アバウトなつぶやき

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桜餅(道明寺)

2007年04月22日 | たべもの
 桜餅は関東と関西で違いますね。関東風は小麦粉を使った桜餅(長命寺)、関西はもち米を使った桜餅(道明寺)、というのを知ってる人も多いと思います。
 どこからどこまでが道明寺粉を使うのかは知りませんが、うち(三重県)はもちろん、道明寺粉を使った桜餅です。

 昨年から周囲に影響されて、保存食作りにチャレンジするようになったワタクシ。
 春になってからは「桜の葉の塩漬けが作りたい!」と周囲にもらし続けています。
 桜の葉を塩漬けにするには、オオシマザクラという白い花の咲く桜が最適なのですがなかなかオオシマザクラの咲いているところにめぐり合えません。
 公園以外では、小学生の頃の通学路に一本生えていたのを知っているのですが、その場所の桜を見に行ったら人目が多い上に斜めに倒れて川に張り出した格好になっていて、かなり採り(盗り)づらい場所になっていました。
 無理してでも採るかどうか悩んでいると、その翌日に立ち寄った製菓材料店で葉の塩漬けは50枚入り300円で売られていました。
 「恥ずかしい思いをするくらいなら、買ったほうが安いかな…」

 ってわけで、結局は市販品を買ってきまして桜餅を作ってみました。
 以前に桜餅を作って失敗して以来、手を出していなかったのですが、先に葉を買ってしまったので作らないわけにもいきません。
 ちなみに、以前の失敗とはどういうものだったかと言うと、色粉を粉のまま耳かき半分程度入れてしまいショッキングピンク色の餅にしてしまったこと、その上、その餅は蒸しすぎでベタベタだったのです。もしかしたら葉の塩抜きもしなかったんじゃないかな…?
 とにかく、あまりにも不味そうだったので捨ててしまったのでした^^;
 蒸すという行為が苦手なワタクシとしては、和菓子を作るのはかなり勇気が要る決断だったのですが、道明寺粉の裏に書いてある説明を読んだらあることに気づきました。
 道明寺粉は蒸す前に一度「炊く」という工程があるのですが、そこに「米を炊くように鍋で炊く」と書いてあったんです。
 「米を炊くように…?」
 なーんだ、米を炊くなら炊飯器でオッケーじゃん!

 そこで今回は、道明寺粉+水+砂糖少量+極微量の色粉を炊飯器に入れて普通の炊き方でスイッチオンし、炊き上がったらしばらく(10~20分)蒸らした後、すりこ木でついて粘りを出しました。
 
 できた~!
 フラッシュでかなり白く写ってますが、今回はほんのりとしたピンクになりました。
 炊飯器でやれば失敗しないのかぁ。よし、これならまた作れる!
 
 今回、餡は市販の小豆粉に砂糖と塩少々を入れて練り上げたものです。
 確かにあんこなんだけど、特に美味しいとも思えません。
 根性を入れて餡を手作りするか、和菓子屋が販売してる餡を買ってきたほうが美味しいのができるな、と思いました。
 今年は和菓子入門として、桜餅を美味しく作れるよう練習したいと思いまーす。