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お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

出版騒動記

2007年02月02日 | 本紹介
 きょうは佐賀の平野部でも、うっすら雪景色。
 さて本日、出版社から私が書かせていただいた本が仕上がって届きました 

 この数年「お寺は誰か死んでから初めて用がある所」「宗教の信心は危険」「仏は自分の願い事をする対象」といったお寺や仏教に対する大きな誤解を何とか払拭したい・・・と、その気持ちが高じていました。(更年期の「のぼせ」ならぬ高熱)

 仏教知識ゼロからスタートした私だからこそ、お寺・仏教を誤解しておられる方々に何かお伝えできることがあるのではないかと大それたことを考え、昨年の今頃、原稿をまとめました。(更年期のウツならぬ躁状態)

 最初は自費出版を考え、新聞広告が出ている数社から見積もりをとりました。車が一台買えそうな費用でした。
 安く仕上げるために、ただ、印刷会社で製本して本にすることも考えましたが、自分で編集する能力がありません。それに仏教教義に踏み込んでいることもあり、これはどなたか専門の方に見て頂いたほうがいいと考えました。

 いろいろ悩んだ末、ダメもと覚悟で思い切って京都の仏教書専門の出版社に原稿を送りました。本当に厚かましいことです。優秀なご住職や研究者の本を出されている出版社に私のような一お寺のオバサンの書いた物を送りつけたのですから・・・

 一ヶ月後、全く思いがけず、その出版社N社長から「出しましょう」とお電話いただき、びっくり 恐縮
 やがて、編集者のW氏(ご自身もお経や仏教のわかりやすい解説書数冊出版されている)からご指導いただき、原稿、校正やりとり、昨年末、校了。年明けて本日出版、まもなく流通の運びとなりました。

 本の題名は「お寺は何のためにあるのですか?」法蔵館から出版、定価千円です。
 「お前のようなヤツが書いた物が千円もするのかあ 」とお怒りのあなた・・・法蔵館が付けられた定価ですのであしからず、お許しあれ。

 きょう初めて対面したわが本は、ほんのりピンク色の表紙で、やわらかいイメージに仕上がっています。 

 著者名は、恥ずかしいので匿名にしたかったくらいなのに、表紙にデカデカと本名が書いてあります。しかも絶対、誰も読めない妙な名前なので、ご親切に「ふりがな」までふってある・・・漢字だけの氏名で「これ一体何と読むのか」謎のままがよかったのになあ・・・表紙の校正までなかったもん。

 いずれにせよ珍しい名字なので、お寺関係にバレバレ・・・佐賀教区の皆様、私のような者がエラソウなことしでかしまして、すみません。
 
 一般の方には広く宣伝したい反面、狭い佐賀では、夫の面子をつぶさないよう(内助の功とかけ離れた、おとなしくない妻なので・・・)ひっそりとしていたほうがいいのか・・・悩めるところであります。

 知り合いの皆様には送本させていただきますので、ご迷惑でしょうが私の「更年期の仏教情熱」を読んで笑ってやってください。
コメント (8)
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