カルテ番号 む・2(32)
院長は静かに話し始めた。
「生命は、その仕組みの中に多重に意味と効果を内蔵しているようです。
死ぬまで生きる、ただ、それだけでも幾つもの意味があります。
でも、少し手を加えると、更に活性する仕組みにもしてあります。
例えば、呼吸。
誰でも、生きている限り、息をしています」
村木は黙って聞いていた。
「息は、吸う、吐く、そして、ある程度なら止められます。
現代の医学的な生理学では、酸素を取り入れ、二酸化酸素を吐き出す行為です。
肺で行われる交換を外呼吸、末端の細胞と血液で行われる交換を内呼吸といいます。
口や鼻は外呼吸の取り入れ口の行為です。
呼吸というと、口とか鼻からだと思ってしまいますが、それは出入り口なのです」
院長はここで少し笑った。
「でも、その外側の行為は、意識して動かせますね。
ゆっくり、あるいは、早く吸う、吐く。
深く、あるいは浅く吐く、吸う。
無意識でする呼吸と意識してコントロールできる呼吸。
誰でもしている呼吸ですが、意識すると大きな違いとなります」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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