生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信601 ・中国と北朝鮮は仮想敵国?―「戦争に巻き込まれる」新安保懇報告書案

2010-07-27 05:33:04 | 日記
おはようございます。アメリカの”トラの尾”を踏んだ田中角栄(当時の首相)が34年前の今日、逮捕されました。日本が真の独立を果たそうとすると、アメリカは執拗につぶしにかかります。いまは小沢に向いています。
生き生き箕面通信601(100727)をお届けします。

・中国と北朝鮮は”仮想敵国”?―「戦争に巻き込まれる」新安保懇報告書案
 「非核三原則は実態に合わないから改めよう」「武器輸出三原則も時代に合わせて緩めよう」――こんな報告書がまもなく正式決定され、菅直人首相に答申されます。読売新聞が昨日朝刊一面トップでスクープし、今朝は朝日新聞が後追いながらやはり一面トップで報じた「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」の報告書案です。

 最大の問題は、日本の国是であるはずの「専守防衛」を根本から変えてしまう「基盤的防衛力」の見直し提言です。必要最小限の防衛力を持つとする「基盤的防衛力」構想をあっさり否定し、中国と北朝鮮をにらんだ部隊配備が必要としています。つまり両国を仮想敵国として対処すべきというもので、憲法が禁じる集団的自衛権に踏み出し、アメリカの戦争に巻き込まれる態勢を進んでつくろうという馬鹿げた報告書です。

 非核三原則は見直して、「核の持ち込み」は認めましょう、つまり「非核二原則」が実情にあっていますよ。武器の開発経費削減などのためには、武器輸出三原則をあらため、他国と共同開発・生産できるようにしたい。あわよくば武器を輸出して設けるようにしよう。アメリカ向けに飛ぶミサイルは、日本が撃ち落とせるようにする。

 アメリカの要求どおりの報告書なのです。日本列島をアメリカの防波堤にする内容です。自衛隊を米軍の完全下請けとする内容を堂々と報告しようというのです。

 こうした動きを抑え、日本の真の独立をめざす小沢一郎には、日本の検察を督促してなんとか政治的に失脚させようとする圧力を強めています。アメリカのいうがままの日本では、どんな政権ができても国民がはつらつと元気になることはできません。