アバウトなつぶやき

i-boshiのサイト:「アバウトな暮らし」日記ページです

マドレーヌ

2007年03月17日 | たべもの
 明日、子供会の行事で映画を観に行きます。
 これで今年度の役員は終わりです~♪ほっ。
 まぁ、どうせ来年度も再来年度も何か当たるんですけどね…(ーー;)
 
 映画の予約をした際、ポップコーンが団体サービスで付くと言われたのですが、後日違う担当者から「前売り券の人には付きませんよ?」と言われてしまいました。え~?そんなの困る!
 そしたら一昨日、会長さんが足を運んだら「ポップコーンを渡しますから早めに来てくださいね」と言われたそうです。
 ???
 どうやら担当者によって判断が違う…?
 余計な事は言わずにお礼を言って喜んで帰ってきたそうです。
 
 会長さんは「これでひと安心♪」と言ってますが、心配性(そうでもないか?)のワタクシはこっそり人数分のマドレーヌを焼いたりしてます。
 だって、もしもポップコーンがもらえなくても、予算オーバーになっちゃうので全員にひとつずつ買ってあげるのは無理だと思うんです。弱小子供会の悲しさで(涙)。
 かと言って、何もなければ子供は手持ち無沙汰では…。
 何か持たせるにも、シネコンのためおおっぴらにスナック菓子を渡すわけにはいかないので、マドレーヌを忍ばせていこうと思ってます。まぁ、その場しのぎにはなるでしょうし、ちゃんとポップコーンをもらえたら、引継ぎの打ち合わせの時のおやつに出来るしね。

 そんなわけで焼いたマドレーヌ40個余。
 無駄になってくれることを祈ります。。。

エジプト土産

2007年03月15日 | せいかつ
 先日、りーこ姉さんがエジプトに行ったのでお土産をくれました。
 もらう前に「お菓子を買ってきたけど、まずいんやわ。要る?」と訊かれました。
 「またそんな贅沢言って~。食べてみたいからちょーだい!」と答えたワタクシ。エジプトのお菓子って知らないや。どんなのかな~♪

 楽しみにして受け取ったのはコチラ。

 キレイでしょ?素敵な箱でしょ?

 中のお菓子はこんな感じのもの。

 ピスタチオナッツと、和菓子の練り切りのようなやわらかい部分で出来ています。

 うふふふ~♪と開けてすぐに口に入れた途端、思わず言ってしまいました。
「うわっまずっ!!なにコレっ!?石鹸の味がするっ!」

 きっと、豆か穀類の粉を水飴で煉ったものだと思うんです。それだけなら、ただ甘いだけのお菓子だったのですが、香料が…。日本ならお線香に使うような香りが付いてるんです。
 アジア雑貨のお店なんかへ行くと、お香の香りがしますよね?あの匂いが食べものからするんです…。
 ワタクシは1個でギブアップしてしまったので、職場へ持っていったら「甘いけど、そんなに言うほど不味くないよ~。」「確かに日本人が好む味じゃないけど、これはこれで美味しいんじゃないの?」という好意的な感想が聞かれました。
 実際、ちゃんと翌日には無くなりました。
 たくさんの人がいると、感想もそれぞれなんだわ、と実感です。
 ワタクシの好みには合わなかっただけですから、、、エジプトの人、スミマセン。

 他にもパピルスをもらいました。
 姉はちゃんと本物のパピルス紙の絵を買ったそうですが、お土産用のパピルスはトウモロコシの皮で出来ているのだとか。絵も印刷です。


 20枚ぐらいくれたので、うちに数枚とって、残りは職場の人に分けました。
 これも、額に入れて飾るとなかなか素敵になりそう。
 ワタクシ自身はエジプトにそれほど興味がないのですが、ヒエログリフを読む本とか流行ってるそうですからね。博物館もエジプト展は人気があるし。
 うちの職場はこういうのが好きな人が多いですから、みんなが喜んでくれて本当に良かったです。

祈年祭(御鍬祭)

2007年03月14日 | かんしょう
 一昨日、氏神さまで「祈年祭」がありました。
 「祭」と名が付いていても、屋台などが出るわけでもありません。年に何度か行われる町内祈祷のようなものです。
 こういう祭りの日は、自治会の組が持ち回りで当番をします。
 朝、掃除をして午後から祈祷。その準備や参拝、そして片付けをすると丸一日、いや、今回の祭りに限っては2日つぶれることに…。

 「祈年祭(きねんさい)」は、五穀豊穣と国家繁栄などを祈るお祭りです。「としごいのまつり」という言い方もあるそうですが、うちの辺りでは小さな鍬を作って榊と一緒に供えるので、別名を「御鍬祭(みくわさい)」とも言います。

 こんな鍬。


 祭りが終わった後で、組長を通して自治会の氏子さん全てに配られるものなのですが、ちょっとカワイイですよね(笑)。
 今回はうちの組が当番だったので、前日にこの鍬を作ったんです。
 作ったとはいえ、最初に組長さんが大工さんに頼んで部品を調達、というか木を削ってもらっておいてくれます。我々は、棒を突き刺したり榊を結わえたり、鍬の裏のところに景気良く大金を書き入れるだけ。
 この「大金」はその年によって好きに書いちゃうのですが、今年は「壱億円」「参億円」「伍億円」の文字を書き入れたらしいです。去年は「参千萬円」とか「五千萬円」とかあったのに…。
 今年うちに回ってきたのは「壱億円」だよ~。確かに大金なのに、なんか損した気分じゃ~。

 この鍬、一応材質にも決まりがあるらしいです。
 柄になる部分は竹ひごだろうが杉の木だろうが構わないそうですが、身の部分は「樫」と決まっているようです。
 樫は硬い木なので、昔、まだ鉄製品がなくて木で鍬を作っていた時代にも使われていました。きっと、その名残なのでしょうね。
 昔はこの鍬を受け取ると、苗代に突き刺しておいたのだそうです。今は、神棚に上げるくらいかな?

 この3月の「祈年祭」、10月の「例大祭」、12月の「新嘗祭」は小学校6年生の女の子が巫女さんとして舞います。いいなぁ~、女の子。
 うちは男の子だから、こういうのとは無縁です。
 
 理由はわからないけれど、「祈年祭」だけは頭にこの冠みたいなのを付けるそうです。

 朝の掃除は主人が行ってくれたけど、午後からの当番にはワタクシが出席したんです。
 かといって、準備って何をするのか、宮司さんにお茶を出すタイミングはいつなのか…全くわかりませんでした。
 みんなよくわかっていないので、神主さんは大忙し。
 お供えをビニール袋から出して三宝に載せるまで、ひとりでやってましたよ。あれで良かったのかなぁ?なんか気の毒でした。
 
 まだ準備中のお供え物。

 当番の人がそれぞれお供えを携えていくのですが、「米」「塩」「酒」「魚」だけは組合費から出してもらえます。その他の「海のもの」と「山のもの」を持っていくわけです。
 「うちは大根持ってくわー」「それじゃ、うちはスルメと昆布やな~」って感じで前日の鍬作りの時に打ち合わせます。
 うちが持っていったのは、前の晩に食べ損ねたパイナップル。
 神社のお供えものにパイナップルっつーのもどうかと思いましたが、許されるらしいです。海外ものだけど、「山のもの」になるのよねぇ?

 終わったあとは 、お神酒で酒盛り。
 これが終わるまで、当番の人は帰れないのです~。
 このお祭りの時は厄払いも同時に行われるので、「厄年」の男の人が結構来ます。おかげで宴たけなわって感じになっちゃって、いつもの祭りなら1時間もあればお開きなのが、2時間は盛り上がっててなかなか帰れませんでした^^;

 いつものことですが、準備になると「面倒だな~」と思うのに、ご祈祷の雰囲気の中にいると「こういうのもいいなぁ」って思うんです。
 うちの町内はまだ残ってますが、周りの町では祭りがだんだん簡素化されつつあるので、時代の流れで行事も減って行くかもしれません。
 そんな日が来たら、ホッとする反面、さみしい気持ちになるんだと思います。。。

茶室「陶翠庵」で一服

2007年03月12日 | おでかけ
 ペルシャのやきものを見るために愛知県陶磁資料館へ行った際(↓の記事)、帰る前にひと休みということで館内の施設である茶室「陶翠庵」へ立ち寄りました。
 
 ここは椅子に座る立礼式がメインなので、どなたでも気軽に利用できます。
 一服510円なり。
 案内されて入ると、こんなファイルを渡してもらえます。
 
 これは、お茶碗の写真の入ったファイルです。
 作家さんの誕生月に合わせて使うお茶碗も入れ替えているらしく、今月、3月生まれの作家さんのお茶碗の写真から茶碗を選ばせてくれます。
 ワタクシの選んだお茶碗はこれ。(作家さんの名前、見たときには「絶対に忘れない」と思ったけど、3日もしたら忘れちゃった^^;)

 愛・地球博の際に寄贈されたお茶碗だそうです。
 うっかりと横から撮った写真を削除してしまったのですが、このお茶碗は下3分の1は赤茶色をしています。きっと大地と森を表現しているのでしょう。 
 そんなことを思いながらいただくお茶も美味しかったです。

 初めて行った愛知県陶磁資料館は、思いのほか広くて見どころ満載でした。さすが「せともの」の本場です。
 陶芸教室も立派な施設があったので、陶芸好きの方なら一日では足りない施設だと思います。足を運ぶ価値のある施設なので、機会がございましたら立ち寄る事をオススメいたします。

「ペルシアのやきもの」展

2007年03月11日 | かんしょう
 金曜日、りーこ姉さんと一緒に愛知県陶磁資料館で開催中の「ペルシアのやきもの-8000年の美と伝統-」を観て来ました。チケットはシロウタからのプレゼント。ありがとね!

 この数年、陶磁器に興味が出てきてやきものの展覧会へ行くのが楽しみになってきています。
 ワタクシはといえば一昨年の萬古焼で目覚めるまでは、やきものを見ても「いい感じだなぁ。いい色だなぁ。」ぐらいの感想しか言えない程度でした。だから、未だに「価値があるもの」の見極めは出来ません。

 ペルシャのやきものがどんな様式かを理解してる人はどれくらいいるのでしょうか。
 ワタクシ自身はエキゾチックなものは想像できるんだけど、どんな特徴があるかは分かっていませんでした。せいぜい、「ペルシャ唐草」と呼ばれる草花文を思い出す程度。
 しかし、ペルシャの歴史は想像以上に古いです!なんてったって8000年の歴史ですからね。
 その歴史が、全て順を追って展示されていたのが今回の展覧会。たっぷり観れて、どんどんと前のコーナーで観た様式を忘れちゃいそうになるほど多様でした。
 新石器時代の土器から始まり、中世(17世紀頃)までの様式が紹介されています。様式の変化だけで十数種のコーナーにわかれていたのですが、時にワタクシの目を引いたのは

・新石器~鉄器時代に作られた土器の細工及び絵付けののモダンさ
・9世紀以降のラスター彩陶器の美しさ(※ラスター彩はベネチアガラスなどでも見られる、金属的光沢を持った様式)
・青釉陶器の鮮やかさ(※ペルシアンブルーと呼ばれる鮮やかな青色。トルコ石の色に似ている)
・ラジュバルディナ陶器の素晴らしい色と、その絵付けの細かさ(※ラジュバルディナとはラピスラズリのこと。コバルト釉は青というより藍色で、その上に白・赤・金・黒などの色釉の上絵で文様を描く)

でした。



 シルクロードでの交易で初めは中国や日本に影響を与えていたペルシャ陶器が、中世以降になると逆に中国からの影響を受けて様式が変化してくのには驚きました。
 こんな言い方をすると「何も分かっていないくせに失礼にもほどがある!」とお思いの方もいるでしょうがあえて言わせて頂きますと「盛者必衰」という感じ。
 人類の先端ともいえる技術を駆使していたペルシャ陶器が、最後には東方に追いつかれてしまった、という印象を受けずにはいられませんでした。
 文明発祥の地であるペルシャの技術は想像を超える素晴らしいものだったのです。
 ペルシャは金属やガラスも扱いも上手だったので陶器を軽んじていた時期も少なくないようですが、新しい技術を生み出していった力には目を見張ります。
 現代のペルシャ陶器は紹介されていませんでしたがどうなっているのでしょうか。気になります。
 また、モスクなどのタイルが2(3?)枚だけ展示されていましたが、その絵付けは素晴らしいものでしたので、器ばかりじゃなくタイルをもっと観たかったと感じました。

 りーこ姉さんはお茶をしてるので なかなかやきものに詳しいのですが、日本~中国はわかってもペルシャ陶器の事は知らなかったようです。
 ペルシャ陶器に「茶碗」の形のものはありませんからね。当然といえば当然?
 途中、りーこ姉さんが「うっわ~、これすごくいいやん。」と言ってる皿をワタクシが見ても「こんな粗い仕上げのどこが良いのか全然分からん…」という事が何度かありました。10世紀頃の「唐三彩」っぽい作品の良さは、もう少し数をこなさないとわからないかもしれません(ーー;)

 しかし、りーこ姉さんとの会話で一番印象に残ったのは「ペルシャ(現在のイラン)ってすごいものがいっぱいあったんやねぇ。遺跡からは未だにこんなのが出るんと違うの?あの辺で戦争なんかしとる場合とちゃうやん。もったいないなぁ…。」という言葉でした。
 本当、中東には人類の宝が眠っているんですね。
 現在の人の生死は最も大切だと思いますが、先人の努力もテロなどによって奪われているかと思うと悲しくなります。
 小さなことからでも他の国の事を思いやれるのかもしれない。そう思わせられました。。。