カルテ番号 む・2(31)
「相手の病の質や重さによりますが、命がけですね。
難病、奇病、重病の場合は、その率が高くなります」
院長の顔は真面目だった。
命がけと言ったのは、例え話のようなつもりだったのに。
本当に命がけなのだろう。
村木が興味あるのは、そこではなかった。
「そのケアというのは、具体的にはどうしているのですか?
それによって、一層元気になったり、若返ったりするのですか?」
院長は少し考えてから
「具体的に話しても、村木さんには意味がありません。
他人が真似できるわけではないので。
でも、応用としてなら、多くの人が出来ますね」と言った。
その方法こそが、村木が訊きたい事だった。
「ぜひ、教えて下さい」
すると院長は意外な言葉を口にした。
「それを知っても、おそらく、やらないでしょうねぇ」
「難しいのですか?」
「簡単ですよ。だから、難しい」
まるで、謎かけだった。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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