検察審査会に対して、まったくでたらめの調査報告書を提出し、
それが小沢氏を強制起訴する根拠とされました。この報告書は取り調べ
にあたった検察官自身が公判で「でっち上げ」であることを認めました。
だから、検察こそが断罪されるべきであり、小沢裁判は成立しないはず
のものであることは明々白々です。

 まともな裁判長なら、4月の判決は「無罪」のはずです。しかし、この国
のアンシャンレジームは、「推定有罪」というとんでもない手まで編み出し
ました。つい先日、小沢氏秘書の石川知裕衆院議員裁判で、「推認有
罪」を下すことで体制側の走狗となっている裁判長が、証拠となる検察
調書は却下しながら、評判通り「推認有罪」の判決を平気で出しました。
小沢氏に対しても、「虚偽記載」を取り上げて「推認有罪」を出すことも考
えられ、油断はできません。

 今日は、春分の日、お彼岸の中日です。小沢氏がいまつぶされたら、
”日本の春”は遠のくことが懸念されます。