カルテ番号 む・2(23)
「先ほどの村木さんの感じた氣の話に戻りますね。
村木さんの氣は、生命力を維持し、時には高め、時には調整する。
誰も同じですが、そういう働きを体内でしていると思って下さい。
村木さんの氣は、その役割をさぼっていたわけです。
さぼっていたのには、もちろん理由があります。
村木さんが、意識で命令していたからです。
もう、歳なのだから、大人しくしていろ、と。」
院長は村木の顔を見て、微笑んだ。
「もちろん、これは例え話です。
でも、思い当たる事があるのではありませんか?
自分で自分を抑制し始めた。
それは、仕事上の事だったのでしょう。
仕事上の方針は様々でいいでしょう。
でも、仕事を離れた個人の生き方とも同調してしまった。
そして、生き方は生命力と繋がっています」
その通りだった。
会社での地位と定年までの時間。
あとは、守りでいい。
無事に過ごせばいい。
それが、生き方の指標となった。
元々は、積極的に攻めるタイプだったのに。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログ読者は、facebookの友達承認をしますよ。コメント付きで申請して
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)