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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信1184 ・フクシマを見捨てる野田政権

2012-03-06 06:39:12 | 日記

 おはようございます。
 生き生き箕面通信1184(120306)をお届けします。

・フクシマを見捨てる野田政権

 野田首相が猛進しているのが「消費増税」であることは、衆目の
一致するところでしょう。他方、東日本大震災の被災地の問題から
は少しずつ焦点を外しつつあるようです。復興庁がスタートしたから、
あとは復興庁でよろしくやってくれ、ということのようです。つまり、
一役所の問題にわい小化してしまいつつあるのです。ホットな問題
から、冷めた問題へ。全国の問題から、一地方の問題へランクを
下げています。それが意味することは、結果として「フクシマを見捨てる」
ことです。とくに、フクシマの子どもたちの放射能被害の問題は、文科省
をはじめ中央政治の焦点から外されつつあるように見えます。

 本日3月6日の朝日新聞朝刊が、「福島県民に対する世論調査の
結果」を一面トップで扱っていました。これによると、復興の道筋が
「ついていない」と感じている人が92%に達し、ほとんどの人が政府の
具体策に不満を募らせていることが浮き彫りにされています。放射能の
除染は、政府や自治体に期待できない」が80%。「原発事故のあと、
フクシマに住んでいることでストレスを感じている」が同じ80%。政府
から見捨てられつつあることを直感的に感じ取り、不安を募らせ、スト
レスが高じているといえます。大災害のあと、1年くらいは何んとか気持ち
をしっかりと持ち続けられても、1年を過ぎると急にポッキリ折れてしまう人
が多いそうです。これからその時期に入るにもかかわらず、政府はソロリ
と後ずさりし始めています。

 今日の朝日には、ジャーナリストの森健さんが、13面でこんな話を紹介
していました。「あるお母さんは小4の娘に『私、お嫁にいけないの? 子ど
もも産めないの?』と聞かれたという」と。

 子どもの問題については、近々改めて考えたいと思います。