昨日のこと。シロウタが例のごとく新聞屋さんでチケットをゲットしたので岐阜県多治見市のセラミックパークMINO内にある岐阜県現代陶芸美術館で開催中の「富本憲吉 展」を観に行って来ました。
第1回の人間国宝に選ばれたという富本憲吉氏ですが、ワタクシはそういうのに疎いので、氏がどんな作品を作ってるかも知らぬまま足を運びました。
富本氏は独自の模様を造り出したことで有名な方だとか。
当初は建築を学んだ方ということで、初期の陶芸作品は絵付けよりもプロポーションの方に重点を置いた作品が多いと感じましたが、後に海外の文様やデザインに触発されていったようです。
「模様から模様を造る可からず」という信念で、伝統の文様や既成のデザインをアレンジするのではなく、自らの自然スケッチなどをモチーフとして模様を追求したのです。
その造り出された連続模様は素晴らしいものでしたが、ワタクシはそのパターン自身よりも、そのパターンを利用した色の配置に目を奪われました。
作品の色使いが大胆でメリハリが利いたものがおおく、どきりとさせられるものがいくつもありました。
もちろん、独自の模様が流麗な雰囲気を醸し出しているものが多くあるのですが、真っ赤に塗りつぶされた中心に金彩模様があったり、白磁の筥(はこ)の蓋を開けると内面に鮮やかな色の文様が描かれていたりという驚きを秘めたものも多数ありました。
そういう、手作業でありながらも伝統に固執しないところが現代陶芸なのでしょう。
(この美術館は撮影不可なので、残念ながら作品の写真はありません…。)
さて、この岐阜県現代陶芸美術館ですが、セラミックパークMINO内の建物の3階フロアにあります。
ここは展示ホールなどのある産業施設オリベスクエアと、文化施設である美術館の複合施設なのです。
まだ新しい美術館なので、展覧会よりも美術館自体を観てみたかったんですよね。
そして…、この建物がすごかった!
というか、建物自体もすごいし、広大な自然の中にあるダイナミックな建築物との調和もとにかくカッコイイ!のです。
設計は磯崎新氏。
▲エントランスから続く道 シデコブシの自生地の上方を通ります
シロウタが興奮して「あれは清水寺をイメージしてる!」とメールしてきましたが、まさにそんな感じの、山の中に張り出した形をしています。
陶芸がテーマなだけに、外装に使われているルーバーはもちろん陶製!すごい贅沢~♪
▲このルーバーは陶板を折り曲げたもの。スタイリッシュなのに重厚。
▲中央カスケードを臨む茶室。
▲作家作品もあるショップ。美術館もショップも、ここで働いてる人はみんな美人~♪採用基準なのか!?
▲お年寄りの集まりもあったようです。広く利用されている施設のようで嬉しいですね。
この建物を観るだけでも、ここへ行く価値があると思います。
岐阜県は最近、博物館施設の高校生までの無料化が始まったとかで、こういう文化事業にとても力を入れているようです。
いいことだ~。
ぜひとも、こういった取り組みが広く理解されて全国的に根付くことを期待したいと思います。
第1回の人間国宝に選ばれたという富本憲吉氏ですが、ワタクシはそういうのに疎いので、氏がどんな作品を作ってるかも知らぬまま足を運びました。
富本氏は独自の模様を造り出したことで有名な方だとか。
当初は建築を学んだ方ということで、初期の陶芸作品は絵付けよりもプロポーションの方に重点を置いた作品が多いと感じましたが、後に海外の文様やデザインに触発されていったようです。
「模様から模様を造る可からず」という信念で、伝統の文様や既成のデザインをアレンジするのではなく、自らの自然スケッチなどをモチーフとして模様を追求したのです。
その造り出された連続模様は素晴らしいものでしたが、ワタクシはそのパターン自身よりも、そのパターンを利用した色の配置に目を奪われました。
作品の色使いが大胆でメリハリが利いたものがおおく、どきりとさせられるものがいくつもありました。
もちろん、独自の模様が流麗な雰囲気を醸し出しているものが多くあるのですが、真っ赤に塗りつぶされた中心に金彩模様があったり、白磁の筥(はこ)の蓋を開けると内面に鮮やかな色の文様が描かれていたりという驚きを秘めたものも多数ありました。
そういう、手作業でありながらも伝統に固執しないところが現代陶芸なのでしょう。
(この美術館は撮影不可なので、残念ながら作品の写真はありません…。)
さて、この岐阜県現代陶芸美術館ですが、セラミックパークMINO内の建物の3階フロアにあります。
ここは展示ホールなどのある産業施設オリベスクエアと、文化施設である美術館の複合施設なのです。
まだ新しい美術館なので、展覧会よりも美術館自体を観てみたかったんですよね。
そして…、この建物がすごかった!
というか、建物自体もすごいし、広大な自然の中にあるダイナミックな建築物との調和もとにかくカッコイイ!のです。
設計は磯崎新氏。
▲エントランスから続く道 シデコブシの自生地の上方を通ります
シロウタが興奮して「あれは清水寺をイメージしてる!」とメールしてきましたが、まさにそんな感じの、山の中に張り出した形をしています。
陶芸がテーマなだけに、外装に使われているルーバーはもちろん陶製!すごい贅沢~♪
▲このルーバーは陶板を折り曲げたもの。スタイリッシュなのに重厚。
▲中央カスケードを臨む茶室。
▲作家作品もあるショップ。美術館もショップも、ここで働いてる人はみんな美人~♪採用基準なのか!?
▲お年寄りの集まりもあったようです。広く利用されている施設のようで嬉しいですね。
この建物を観るだけでも、ここへ行く価値があると思います。
岐阜県は最近、博物館施設の高校生までの無料化が始まったとかで、こういう文化事業にとても力を入れているようです。
いいことだ~。
ぜひとも、こういった取り組みが広く理解されて全国的に根付くことを期待したいと思います。
しかし3号さん、そんな本まで借りてきてるんですか。さすがですね~。
10年前の本ならなんとか見覚えあるかしら?
ワタクシ、建築への興味は10年前(仕事辞めた頃)にどこかへ置いてきてしまったので、また拾ってこなくてはいけませんわー。あの頃は新建築とか読むの、好きだったけど…しみじみ。
そういや日経コンストラクションも好きだったけど、かれこれ10年間一切目を通してません。あれ、図書館にあるのかしら?橋好きの3号さんにはかなりいいっすよ。
あぁ、読みたくなってきた。
岐阜県、最近はご無沙汰ですけど大好きな場所です♪
以前は飛騨方面ばかり目が行きましたが、最近は美濃方面の充実度も高くなりましたよね。
古い文化があるところは、意識も高いかもしれません。
梶原拓氏はそういう印象無かったんですけど(ただのワンマンな目立ちたがり屋だと思ってた)、この数年で良い施設をいっぱい作ったんですね。セラミックパークの礎石にも名前がありましたわ^^;
最近美術館建築に興味あり、市立図書館で「美術館建築案内-建築デザインを読む-」など美術館関連建築の本を何冊か借り読んでいるところでした。磯崎さんの設計もいくつかありました。(この本は10年前で最近の建物は載ってませんが。。)
近県の中で、岐阜が意匠的な文化/施設が充実している感があります。
やはり織物や陶器で昔から培われたものが大きいのかも。
ココには学生らしい女の子の団体が来ていたのですが、なんと、その子達もカワイイ子ばっかりだったんです。
しかも、その後で行ったお店(↑の記事)も美人揃い。この日会った若い子は美人ばっかりだったんですよね~。
いや、もうビックリです。
で、若くない人はどうだったかと言うと…想像にお任せいたします(笑)。
働いている人は皆さん美人なのですね?
美術館だから、人も美しくなければ…ってことかしら。(笑)
この辺りにしては(失礼?)随分と洗練された施設です。この周辺は、観光するところも多いけれど点在してるので車で来るのが便利です。
近くに陶磁資料館やアウトレットモール(今さら不要でしょうけど、ル・クルーゼが入ってます)なんかもありますよ。
そして、このセラミックパーク内ではよく(月に一度?2日間)「セラパーク楽々市」としてクラフト作品・骨董・野菜の市が立つんですって。
GWは隣の土岐市でも大規模な陶器市がありますし(もちろんココもGWは市が立ちます)、美濃焼がお好きなら絶対オススメのスポットになってまーす。
それなら建築にも敏感なわけです~。
磯崎新氏はワタクシも好きです。洗練されたデザインをなさいますよね。
ご本人を知らないので、現場の方はどういう印象なのかは分かりませんが…。
ここは市街地から車で移動しないと来れないようなところにあるんです。
周囲に核融合科学研究所とか超高温材料研究センターとか、工場や研究施設が軒を連ねてます。と言っても山の中(笑)。
こんなところで勤められたらいいだろうなぁ、と思ってしまいました~。
世の中には美術館って、探すと結構あるもんね。
そちら方面で好みのところがたくさん見つかるんじゃないかなー。
パンを自分で捏ねて作るんだー。
えらい!
ワタクシはその作業がイヤでなかなかパン作りに手を出せなかったのよ~。今も機械が捏ねてる^^;
台所で出る音なんて知れてるよ。がんばってね♪
ここの美術館、とっても素敵ですね。
妙にブルジョアなイメージでもなく、
モダンっぽいけど、この緑の背景のせいでしょうか。
全然、冷たいイメージのモダンに見えず。いい感じです。
こんなエントランスの広がるおうちだったらいいなー。なんてね。笑
まみこさんもおっしゃてるけど、敷居の高いだけの施設は勿体無いですよね。
たくさんの方に利用してもらってこそ!って思います。
いそざきあらたーーーー!彼は知ってる!
別に私が好きな人っていうわけじゃなくて、うちの旦那はゼネコンに勤めてるので、
やっぱり建築物には興味があるから、
よく名前を聞いたのですよ。
なら100年会館っていうホールがJR奈良駅近くにあるのだけど、そこの建築も彼ですわ。
椅子のすわり心地と音響はそんなに良くないけど(笑)。
地域のひとに使ってもらえる美術館っていいね~。敷居が高くても何の得にもならないと思うんだよね。
私も陶芸家なんて、さっぱり知らないですよ。でも、なんとなく聞いた事があるようなお名前ですね。でも、どんな作品か???です。
で、リンク先を見てみました。
歩く期なら世田谷美術館も1本でいけそうだけど、きっと行かないなぁ。この前のパラミタの企画展の方のが好みですわ~、私。
ところで、イーストはピザ用を買おうかと!でも、パン屋ピザをこねていたら、騒音がすごそうだから、また怒られかねないなぁ。