アバウトなつぶやき

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子どもアートinみえ

2011年02月04日 | かんしょう
先週はしろうたと一緒に、三重県立美術館で開催中の「子どもアートinみえ」に行ってきました。


これは以前からこの季節に開催されている企画で、三重県立美術館教育普及活動の一つです。
体験型の活動であり、ワークショップによる作品や、その報告が紹介されています。
今回は、小学生は「絵を見てお話をしよう」「ダンスでアート!」、中学生は「一番大切な思い出の風景(作画)」「声変わりの日(作詩)」というテーマでした。
ちなみに、入場料は無料です。

普及が目的とあって、気負わない感じ(でも一生懸命)が伝わる展覧会です。
まず入口すぐに小学校低学年の絵を見た感想が展示されていますが、読んでほのぼの。

子供達の感想が、発した通りの言葉(手直し無しの方言のまま)で書いてあります。シャガールの愛を描いた作品も、子供達からすれば幽霊の出てくるコワイ絵に(笑)うちの息子の感想も、きっとこんな感じだな(≧∇≦)
でも、中には「この二人ラブラブやん~」なんて感じの感想もあり、 感性もさまざまです。
この絵の主題は…なんて言い出すと絵の鑑賞に答えを求める事になるんだけど、そういう表記が一切無いので、安心しました。素直な気持ちで観る事が出来るのは大事ですよね。
芸術鑑賞が教養の一つのように言われる事はよくあって、実際にそういう扱いをする人も居るんだけど、私としてはテレビを見て芸能人をカッコイイと思うような感覚で「あの絵、きれいだよね~」「あの彫刻、気になるぅ」って言えたら楽しいと思ってるし、私はそういうスタンスで美術館へ行ってます。

小学生が素直な感想を述べてるのに対し、中学生は自分の内面と向き合い、それを作品として表に出すことがテーマです。

思春期の頃に内面と向かい合うのは大切ですよね。
対象者がこのワークショップにどういう経緯で参加したのか知らないけど、この作業は美術や国語の授業みたいでイヤだった子も居ただろうなぁと思う。
でも、出来上がった作品はと言うと技巧を凝らしていない代わりに率直に表現する事に成功していました。
 こういった活動から、自身の内面を表現するという行為、ひいては芸術に親しみを感じられるようになると良いな、と思いました。

 これ見たら、私も何かしたい、って気持ちにさせられました。若さ、良いですよ。

 

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