アバウトなつぶやき

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実演販売士

2007年01月19日 | ぷちねた
 先日東急ハンズへ行った際、自分の家にあるナイフが実演販売の机の上に並んでいるのを見かけました。
 その時間はお昼どきだったのか販売員さんは居なかったのですが「あぁ、この商品って本当に実演販売の商品なんだなぁ」と思ってその場を後にしました。

 ワタクシが持っているナイフはこれ。

▲カフェド・スパチュラ


 このナイフ、切れ味はなかなかです。こういったギザギザの刃は概して切れ味が良いものですよね。
 チーズくまさんも推奨するウェンガーのスナックナイフは、ブレードの手ごたえがあるけれど、このナイフはぺらんぺらんで鋼(=刃金/はがね)にあたる部分は特にありません。しかし薄さゆえケーキなどを切った時にサーバーに持ち替えなくてもよく、すぐに切り分けられてなかなか便利。
 しかも先が丸いので、テーブルへ持ち運んだ時の恐怖感が少なくて済みます。

 これを購入したキッカケは他のキッチンツールを調べていてたまたま上記のサイトの写真を気に入っただけで、このサイトに貼り付けられている実演販売のムービーを見たから、というわけではありませんでした。
 実はワタクシ、実演販売というのはかなり胡散臭いと思っておりまして「あの話術にハマってはなるまい」と、進んで見ないようにしております。
 が。
 今日、夕方のニュース番組の特集で「実演販売に憧れて入社しました」という売れっ子若手販売員を取り上げていたんです。
 ふぇ~、こういうのを目指してる人も居るんだ、と、目からウロコ。
 その後、実演販売を仕事とするコパ・コーポレーションの様子を見ていて、また納得。
 彼らに言わせると実演販売士というのはしゃべりの上手さ・商品知識・そして説明における全体の構成力が求められる仕事だというのです。商品を見つめる目は厳しく「消費者のプロ」であると豪語します。
 そして何より、実演販売という仕事は「寅さん以来の日本の伝統芸(?)」みたいな事をおっしゃっていました。
 うーん、なんでも誇りを持ってやってるってのはすごいことだねぇ。
 ちなみにワタクシがその特集で見た販売士さんは「レジェンド松下」さん。おぉ、確かに彼ならなんだか楽しそうで、胡散臭さが減るかも。テレビのお客さんも「つい欲しくなっちゃうわね」なんてコメントをしていました。
 そっか、伝統芸として見れば面白いかもしんない。以前に三重で「まつり博」ってのがあった時に初めて「バナナの叩き売り」や「ガマの油売り」を見て感動したもん。
 ただこれって、ビミョーに違う気がしますが…。
 とにかく、話術にハマらずに見る分には楽しいのかも知れないな、と思ったのでした。イケメンの販売士とかいるみたいだし、意外に追っかけとかいるのかも(笑)?