アバウトなつぶやき

i-boshiのサイト:「アバウトな暮らし」日記ページです

引率とおやこ寄席

2006年08月27日 | かんしょう
 今日は市で開催される少年少女球技(ドッジボール)大会の日。うちの地区は校内予選で優勝しているので、本戦のために四日市ドームまで行って参りました。
 
 うちの地区はリクレーションの一環という感じなのですが、市内には個人のドッジボールクラブを持っている地区も多いのです。そういうチームは「優勝するぞ!」という気迫がひしひし伝わってきます。お揃いのTシャツにひざサポーター、お茶はキーパーに入れて、おっ、机まで持参ですか!?
 うちの地区。
 男子はバラバラのTシャツだし、ジーンズの子とかいるよ(ーー;) 女子チームは体操服で統一はしてるけど、引率の大人はカメラすら持って無いし。ね、なんか携帯電話のカメラで撮るのって恥ずかしい雰囲気じゃない?
 試合ともなるとその差は歴然。
 地区内にクラブがあるチームは動きが違います。
 逃げる時は中心に寄って腰を落として下がる。そうすると受けやすいし、ミスした時も隣に居る子がカバーできるみたい。最近は外野が横にもあるんだけど、寄ったままササッと移動してるんだもん。大人も首から「カメラ」のIDカードを提げて写真撮ってるし。す、すみません。私達ってばこんなんで。
 結局、1回戦で負けてしまいました。残念です。
 子供たちは帰りにみんなでマクドナルドで食事できたのが嬉しかったみたいなので良いと思うけどね~(^^ゞ

 さてこの試合中、ぶーぶー文句を言っていたうちの長男。次男は実母に預けたのですが、長男は引率に同行して来たのです。
 うちの地区は女子チームの出場だったので会場内に友達が居るわけではなく、ゲーム持参というわけでもなく、で、退屈退屈でぐだぐだとくだを巻いているのです。「今日の主役はアンタじゃないんだから我慢しなっ!」と喝をとばされてまたもやふてくされの長男。
 しかし、そんなことが予想されつつも付いて来たのはなぜか。
 それは、早く終わったら一緒に出かけようと言っていた所があるからなのです。

 午後の予定。
 それはメリーゴーランド主催の「おやこ寄席」があるからだったのです。
 今日はお店の裏で「夏まつり」と題して出店が出たり、ゲームをしてくれたり、そして終盤には紙芝居をしてくれます。これは毎年恒例なのですが、ゲストは毎回違うようです。去年は確かウクレレ持って歌いながらやってたはず。
 今年の紙芝居は「黄金バット」の作者の作品。「バット少年」(だったかな?)とやらが活躍する話です。おぉ、本物や~。絵が古いぞ~。


 この紙芝居が終わったのが1時40分頃。さぁいよいよ2時からは落語が聞けますよ~♪
 3Fにあがるとこんなセッティングが。

 子供にも落語を楽しんでもらおう、という主旨なので子供(参加は小学生以上、幼児不可)は前に、大人は後ろに座ります。
 早々に一番前のど真ん中に座る長男。な、なんと素早い…。
 この後、この会場は満席になりました。

 今日の演目は「牛ぼめ」と「ごんべえだぬき」。出演は「桂文我」さんとお弟子さんらしき「桂まん我」さんです。
 すぐに演目に入らないのはさすが「おやこ寄席」。まず初めに「落語について」を話して聞かせてくれます。
 落語というのは笑って楽しくなるものだよ~、から始めて、こんな格好でこんな小道具を使うんだ、と言いながらその場で羽織から長着まで脱いでくれたり、扇子や手ぬぐいで麺をすすったりお銚子をつけたり字を書いたりしてくれます。
 そしてその後、「たった3秒の落語」や、「1人で2人を演じるコツ」なんてのも話してくれました。
 レクチャーも本番も、子供たちは大笑い。
 長男を後ろから見ていたら、聞いているうちにだんだんと体がぐらぐらし始め、足を伸ばしたり手を横に着いたりしていました。「あんのやろ~、一番前で行儀の悪い格好しやがって~」と思って見ていましたが、さすが子供のために公演しているだけあります。桂文我さんのグッズ販売のところに書いてありましたが「子供の反応は体のスウィングで分かる」というようなことが書いてありました。行儀が悪くても、その辺は理解していただいてる…のかな?
 こういう企画、本当にありがたいです。
 ご本人もおっしゃってましたが、「こんな小さいうちから本物の落語が聞けるなんて幸せ者」なんでしょうね。
 ちなみに長男、「笑いすぎて喉が渇いた。学校からの帰り道より喉が渇いたわ。」と言ってました。
 午前中に機嫌が悪かったのはどこへやら。夏休みの中でも、楽しかった選りすぐりの1日になったようです(笑)。