お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

中道

2008年07月31日 | 仏教
 お釈迦様は、釈迦族のプリンスでしたが、王宮の快楽生活を捨てられました。
 お金も女も地位も・・・人にチヤホヤ、頭を下げられることも・・・「虚しい」と思われたわけですね。

 そして、それはそれは厳しい苦行に励まれるのですが・・・
 その苦行・極端な禁欲主義も捨てられます。

 それは、「キツイから、もうヤ~メタ」ってことじゃなく、
 肉体を極限に追い込んで修行しても、精神的に疲れて?、正しくない「妄想」を観、それを「真理に至った」なんて勘違いするかもしれない。

 お釈迦様の弟子・ソーナさんが激しい修行を続けておられた時、お釈迦様はこう仰ったそうです。
 「ソーナよ。おまえは琴を弾くのが上手らしいが、琴の弦は、あまり強く張っても、逆に、弱く張っても、いい音は出ないだろう。弦をほどよく整えることで、よい音を出すことができる。仏道もそれと同じではないか」

 極端を排する「中道」が仏教であります。「ほどよく」「よいかげん」
コメント (5)
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