アバウトなつぶやき

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森町探訪

2005年09月25日 | おでかけ
 静岡県周智郡森町にあるデイトナにて「ショーサーキット」という、スライドパークを利用してのイベントがありました。ご主人さま、知人からの連絡で前日にいきなり参加決定です。
 家族で会場まで行きまして、ご主人さま&長男はバイクでそちらに参加。ワタクシ&次男は友人(以下、きーちゃん)を呼び出して森町観光です。
 専門学校時代の友人なのですが今でも時々連絡を取っていて、彼女も名古屋へ来るときは連絡をくれます。今じゃお互いに子供がいるけれど、それも含めて一緒に遊べるのが嬉しいです。
 今回、いきなり呼び出したにもかかわらず、快く会場まで迎えに来てくれました。しかも家族で!ありがとう~。

 森町といえば清水の次郎長の子分「森の石松」の名を聞いたことがあるのではないでしょうか。ワタクシも詳しくは知らなかったのですが、きーちゃんによると次郎長は正義感あふれる漢(おとこ)で知られているけど、石松は喧嘩っ早かった事もありお寺の中にはお墓を作って貰えなかったとか。
 けれど、今は大洞院の入り口にお墓も建て直されていました。(石松の墓石は「勝負運が付く」と言う事で削りとられたり盗まれたりしたそうです。)お供えにワンカップが転がってるあたりが「お酒好きだったんだなぁ」と伺えて笑えます。
 大洞院を離れる頃には時刻がお昼を過ぎていたので、食事のためにアクティ森へ移動です。
 アクティ森にはフレンチで有名なシェフがいるそうです(昨日のコメントでは3号さんもご存知でしたね)。テレビで見たことがあったので、思い切りミーハーに「森町には有名なシェフがいるんでしょ!?」と言ったら「あ~、いるみたいだけど予約しないとダメなんじゃないかなぁ」との答えが返ってきました。
 もちろん昼間からフランス料理を食べるつもりもなかったのですが、この返事で「地元民は特別に思ってなくて、大騒ぎするのは余所者」っていうのが分かりますよね。これ、別にがっかりしたんじゃなくて、ワタクシとしては本当の森町の空気が吸えた感じがして嬉しかったりします。
 食事の後にアクティ森の裏にある川で子供達が1時間ほど遊んでいるのを見ていたのですが、この時間がまた良いです。お互いが無理なくのんびり~。それでいてとっても楽しい!久しぶりに会ったのに、空気が軽い、軽い。
 川で驚かされたのは、きーちゃんちのお子さんの軽快さ!
 森町に流れる川はどこも美しく、生き物が豊富です。きーちゃんちは森町の下流にあたる袋井市がお住まいなのですが、そこでも川遊びをよくするらしくて川にとっても慣れ親しんでいます。お子さんたち(男の子2人と女の子1人)の生き物を見つける目がすばやいことと言ったら、うちの息子の比じゃありません。
 「あ!そこにカニ!」「ほら、おたまじゃくし捕まえた!」「このヤゴ見て~!」と次々に生き物を捕まえます。
 一番驚いたのは、アクティ森の裏に流れる川で手づかみで12~13cmのカジカナマズを捕まえてきたこと。捕まえたのは小4と小2の男の子ですが、そんなのってタモがなくても捕まえられるもんなんだ~!!びっくり仰天です。
 ちなみに捕まえたナマズ、赤いなぁと思っていたのですが、家に帰って調べると、どうやらアカザのようです。環境庁レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類だって!すごい!おまけに「ひれに毒針がある」とか書いてあるんだけど…。いいのか?手づかみで。
 「うちのサイト見てくれとか言ってる場合じゃねぇなぁ」と頭によぎるワタクシ。
 外で思い切り遊んで、笑顔いっぱいで、小さい子の面倒もちゃんと見て…おぉ~ワタクシの子供に対する理想形がここに!って感じのお子様たちでした(笑)。
 4時にはご主人さま&長男の待つ会場へ戻ることになっていたので、「香勝寺が見たい!」と頼むワタクシ。森町は花の名所が多いのですが、香勝寺は桔梗が2万本以上の桔梗が植えられていて、別名を「ききょう寺」と言うのだそうです。
 これがまた分かりづらい場所にありました。地元民は意外に行かないらしくて、ちょっと迷いながら到着です。
 桔梗は開花期が初夏~初秋。真夏の暑い時期に一度休んで涼しくなった頃にまた咲くのですが、花というのは咲き始めが美しいもの。もう花のシーズンも終わりで「観覧料は今日までなんですけど…」と、入り口で言われたとおり、花はもう見頃を過ぎたようでした。
 一番美しい時期は過ぎてしまったようだけれど、一面に桔梗の植えられている様は圧巻♪
 ただ一言 言わせていただくとすれば、入り口付近の花壇は瓦を使ったほうが良いかも…。敷地内の高台に行くところは花壇の縁に瓦を使っているので風情があるのですが、その他はコンクリートブロックを使っているので、花の終わりがけには目立っちゃいました。
 でもね、これも手作りの味かな~と思うと良く思えるものです。花の間を駆け回る子供達がとても楽しそうで、それだけで満足することができました。

 会場に送り届けてもらうと、もうレースは終わっていました。
 きーちゃんご家族に別れを言うと「いや~っ」と泣く次男。うん、楽しかったもんね。また今度、遊んでもらおうね。
 で、レースの結果と言えばご主人さまはクラス6位。入賞ならずで悔しかったみたい。
 しかし、長男は初めて(サーキットでないとは言え)コースを走ったのがとても楽しかった様子。度胸試しが済んだので、次回はサーキットデビューが果たせそうです。
 ふふん♪こちらはこちらで楽しかったみたいじゃな~い?二手に分かれた別行動だったけど、お互いが満足できる一日で良かったね♪長男、今度の休みのサーキットデビューは見に行くから安心してね。

 最後になりましたが、いっくん(きーちゃんちの次男)の誕生日にもかかわらず、ワタクシ達のために時間を割いてくれたきーちゃん&ご家族さま。楽しい1日をありがとうございました。