水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・721」

2015-10-16 19:18:18 | Weblog



カルテ番号 む・2(21)

そして頭部に手を触れて、
「お話はしていてかまいませんよ」と言った。
村木は氣を感じる、なんて無いと思っていた。
自分は、そういうことに鈍感だと思っている。
実感が無かったから、氣を感じる、ということが想像できないのだ。
ところが・・・
「こ、これは、何ですか!」
何かが身体の中で動いているのを、ハッキリと感じている。
院長は
「何でしょうねぇ?」とのんびり答えた。

「これが、氣、なのですか?」
院長は少し真面目な表情で言った。
「そうですねぇ・・・
多分、氣といえば氣ですが・・・
村木さんの想像する氣ではないと思います。
村木さんは、私からの氣を想像しているでしょう。
でも、動いているのは、村木さんの氣です。
私の氣に反応して、動いているのだと思いますよ」

院長の氣ではない・・・。
自分の氣?
どういうことだ?
院長はそんな村木の表情を見て、解説してくれた。
「氣といっても多種多様です。
病気という病の氣もあります。
私が扱うのは、生命を活性する。
あるいは、調和させる氣だと思って下さい」
とても、ゆっくりとした口調だった。

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)

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