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板宿の書店主から見た、本・まち・環境を語ります!

あの天才たちは、こう育てられていた!

2019-03-07 15:11:01 | 

 天才と言えども、人間です。幼少の頃から天才ぶりを発揮している訳でもなく、普通の子どもです。本書に登場する36人の天才も各人が問題を抱えて成長しています。その子の独自の才能を開花させるには、やはり、環境が重要です。とりわけ、親、祖父母、親戚、そして先生がその子にどのように対するのかが分かれ目となります。

 例えば、人類初の動力飛行に成功したライト兄弟。彼らの母親の父、つまり祖父はドイツ系で、車作りを職業にしていました。母親スーザンは息子たちを祖父のもとに連れていき、仕事で使用する旋盤などの機械を見せていました。彼らがおもちゃを壊した時に、母は、「どうすれば直るか、考えなさい。工夫すれば、あなたたち自身でできるはず。」と促しています。普通の親なら、「アホやなぁ~壊して。もう捨てなあかんで~」と言われると思われます。ものづくりへの道に誘導するその一言が人生を左右しています。

 この本には36通りの育み方が書かれています。自分のお子さんのタイプと一番近い天才の育ち方を学び、天才への道を歩ませましょう!

『あの天才たちは、こう育てられていた! 才能の芽を大きく開花させる最高の子育て』(諸富祥彦著、KADOKAWA、本体価格1,500円)

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