お寺のオバサンのひとりごと

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世界宗教者会議

2008年07月29日 | 仏教
 本願寺新報7月20日号によると

 先日の洞爺湖サミットを前に、札幌で「世界宗教者平和会議」が開催。 23カ国から300人の宗教者が集まられたそうです。
 日本からは、本願寺ご門主、天台座主、高野山真言宗管長などの諸師が参加。

 本願寺ご門主が開会式において、英語で基調講演をされたそうで、その日本語訳が掲載されていました。そのごくごく一部をご紹介です。

「例えば5月の中国四川省の大地震は国家や宗教の違いを超えて、助けたいという思いを多くの人にいだかせました。ところが、イラク戦争においては、味方の犠牲に心を痛める人々が、敵側の犠牲には心を痛めるどころか、拍手する人まであります。しかし、犠牲者の多くは罪のない庶民、弱い者です。(略)私たちは事件や紛争、飢饉や飢餓という現実を偏見少なく、見つめるところから出発したいと思います」

「人間は欲望無しには生きられませんし、世の中の発展もありませんが、一部の人々が節度なく、欲望を広げる時、人間同士の対立が生じ、動植物を含む環境の汚染破壊が進みます。人間は地球上の複雑なつながりの一部分を担っているのです」

コメント (4)
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