アバウトなつぶやき

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文化財防火デー

2007年01月25日 | ぷちねた
 明日、1月26日は文化財防火デー。
 文化財防火デーの制定は、昭和24年1月26日に、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺(奈良県斑鳩町)の金堂が炎上し、壁画が焼損したことを契機としています。

 うちの職場には市の指定の文化財が置いてあったりします。
 県指定や国指定の文化財に比べるとランクが低い扱いなワケですが、一応「文化財」ですからこの「文化財防火デー」は他人事ではありません。
 消防設備などに関して我々が出来る事はありませんが、文化財の保護意識を持つということで話がありました。

 今の職場には数年にわたって勤めていますが、そんな話を聞いたのは初めてでした。なんでも、文化財指定を受けたのが昨年度で、今まではそんなことを気にする必要は無かったんですって。
 ワタクシは今日は半日出勤。午後からは消防から視察が来て、災害時にどのように対応するかというチェックされるとのことですが…今日、この話を聞くまであのブツが文化財指定を受けてるなんて知らなかったよ(ーー;) この1年のうちに火災があったらどうするつもりだったんだろう?頼むぞ~、働いてる人間がその事を知らなかったってのは問題じゃないのか~?
 指定された時にどこかで紹介されたんでしょうから「意識が高ければそういうものに目を通しているはず」って言われちゃうんでしょうけどね。所詮はパート給なんだもーん。レクチャーしてくれなきゃ分かんないよー。

 文化財が置いてある部屋には鍵がかかっています。まずその鍵がどこにあるのかを知っていなければなりません。
 その場所すら知らない人も居ますからねぇ。今回の事は良い機会なのでしょう。
 世の中で「○○デー」とか制定されてても、「一体何の役に立つのさ?」なんて思うことも多かったのですが、こうやって制定されてるおかげで各所で何かしらの運動があると思えば、そう無駄なものばかりじゃないんだなぁ、と思い直しました。
 今のところ訓練があるわけでもなく、「もしも火災が発生した場合に(人命第一の上で)余裕があれば文化財を外に運び出す事を考えて欲しい」という簡単なお話だけ。こんな状態で実際に何かあった時にスムーズに運び出せるのかどうかは疑問ですが、話を聞かないよりはマシだと思っておきます。

 ところで、今回の事で初めて文化庁のHPを見ました。
 文化庁って文部科学省の中にあるんだよね?そもそも「省」と「庁」って今、一体いくつあるのよ?って思ったんです。
 すみません、文部科学省の中の外部機関って文化庁しかないのも(○○委員会、とかありそうじゃん?)、国土交通省の中に海難審判庁なんてのがあることも知りませんでした(←初めて聞いたっ)。…世の中は複雑だねぇ。