おはようございます。今日は「土用の丑の日」。ウナギさんの受難の日です。
生き生き箕面通信600(100726)をお届けします。
・「プロボノ」が根付くためには?
今朝の朝日社説は「自分と社会と会社にも利」のタイトルで、プロボノを取り上げています。
アメリカでは弁護士から始まり、日本でも弁護士会が先鞭をつけました。プロボノとは、弁護士など専門性の高い職業の人が自分の専門を生かして、悩みをかかえているボランティア団体の活動を、ボランティアで、つまり無料でお手伝いしましょうという活動で、はじまったばかり。
たとえば地域の独り住まいのお年寄りに日常の食事の世話や健康の気遣いをするグループが、もっと多くの人たちに活動を知ってほしい、あるいはもっと多くの人に手伝ってくれるよう呼びかけたい、などを手助けする。デザイナーは気の利いたホームページやポスター作りのデザイン面で、IT 専門家はそのホームページの実際の立ち上げに、そして弁護士は行政との折衝などで法的な面から協力する、といった活動です。チームを組んで活動するのが特色です。
だから、専門家の人たちには、異業種交流の実例になり、その活動を通じて「生きがい」を実感できる。デザイナーなどが所属する企業にとっては、そのデザイナーが自分の職業に対して「やりがい」を実感して再び「やる気」を高めてくれることは大いに喜ばしい。
朝日によると、NPO「サービスグラント」(東京)には500人余りが登録し、2005年の発足から46団体を支援。NPO「二枚目の名刺」(同)は経理、財務、市場調査などを軸にNPOの経営を支援しようとしているそうです。全国にある4万ほどのNPOは、その多くが経営や財務に弱点を抱え悩んでいるのが実情だからです。
コンサルタント中心に100人ほどが活動する「プロボネット」(同)は、地方都市でも橋渡し組織を立ち上げやすくするために、契約や作業の標準化を進めていることも伝えています。
「プロボノ・プブリコ」とは「公衆のために」と訳されていますが、昔からある「ノブリス・オブリージュ」の精神に通じています。わたしたちの箕面にも多くの人材が、いわばほったらかしになっているのではないでしょうか。特にハッピー・リタイアされた方は、「余生はのんびりと」などとおっしゃらず、非常事態のお国のために、「ノブリス・オブリージュ」の気持ちを発揮されることを期待したいところです。
生き生き箕面通信600(100726)をお届けします。
・「プロボノ」が根付くためには?
今朝の朝日社説は「自分と社会と会社にも利」のタイトルで、プロボノを取り上げています。
アメリカでは弁護士から始まり、日本でも弁護士会が先鞭をつけました。プロボノとは、弁護士など専門性の高い職業の人が自分の専門を生かして、悩みをかかえているボランティア団体の活動を、ボランティアで、つまり無料でお手伝いしましょうという活動で、はじまったばかり。
たとえば地域の独り住まいのお年寄りに日常の食事の世話や健康の気遣いをするグループが、もっと多くの人たちに活動を知ってほしい、あるいはもっと多くの人に手伝ってくれるよう呼びかけたい、などを手助けする。デザイナーは気の利いたホームページやポスター作りのデザイン面で、IT 専門家はそのホームページの実際の立ち上げに、そして弁護士は行政との折衝などで法的な面から協力する、といった活動です。チームを組んで活動するのが特色です。
だから、専門家の人たちには、異業種交流の実例になり、その活動を通じて「生きがい」を実感できる。デザイナーなどが所属する企業にとっては、そのデザイナーが自分の職業に対して「やりがい」を実感して再び「やる気」を高めてくれることは大いに喜ばしい。
朝日によると、NPO「サービスグラント」(東京)には500人余りが登録し、2005年の発足から46団体を支援。NPO「二枚目の名刺」(同)は経理、財務、市場調査などを軸にNPOの経営を支援しようとしているそうです。全国にある4万ほどのNPOは、その多くが経営や財務に弱点を抱え悩んでいるのが実情だからです。
コンサルタント中心に100人ほどが活動する「プロボネット」(同)は、地方都市でも橋渡し組織を立ち上げやすくするために、契約や作業の標準化を進めていることも伝えています。
「プロボノ・プブリコ」とは「公衆のために」と訳されていますが、昔からある「ノブリス・オブリージュ」の精神に通じています。わたしたちの箕面にも多くの人材が、いわばほったらかしになっているのではないでしょうか。特にハッピー・リタイアされた方は、「余生はのんびりと」などとおっしゃらず、非常事態のお国のために、「ノブリス・オブリージュ」の気持ちを発揮されることを期待したいところです。