ある気功師・320
この時はあまりに様々な出来事に出会った。
それぞれがとても大きく深い出来事だった。
とてもその場で消化できるようなものではない。
チベット仏教大学特別講座もその一つだ。
今になると私なりに理解する。
宗教というもの、仏教というものの伝えたい事。
本当に伝えたい、本質の話だ。
それは、教えではない、経典ではない。
伝える人の笑顔であり、背中であり、生き方だ。
だからこそ、今の私は思う。
私はチベット仏教特別講座で、しっかりと受講できた。
あの高僧のいたずら小僧のような素直な生き方。
素敵な生き方に影響を受けて、そうなりたいと思った。
高僧は私達に仏教の本質を講義してくれたのだ。
今私はマヌケでスケベでいいかげんだ。
それでもできるだけ素直に生きたい。
欲があっても卑怯にはならない。
アホだからこそ他を敬う。
出来る限りだが、優しくありたい。
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