アバウトなつぶやき

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大切な時間

2005年03月05日 | おでかけ
 以前勤めていた会社の創設者であるO氏が亡くなってから、一年が経ちます。とても人望の厚い方だったこともあり、O氏を偲ぶ会が大阪(主催は大阪本社)で行われました。
 ワタクシは同窓会気分で参加。独身時代の楽しかった時間を共有した方々に会えるのは、それだけで幸せです。なのに、お招き頂いただけでなく「遠方だから」と交通費までご負担頂きました。感激~(涙)
 会の途中、同じく創設に携わった方々が、座談会形式でO氏の思い出話を語って下さいました。その話を聞くにつれ「立派な方を亡くしたんだ…」という思いにかられ、目頭が熱くなります。
 この会社、創立30年にして今の社長は確か5代目。ワタクシの在籍中にも社長が交代したのですが、それは決してもめごとがあったからではありませんでした。O氏の「同じ者がトップにいるとマンネリ化してしまう」という真摯な信条によるものだったそうです。
 O氏は社長就任中、ワタクシのような遠方の新人にも忘れずに声をかけ、目を細めて話を聞いてらしたものです。最近、コクドの堤氏の話をメディアでよく耳にしますが、えらい違い。
 会が終わった後、社の手がけた会場前の「旧藤田邸庭園」を散策してきました。都市公園コンクール「国土交通大臣賞」受賞作とあって、なかなか立派。(念願の設計部門1等賞、おめでとうございます!)
 でも、「藤田美術館」は休館中でがっくりでした。国宝の「曜変天目茶碗」が見れるかもと思って期待してたのに…。「この茶碗の保存のために気候のいい時期しか開館しない」と聞いたことがあるんですが、大阪の人の言い分じゃ「税金対策のためにやってる美術館だから、博物館と認定されるギリギリの日数しか開館しないだけや」とのこと。おー、なるほど。一理ある。
 大阪市が買い上げるとのうわさもあるようで、市の持ち物になったら、1年中開館するのかしら?

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