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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信596 ・菅政権はすでに”死に体”

2010-07-22 06:55:25 | 日記
おはようございます。シャンソン歌手の石井好子さんが亡くなられました。87歳。素敵な歌声を聞かせてくれました。ご冥福をお祈りします。
生き生き箕面通信596(100722)をお届けします。

・菅政権はすでに”死に体”
 今朝の読売新聞は、普天間基地の問題で「工法8月決定を断念」と特報しました。また、基地問題は先延ばしです。記事は「日米関係は再び緊張が高まることになりそうだ」としています。

 先延ばしはまだあります。今朝の日経新聞は「民主代表選、9月12日軸に調整」と1週間先延ばしされるとの見通しを報じています。これに伴い、臨時国会は同13日の線が薄れ、27日へ先延ばしになりそうです。このスピードの時代に、参院選が終わってから2か月以上もほったらかし。つまり重要案件はすべて先送りでストップしたままです。

 経済の成長戦略については活発な論議を進め、できることから手をつけなければならないほど「待ったなし」の状態であるにもかかわらず、菅政権が何をしようとしているのかまったく見えません。来年度予算編成で経済成長策のための「めりはりの利いた組み換え」が必要といってきましたが、野田佳彦という財務大臣がいうには「一律10%カット」。野田佳彦という人は、松下政経塾出身のホープで総理大臣候補なのだそうです。もうすでに財務官僚にすっかり丸めこまれ、いいなりです。そして、野田佳彦さんとやらは財務官僚と仲良くすることが「総理への確実な道」と確信しています。

 国の骨太の骨格づくりを期待された民主党の目玉中の目玉、「国家戦略局」は先送りどころかご存知のとおり”消滅”です。先日も指摘したとおり、これも財務官僚の指しがねです。公務員改革も先行きはあやしい。

 菅さんの奥さん、伸子夫人が最近出した「あなたが総理になって、いったい何が変わるの」が話題になっていますが、何も変わらないどころか、後退している”悪夢”を見させられている気分でジョークにしては白けが先にたちます。

 アメリカのシャピロ国務次官補(政治・軍事担当)というそこそこ大物が今日来日し、「(思いやり予算を)継続するよう」圧力をかけます。来年3月で期限切れとなる「特別協定」の改定交渉のための来日ですが、特別協定は思いやり予算を決めているもので、米軍の光熱水費など(今年度249億円)や基地内で働く労働者の人件費(同1140億円)が含まれます。人件費には米兵専用のバーやゴルフ場の人件費も日本側が思いやりで負担してきました。これは先送りしないでしょう。もちろん仕分けの対象外です。ただ、世論向けに申し訳程度の削減をしてお茶をにごす。みえみえです。

 菅さん、あなたは何をしようと思って総理の座に固執するのですか。すでに政権運営能力がいちじるしく欠けていることを天下にさらしていらっしゃるではありませんか。ふらふらとダッチロールしており、すでに”死に体”です。日本人として武士道の精神を少しでも持ち合わせていらっしゃるなら、出処進退はご自分でご判断願います。シャンソン歌手の石井好子さんは素敵な歌声を聞かせてくれました。